末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

当たり前だ 厚労省

2008-04-30 14:36:00 | 医療の民営化と闘う

 毎日新聞より
後発薬:「手当打ち切り」撤回 都道府県に通知…厚労省
  生活保護受給者は安価なジェネリック(後発)医薬品を使うよう、厚生労働省が自治体に指導を指示していた問題で、厚労省は30日午後、従わない場合の手当打ち切りなどの対応を撤回する通知を都道府県などに出す。舛添要一厚労相が同日の閣議後会見で明らかにした。
 後発医薬品の普及は、国が医療費削減策の一環として取り組んでおり、厚労省は今月1日付で
▽先発薬を使い続ける生活保護受給者には口頭や文書で指導する
▽指導に従わなければ保護の一時停止や打ち切りを検討する--
などの通知を出した。
これに対し「患者の選択権を奪う」との批判が上がり、舛添厚労相は国会質疑で「強制的な措置ではない」と答弁していた。

 新たな通知は、安全性が同等な後発品は国民全員で使用を進めていくとの趣旨を受給者に説明するとし、手当打ち切りなどの強制措置の検討は盛り込まない。舛添厚労相は前回の通知について「役人言葉で書かれており、国民の目線に立っていなかった」と不備を認めた。
 
 労働者の怒りを思い知れ!ちょっとまずかったくらいにしか思わないのが厚生労働省です。労働者の団結で完全粉砕を!



本山第二小学校の同窓会

2008-04-29 10:33:35 | Weblog

 神戸市本山第二小学校6年2組 21回目の同窓会に7年ぶりに出席しました。
4月29日に毎年開いています。小学校の同窓会としてはよく続いているのではないでしょうか。
 これから65歳の誕生日を迎えて介護保険証が送られてくる年です。昔話に花が咲いた頃、震災や尼崎事故の話、後期高齢者医療制度の話へと移っていきます。「年よりは早く死んでくれということ」「世の中、変えなあかん」「どこに投票したらいいの」「少なくとも自民党と公明党には入れんとこ」など。
 食事をしてから学校の周りを一周。阪神淡路大震災で小学校も本山中学校も立て替えられていました。(私だけ校区が変わった魚崎中学校も建て替えです)
 当時の先生達は日教組の若手組合員ばかりで、うるさいから神戸市の一番端に飛ばされたとか。綴り方教室などで感受性を育ててくださいました。50年経っても集まれるのはそのせいでしょう。 
 ブログ必ず見てくださいね。動画は公開しませんから安心して。また来年会いましょう。

「生活保護は後発薬」

2008-04-28 10:17:05 | 医療の民営化と闘う
 
 厚生労働省が「生活保護受給者は4月1日から後発医薬品しか使えない」通達をしていたことがわかりました。本人にそのことを指導し、従わなかった場合は診療明細書をチェックして「保護の打ち切りも検討する」というのです。
 保護を受ける理由の43%が傷病。新自由主義が競争、安全性無視、差別と格差と貧困で生み出した傷病は増えるばかり。医療扶助は国の義務であり労働者の権利です。
 それなのに「生活保護の医療扶助は最低限の医療を受けてもらうのが目的だから」とは憲法25条もびっくりです。健康で文化的な最低限の生活を保障するために医療は平等に最高でなければならないのだ。
 国は「有効性や安全性は先発薬と同等」といいますがこれはうそ。私たちも患者さんの希望で安い薬も使いますが、効果が違うものがたくさんあります。主成分は同じでも溶剤やコーティング剤が違うからです。
 4月から始まった新医療制度が、お年寄りだけでなく全ての国民の医療を抑制することがますますはっきりしてきました。
 私たち労働者は国家が医療の内容まで管理、強制することは許さない。
 直ちに医療・福祉の現場から新医療制度廃止、福田内閣打倒の行動に打って出ましょう。

母の介護 その1 久しぶりの親孝行

2008-04-27 10:33:04 | 家族介護
 

 母はこの3月で86歳になりました。高槻で一人暮らしです。週3回ヘルパーさんに来てもらって元気にやっています。今日は「お誕生日」と「母の日」を兼ねて両親のお気に入りのお店に食べに行きました。写真は母とお店のママさんです。
 10年前に父が他界するまで、二人とも保育士として働いていました。父と同じ膵臓がんが見つかって4年前に八尾の徳洲会病院で手術して退職。昨年肺への転移が見つかって再手術。父が85で亡くなったので「その年まで生きたい」という希望はクリアできました。村上先生をはじめスタッフのみなさんのおかげです。両親の遺伝子を受け継いで私もお世話になる可能性が高いです。
 最近耳が遠いのでメールでのやり取りが多くなりました。父の写真に向かって「おいしいもの食べてきたよ」といつまでも仲のいい二人です。

4.26尼崎労働者集会に560名

2008-04-26 22:19:19 | 民営化は戦争への道



 「3年前の尼崎事故の原因は分割民営化だ」このことを言い切った唯一の現地集会でした。八尾北医療センター労組と解放同盟全国連西郡支部からも発言し、亡くなった107人の労働者に、二度と事故を起こさせない労働者の団結を固める誓いを行いました。
 現場労働者・労働組合の団結が破壊された時、安全=命が奪われます。人員を減らし、スピードを競い、車両を軽量化して経営を優先する新自由主義=民営化は、労働者が団結して初めて打ち破れる。動労千葉は「闘いなくして、安全なし」を運転保安闘争で貫いてJR東に危険な傷レールを30km交換させる成果を勝ち取っています。
 
 後期高齢者医療制度は、医療福祉労働者の人員と病院やベッドを減らし、「公平性」「トリアージ」「安楽死」で「殺人」を正当化する戦争医療への突入です。福田政権もろとも打倒・廃止するしかありません。
 
 4月20日の京都の集会と本日の集会で、あらゆる職場、産別、団体、年齢・・・の違いを超えた、関西の新しい、しかも若い労働運動・革命運動が始まりました。

人間ドックの補助金打ち切り

2008-04-24 08:18:27 | Weblog
 
 これまで国民保険加入の75歳以上の市民が「人間ドック」を受けた場合、一般検査は36750円が10500円、脳ドックを加えても56700円が12300円の費用ですみました。
 しかし4月から後期高齢者医療保険に強制加入となり全額自己負担となります。大阪府広域連合に問い合わせたところ、「人間ドックの補助はしない。今後も考えていない」とのことでした。
 74歳以下の人とここまで差をつけるとは。今回の医療制度改悪にますます腹が立ってきます。すでに全国からかけつけた抗議の国会前座り込みが始まっています。 八尾からも大挙国会へ向けた撤回要求の行動を起こしましょう。

4.26尼崎闘争へ

2008-04-23 18:51:07 | 民営化は戦争への道


八尾北医療センター労組が、西武百貨店前で後期高齢者医療制度撤回の署名を行い、
4.26尼崎労働者集会
の呼びかけを行いました。 
尼崎事故から3年になります。107人の命を奪ったのは国鉄の分割民営化でした。
民営化されたJRは競争に明け暮れ、利潤を生まない「安全」に投資を行いませんでした。規制緩和=新自由主義の行き着く先です。労働者が団結し、労働組合が闘っていればこのような事故は防げたはずです。
 医療の現場でも同じことが多発しています。阪神淡路大震災や尼崎事故の原因にふれないで
「命の選別=トリアージ」
をNHKが放映しました。(4月15日ブログ)
 私たち医療・福祉労働者は、民営化=新自由主義に絶対反対し、助かる命のために重傷者や老人は早く死ねという「トリアージ」の手先になることを拒否します。
 国鉄分割民営化に反対して闘っている動労千葉のように、
八尾北医療センターも医療と住宅の民営化に反対して自主運営を開始しました。
「安全」は現場の労働者の団結と闘いでしか守れません。
「安全=命」は労働者の団結そのものです。
 
民営化絶対反対4.26尼崎闘争で関西の労働者の団結を広げましょう。
 4月26日JR尼崎駅・北口広場
 12時30分集合 13時開始
 集会後、事故現場に向けてデモをします



玉串川の散歩

2008-04-22 07:32:58 | 私の健康法

 ブログのために時間とられて歩くことが減りました。そこで考えたのがウオーキングしながらブログ用の花を写すことです。だから途中でストップしてばかり。
 たまにはよそ様に了解も得ず写したものも入っています。
桜、木蓮、ぼたん、チューリップも終って
”はなみずき”が満開。
正確には花びらではないそうですが・・・。


群生する小さな花

畑の作物も緑鮮やか


 夏になったら朝顔のきれいなポイントがあります。乞うご期待!

西郡住宅明け渡し裁判始まる

2008-04-21 15:47:15 | 住宅闘争

 
「八尾市の問答無用の住宅追い出し裁判は差別だ!追い出されてたまるか!思い上がった行政・資本家をさばくのはこっちだ!」
 本日、大阪地裁806号法廷で西郡住宅明け渡し裁判の火ぶたが切られました。 
 西郡住民3名(3世帯)は、応能応益家賃制度絶対反対で団結し、10年以上にわたって元の家賃を供託して闘ってきました。当初3人ばらばらだった裁判の併合を勝ち取って、本日が事実上の初公判です。
 傍聴にたくさん駆けつけてくださってありがとうございました。
 「ここは私たちのムラだ。追い出すなら家と土地を元通りにして返せ。柱に体をくくりつけてでも闘うぞ!」
この3名の不退転の決意とかたく連帯し、アメリカサブプライムローン追い出し阻止など、拡大する世界の労働者の住宅闘争と一つになって闘い勝利します。

外登法・入管法と民族差別を撃つ

2008-04-20 22:12:38 | Weblog


圧巻西郡アピール圧巻西郡アピール
 京都大学で開かれた「民族差別・排外主義と入管体制を打ち破る関西研究交流集会」に、西郡から20名が参加しました。韓国民主労総ソウル地域本部イジェヨン本部長をはじめ、在日・滞日外国人の仲間と交流を深め、国境を越えた労働者の団結を誓いました。
 
 西郡、八尾北は、新自由主義=民営化と闘って団結を強めています。
住宅と医療を奪い返す労働者の国際的団結で世界革命に勝利しましょう。
 織田信長、豊臣秀吉の天下統一に反対して最後まで一揆で闘った一向宗の人達は身分を落とされ、人間外の人間として職業、住居、衣服まで制限を受けました。
その子孫がの人達です。
 資本主義は積極的に差別をとりこんで労働者が団結できないよう分断して階級支配を行っています。
 1917年のロシア革命の翌年米騒動を闘った民は、4年後の1922年にここ京都の岡崎でを結成し、「差別の原因は資本主義にある」と宣言し、1923年には「衡平社との国際的連帯」を勝ち取りました。
西郡からも大会に2名の代表を送り、常に大阪の闘いの先頭に立ち、戦後も、「診療所建設の闘い」を中心に闘ってきました。特に1960年安保闘争を労働運動と連帯して闘い、国と行政の差別の責任をみとめさせ、予算で劣悪な環境を変える勝利を勝ち取りました。
 私は、京大医学部のバリケードで70年安保闘争を闘っている時に、「西郡に来てほしい」と呼びかけられ、「白い巨塔」の医局と決別して西郡闘争に合流しました。35年前のことです。ここで世界革命の火が燃え続けている西郡を知りました。
1980年代から世界で始まった「帝国主義の新自由主義=医療と住宅の民営化」は日本では地域で始められました。解放運動を破壊するスターリン主義=日本共産党と解放同盟本部派がいたからです。これらと徹底的に闘かった私達には11月労働者集会の感激は特に強いものでした。お上に逆らってとことん闘う多くの仲間がいたからです。「この団結があれば勝てる」これが参加したみんなの感想でした。
 国鉄分割・民営化を切り口に始まった新自由主義攻撃は、体制内労働運動を乗り越える階級的労働運動に対する資本家階級の恐怖のあらわれです。団結があれば必ず勝てます。
 1996年「住宅政策の転換、市場原理導入、公住法の改正」は、応能応益家賃制度で公営住宅から住民を追い出し、公営住宅を民営化する攻撃です。
 又2000年介護保険制度と2008年後期高齢者医療制度は、1960年安保で勝ち取った国民皆保険制度を解体し医療を民営化する攻撃です。
 敵がから住宅と医療の民営化を始めるなら西郡から日本を変えよう!
サブプライムローンで住宅からの追い出しと闘うアメリカの労働者と連帯し、世界革命で戦争と民営化と貧困と差別の資本主義を倒しましょう。共に闘いましょう。 


大阪府医師会も外来主治医制反対

2008-04-19 06:28:54 | 医療の民営化と闘う

 大阪府医師会から4月15日付「外来主治医制反対」の連絡が送られて来ました。
 外来主治医制度は、多くの疾患を抱えたお年寄りの主病は1つと決めて、主病を診る医療機関だけしか後期高齢者診療料(600点=6000円)を認めません。
受ける医療の内容を制限し、他の医療機関に自由にかかれなくする制度です。
 主病は1つと限りません。それを医者が管理して「高齢者が自由に医療機関を選べなくする」のは反対です。「一般の患者さんも含めた人頭払い登録医制」にして「一人当たりの一ヶ月の医療費を制限する」厚生労働省の狙いが見えます。
 八尾北医療センターは外来主治医制をとりませんので、これまで通り安心してかかってください。

後期高齢者の特性

2008-04-18 20:09:32 | 医療の民営化と闘う


 厚生労働省は後期高齢者医療制度で75歳以上の人を別の保険にしたことの理由として、後期高齢者の「心身の特性」を次のように言っています。
 ①複数の慢性疾患を持っている。
 ②認知症がみられる。
 ③いずれ避けることができない死を迎える。
 なんという差別的な規定でしょうか!!
 「国にとっはお金ばかり使い、役に立たない人たちだから早く死んでほしい。」という貧困な日本の福祉の特性が出ていることに気づかないのでしょうか。
 お年寄りを主体にして次のように書き換えるべきです。
 ①戦後汗水たらして日本の経済を支えてきただけ病気が多い。
 ②必要な医療と介護で元気に社会参加し豊富な経験を後世に伝える。
 ③年寄りを粗末にする社会を変えるまでは厚生労働省の思うようには死ねない。

介護保険

2008-04-17 20:36:01 | 医療の民営化と闘う


 私 「介護保険の意見書を書くために記憶テストをしますね。ここに診察道具が 3つあります。これはなんですか?」
 Bさん「懐中電灯」
 私 「はいそうです。これは?」
 Bさん「聴診器」
 私 「はい。ではこれは?」
 Bさん「ボールペン」
 私  「そうですね。これを覚えておいてくださいね。引き出しに隠します」
 (5分ほど別の話をしてから)
 私 「さっき隠したものは何でしたか?」
 Bさん「懐中電灯。聴診器。ボールペン」
 私 「Bさんは80越してるのに記憶力いいですね。じゃ診察します・・えっと・・・・」
 Bさん「先生。何さがしてはるんですか?聴診器やったらさっき引き出しに隠したよ」
 私にもついに7月、介護保険証が来ます。

新医療制度で保険料が3倍に

2008-04-16 19:35:30 | 医療の民営化と闘う

 昨日ニュースステーションで八尾北の患者さんが紹介されました。
 無年金で息子さんの扶養家族だったAさんの保険料は無料でした。しかし今回後期高齢者医療保険に強制加入となり、保険料は世帯収入で決定されるため、来年4月から年間23707円となります。
 夫の国保料は減免されて21680円でしたが、4月から42470円。
 二人合わせると来年から66177円。なんとこれまでの3倍です!!
 少ない年金から介護保険と医療保険料を引かれてどうやって生活しろというのか!
 「負担は変わらない」「安くなる」とうそを言っていた自公政府や広域連合は絶対許せない!
 労働者・老人の団結で早期撤回に追い込もう。
 本日も、八尾北命と健康を守る会と八尾北労組20名が市役所前でビラまき署名行動を行いました。
 

トリアージ=選別

2008-04-15 07:36:56 | 民営化は戦争への道


 昨日NHKスペシャル「トリアージ」を見ました。トリアージとはフランス語で「選別」を意味し、1900年代に入って、アメリカの帝国主義戦争や災害時の医療に取り入れられました。大量の負傷者に対して医師が患者を選別して治療順位をつける”治療前の処置”なのです。
 たった”30秒間で”助からないと判断された人には黒いタッグがつけられ治療が打ち切られる。通常なら真っ先に救命処置を行うべき医師が、治療を早期に打ち切ることが正しいと教えられる。どう思いますか。
 トリアージを医療の一部と捉えるのは間違っている!戦争や災害で人の命が奪われることが問題だ。国民皆保険制度を破壊する、後期高齢者医療制度も「トリアージ」そのものだ。イラク侵略戦争も阪神淡路大震災、尼崎事故などの災害も医師不足・ベッド不足も、新自由主義=民営化が引き起こした人災だ。医療・福祉労働者は、資本家のための「トリアージ」をきっぱりと拒否し、団結し、新自由主義を打倒しよう! 
 
 2時半から1時間、八尾市役所前で後期高齢者医療制度撤回の署名行動を行いました。みんなこの制度に怒っています。沢山の署名ありがとうございました。
 
 今晩10時からの「ニュースステーション」で特集があります。10時20分くらいに八尾北医療センターも映りますので見てください。