末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

リーマン・ブラザーズ破綻 市場急落不可避

2008-09-15 15:36:54 | 世界金融恐慌の兆し

■リーマン・ブラザーズ破綻、破産法申請
朝日新聞 2008年9月15日14時9分
米証券大手リーマン・ブラザーズは15日未明(日本時間同日午後)、連邦破産法11条の適用を申請すると発表し、実質的に破綻(はたん)した。米欧の金融機関との間で身売りや出資受け入れなどの交渉を続けたがまとまらず、自力再建を断念したものとみられる。
 リーマンは1850年創業で世界30カ国に拠点を持ち、従業員は計約2万9千人。サブプライム関連の損失を計上してきたが、さらに損失が出る恐れのある不動産関連の資産を多く保有していたため、株価急落が続いていた。

■米、市場急落懸念 リーマン破綻でFRB緊急会合も
朝日新聞 2008年9月15日14時17分
米金融当局は金融危機の深刻化を重大視し、金融市場の混乱を抑える緊急態勢を徹底する方針だ。15日のニューヨーク市場は相場が急落する懸念が強い。市場関係者には連邦準備制度理事会(FRB)が緊急会合を開き、市場対応をさらに強化するとの観測も浮上した。
 米財務省のポールソン長官は14日、実質的な破綻(は・たん)処理に直面している証券大手リーマン・ブラザーズをめぐる金融機関や当局の対策などが、市場の円滑な機能に不可欠なことを指摘。
 証券業界を監督する証券取引委員会(SEC)も同日声明を発表。週明けの15日のニューヨーク市場では、金融・証券相場の急落が予想されており、当局は神経をとがらせている。
 米中央銀行のFRBは日曜日の14日夜、証券会社などへの緊急貸出制度の条件を大幅に緩和。証券会社リーマン・ブラザーズの破綻懸念だけでなく、複数の証券や金融、保険会社などの経営危機が同時多発で進行する深刻な事態を重視し、金融システム不安の急拡大に歯止めをかけることに懸命だ。


八尾市立病院の医療事故に対する質疑

2008-09-15 12:05:07 | 医療の民営化と闘う

 1回目発言内容通知の締め切りが9月8日のため、市立病院が記者会見し新聞記事が出る以前の原稿です。明日発言します。

<議案第62号「損害賠償の額の決定に関する専決処分承認の件」及び議案第63号「平成20年度八尾市病院事業会計第1号補正予算専決処分承認の件」の2件に対して一括質疑を行います

1)1回目の質疑
① まず今回の医療事故に対して、八尾市はその原因を明らかにし、患者さんの一 日も早い回復と復帰のための支援を行う責任があると考えますが、市長の見解を お聞かせください。
② 血糖値の管理を怠ったとはどういうことか。高血糖、高ナトリウム等に気づい たのはいつか。それにたいする処置は正しかったのか。高次脳機能障害及び右足 壊死による切断との関係などについてお聞かせください。平成18年5月29日以前と 以後の血糖やグリコヘモグロビンの値の推移についてお聞かせください。
③ 「後遺障害を負わせたとして、相手方から損害賠償の請求がなされたもの」と なっています。「後遺障害を負わせたとして」の表現は八尾市の認識ではないと いうことでしょうか。
 また医事紛争事件となっていますが、医療事故、医療ミスという表現を用いない のはどうしてですか。
④ 10ヶ月後になって損害賠償の請求がなされた理由をお聞かせください。相手 方に行った説明内容と、その時期、それにたいする相手方の意見はどうだったの でしょうか。
⑤ 解決に2年もかかった理由と、双方の主張の違い、和解に至った経過をお聞かせ ください。
⑥ 6800万円の支払い義務の内容を教えてください。以前の死亡事故より多い理由 は何ですか。
⑦ これまで市民病院でおきた医療事故にはどのようなものがありますか。その原 因と対策はどうしてきたのか。今回の事故に生かされたのかお聞かせ下さい。
⑧ 今回の「医療事故」の原因と対策についてどのような検討が行われています  か。お聞かせ下さい。

三笠フーズ、農政事務所元課長を接待

2008-09-15 10:13:39 | 狭山闘争

■三笠フーズ、農政事務所元課長を接待 05~06年
朝日新聞 9月15日3時

 農薬などに汚染された事故米を食用に転用していた米販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の冬木三男社長らが05~06年、農林水産省近畿農政局大阪農政事務所の当時の消費流通課長(62)を、大阪市内の飲食店で接待していたことが14日、わかった。元課長は朝日新聞の取材に対し、飲食接待を受けたことを認めたうえで「三笠フーズに便宜をはかったことは一切ない」と話している。
 同消費流通課は大阪府内の米の流通業務全般を管轄し、政府が保有する輸入米や備蓄米の販売・入札、業者の監督・指導をしている。 輸入米を購入していた三笠フーズの調査は同課が業務としており、接待は同社が事故米を食用と偽って不正転用していた時期と重なる。
 元課長は04年4月~06年3月末に消費流通課長を務め、現在、大阪府内で農業コンサルタントをしている。

朝日新聞 9月15日9時55分
 元消費流通課長との一問一答は次の通り。
 ――課長時代に三笠フーズから接待を受けたか。
 「鳥のおいしいところがありますねん」と誘われ、焼き鳥屋に行った。冬木さんらと、一番高かった溶岩焼きとビールを頼んだ。
 ――代金は?
 三笠さんに払うてもらったかもしれない。伝票は見てないが少額のはず。豪勢だったら警戒した。仕事の込み入った話はせず、「今年の米はどうですかね」とか世間一般の話をした。
 ――便宜供与は?
 ない。農政事務所には供与できる資料は何もない。うちは政府米を買ってもらう立場であり、(三笠フーズは)お客さん。行政をしているようで商売している感じ。千トンの米を保管したら年に1千万円かかる。米を売らねばという思いだった。ずっと断り続けるのは失礼にあたると思った。
 ――三笠フーズの印象は?
 輸入米を一生懸命買ってくれる大事なお客さん。10年ほど前から米の在庫が問題化し、食糧庁長官が「米を売れない農政事務所長は辞表を出せ」と言ったという話まで広まっていた。消費流通課長には相当なプレッシャーだった。三笠フーズが事故米を買っていたことは新聞で初めて知った。
 
 農水省が輸入米・備蓄米の販売、入札、業者の監督・指導をしているのだから、
知らないではすまされない。ましてや接待があったということは、グルということではないか。大臣や首相の責任問題にまで発展する。新自由主義=規制緩和の実態が食の問題でもあきらかとなった。韓国労働者が牛肉問題で100万人デモで立ち上がったように、日本でも11月2日、怒りのデモに立とう。