末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

反対討論 その1

2010-03-31 17:22:01 | 狭山闘争


議案大10号「八尾市市営住宅条例の一部を改正する条例」に反対の討論を行います。
 市営住宅の全戸数に占める割合は、大阪市が9%に対し、八尾市はたったの2%です。応募倍率は平均で20倍。高いところは90倍にもなっています。しかし国と行政は財政難を理由に、居住者を応能応益家賃制度で追い出し、立替え時に高層化して残余地をURなどに売却し、運営も指定管理者に任せる方向を出しています。民営化して公営住宅をなくしていくということです。
 今回さらに「期限付き入居導入」が出されてきました。建設常任委員会で、建設都市部次長は、「10年を限度として、制度の設計の中では10年ではなく5年になることもある」すなわち、いくらでも短縮される可能性があるということです。対象は「新婚や子育ての人で今は収入が少ないが将来収入が増えていく人」とのことですが、収入が将来増える人は期限を切らなくても、すでに応能応益家賃制度で出されています。ではなぜ「期限付き入居」なのか。それは、首切り、賃下げ、非正規で仕事と住居を奪われた若者を「救済」=「恩恵」で競争させ、ばらばらにして団結を解体するためです。ワーキングプアに叩き込まれた2000万青年労働者が資本家に怒り、団結して立ち上がることに恐怖しているからです。この期限付き入居導入は、今住んでいる住民を追い出す応能応益家賃制度にさらに輪をかけ、労働者の団結を破壊する攻撃です。住宅の資本への売り払いを極限的に進める攻撃です。絶対に認められません。
 これを最先端で阻んでいるのが、応能応益家賃制度絶対反対の西郡住宅闘争であり、多くの感動を生み出して前進しています。田中市長は、差し押さえ裁判の中で、陳述書に「供託者が200人から16人に減ったことが、八尾市の正しさを証明している」と述べています。とんでもないことです。生活費を差し押さえ、人が死ぬようなことをやり、それをうそとだましで隠してきた不正義をあらわすものです。供託者は、八尾市の悪辣なつぶし攻撃にも屈せず立ち上がりました。供託者の10年以上もの闘いは、八尾市の隠してきた悪巧みを暴いています。
 3月19日差し押さえ弾劾西郡住宅裁判は、大法廷を埋め尽くす100名の怒りが原告の闘いと一体となって八尾市を圧倒しました。証言に立った西郡の青年労働者A君は、「2000万青年労働者を代表して証言する」「私は森精機のストに参加し勇気と希望をもらった。派遣労働者が首を切られ寮から追い出される。応能応益家賃制度で住めなくなり生きていけない西郡と同じだ。分断を打ち破り『使い捨てにする資本に団結して闘おう』と呼びかける派遣労働者の姿にとても感動した。労働者は差別すると教えられてきたが違っていた。ストの現場に西郡の旗を立てたいと思った」と堂々と証言をしました。A君は10年かけコツコツ貯めた結婚資金をごっそり差し押さえられました。八尾市代理人は「払えという最高裁判決が出ている」と難癖をつけたが、A君は「不当判決だ。自分たちはここに住む権利があり、供託で団結しなければばらばらにされ村は無くなっていた」と八尾市を叩きのめしました。
 私も証言に立って、応能応益家賃制度は住民追い出し=住宅民営化であり、一切を供託つぶしにすえて襲いかかる八尾市のうそとだましと脅しの実態を徹底的に明らかにしました。
 その最たるものが議案第4号「権利の放棄の件」です。供託して闘った生活保護者のBさんに、100万円近い額を「滞納だから払え」と取り立てていたのです。Bさんは保護を受けており八尾市は収入を把握しています。生活保護者の場合の家賃は決まっていて、Bさんは8600円でした。その人に、「応能応益家賃制度に反対し収入申告を出さなかった」と43300円の家賃を請求し、その「借金」を保護費から支払わせていたのです。その人が亡くなったら全額子供にまで請求し、初めて明るみに出ました。サラ金がやったら犯罪で、同じことを行政がやったら正義になるのですか!こんな悪辣なやり口があっていいのか。断じて否です。
 さらに行き着いた先が公文書の改ざんです。「期日まで来庁しないと強行手段に訴える」という通知の期限を解除して話し合う約束を、公文書を捏造してなかったことにし、今回の差し押さえを強行したやり口を証拠のテープを突きつけて暴きました。八尾市の代理人は傍聴席に八つ当たりし墓穴を掘りました。元建築長は反対尋問で「このテープの反訳文は事実なんですね」と何度も聞かれて黙ったままです。裁判長から黙して語らずと書きますよと促される始末です。また「なぜ差し押さえたのは郵便通帳なのか」「ここを押さえたらダメージを与えられると思ったからか」「とられたら生活はどうなるのか考えたことがあるか」と問い詰められ、また裁判長から「・・・(てんてんてん)。黙して語らずと書いてください」と書記官への指示です。八尾市の労働者の皆さんもあの場にいて見てほしかった。私たちは八尾市をグーの音もでないまでに追い詰めました。
 2・26森本さんの住宅明け渡し強制執行阻止闘争で始めた、差別・分断を打ち破りひとつの労働者階級として団結して闘う解放運動が、国家権力を相手に決定的勝利を切り開いています。八尾市の住宅民営化は根本的に破綻しています。
 期限付き入居制度を導入し、生活保護の供託者からも架空請求家賃を取り立てる、八尾市の住宅民営化攻撃を、労働者の怒りで打ち倒すことを訴えて、反対討論を終わります。

★当面する闘争スケデュール

本会議最終日

2010-03-30 18:28:49 | 狭山闘争


 3月議会も本日でやっと終わりました。準備に時間をとられてだいぶブログがあいてしまいました。
 10時から休憩抜き、お昼抜きで2時までかかりました。こんなことは珍しいそうですが議長の「英断」なのでしょうか。
 長い間座りっぱなしだったので「エコノミー症候群」になりそうなので、食事をして玉串川の花見ウオーキングで1万歩あるきましたよ。
 明日から議会内容についてアップします。

★当面する闘争スケデュール

当面する闘争スケデュール

2010-03-29 05:22:28 | Weblog


今年も激しく闘いましょう

● 2010年度泉州住民の会総会

  と き 4月11日(日) 午後1時開場 1時半開会
  ところ 泉の森ホール2階 大会議室
  主 催 関西新空港絶対反対泉州住民の会

● 八尾北命と健康を守る会総会
  春の交流会

  と き 4月17日(土) 午後1時半
  ところ 八尾北医療センター待合室

● 関西入管集会

  と き 4月18日(日) 午後1時
  ところ 東成区民センター

● JR尼崎事故弾劾現地闘争

  と き 4月25日(日) 午後1時
  ところ 尼崎駅前

● 議会日程
6月14日 月曜日 本会議(第1日)個人質問
6月15日 火曜日 本会議(予備日)
6月21日 月曜日 建設常任委員会
6月22日 火曜日 保健福祉常任委員会
6月24日 木曜日 文教産業常任委員会
6月25日 金曜日 総務常任委員会
7月1日 木曜日 本会議 (第2日)

3月30日本会議に向けて

2010-03-24 20:06:10 | 狭山闘争


 午後から住宅明け渡し裁判証人尋問の弁護士打ち合わせを終えて八尾市役所に着いたのが5時半でした。まだ総務常任委員会は続いています。ひかえ室で中継を見た後、協議会は非公開なので8階の会議場に行き傍聴。全部終わったのが7時頃だったでしょうか。それから総務常任委員会の昨日のビデオを見ました。
 結局、各委員会で簡易採決(全員が賛成)とならなかった案件は全部反対(30日の最終本会議で不起立)し、うち住宅条例改正案、一般会計21年度補正と22年度予算の3つに反対討論を行なうことを告げて帰りましたが、議会事務局の職員のみなさんは残って仕事されていました。ご苦労様です。

★当面する闘争スケデュール

総務常任委員会

2010-03-23 21:58:07 | 狭山闘争


 今日、明日と総務常任委員会です。仕事を終えて午後に傍聴に行きましたが、11時半に終わったとのこと。3月30日採決で賛成か、反対か、また討論をするかどうかの態度表明を3月25日正午までに出さなければなりません。その他の3つの常任委員会の議事録はもらえるのですが、総務常任委員会が最後なので、議事録が間に合わず、どのような論議になったのか聴いておかなければ判断できないのです。最後は録画をみるしかありません。明日もぎりぎりまで議会事務局にお世話になることにします。

★当面する闘争スケデュール

一休み

2010-03-21 20:20:06 | Weblog




 昨晩の風雨はうそのように去って一日暖かでした。連休は一休みです。しばらく会わなかった”ごんた”と”パンキー”ですがしっかり覚えてくれていました。久しぶりに墓参りにも行ってきました。さすがに人が多かったです。連休が終わると30日の本会議の準備です。

★当面する闘争スケデュール

当面する闘争スケデュール

2010-03-20 06:26:14 | Weblog


今年も激しく闘いましょう

● 3・28三里塚現地闘争

  と き 3月28日(日) 正午
  ところ 成田市天神峰反対同盟員所有地

● 2010年度泉州住民の会総会

  と き 4月11日(日) 午後1時開場 1時半開会
  ところ 泉の森ホール2階 大会議室
  主 催 関西新空港絶対反対泉州住民の会

● 八尾北命と健康を守る会総会
  春の交流会

  と き 4月17日(土) 午後1時半
  ところ 八尾北医療センター待合室

● 関西入管集会

  と き 4月18日(日) 午後1時
  ところ 東成区民センター

● JR尼崎事故弾劾現地闘争

  と き 4月25日(日) 午後1時
  ところ 尼崎駅前

● 議会日程
3月23日 火曜日 午前10時 総務常任委員会
3月24日 水曜日 午前10時 総務常任委員会
3月30日 火曜日 午前10時 本会議(第5日)
               委員長報告・採決

差し押さえ弾劾裁判 八尾市を圧倒し大勝利

2010-03-19 20:03:48 | 住宅の民営化と闘う

 本日の闘争報告です。
 午前11時から堂島公園で集会をし、裁判所包囲デモ。
 午後1時半から、大阪地裁202号法廷の100席をほぼ埋め尽くす大傍聴団を背景に、原告側から、私と差し押さえを受けた当該であるT君、八尾市側から橋本元建築部長、石田元次長の証人尋問が行われました。
 差し押さえ弾劾裁判は、年金など生活費を差し押さえた八尾市の不正義を徹底的に暴き弾劾する裁判です。逃げ回る八尾市をついに引きずり出しました。これだけでも大勝利です。被告席に座った八尾市住宅管理課のMとKは圧倒されて下を向いたままです。

 T君は、「本日の証言を6000万労働者とりわけ2000万青年労働者を代表して発言したい。2月28日の八尾北医療センターの民営化反対の集会で若い青年労働者が中心となって発言し、司会を務めるなどしていてうれしかった。一昨年12月、奈良の森精機で解雇撤回のストライキに決起した派遣労働者の支援に参加して勇気と希望をもらった。これらの青年労働者との団結を力に本日の証言を共に勝ち取りたいと思います」と前置きし、西郡の住宅が建った経緯、応能応益家賃制度や自分の結婚資金の差し押さえに対する怒りを八尾市に突きつけました。T君の怒りは供託者みんなの怒りです。
 
 田中市長、橋本元部長、石田元次長の陳述書には、「供託者が減ったのは八尾市の対応が正しかったからだ」と書かれています。とんでもないことです。絶対許せない発言です。
 事実は、八尾市が生活費を差し押さえ、人が死ぬようなことをやるという、不正義そのものです。供託者は、八尾市の悪辣な供託つぶし攻撃にも屈せずに立ち上がって八尾市の悪巧みを暴露しています。絶対反対の団結が勝利を切り開いているのです。
 さらに八尾市は、西郡住宅闘争が、八尾北医療センター労組の診療所民営化絶対反対や国鉄労働者をはじめとする民営化・道州制反対の闘いとひとつになって、昨年の2.26森本さんへの住宅強制執行実力阻止を何百倍も上回る闘いとなることに恐れを抱いているのです。
 私は八尾市の陳述書に現れた本音と弱音をみて、逆に西郡住宅闘争の勝利の確信を持ちました。(以上は私の証言の冒頭です)

 橋本元部長、石田元次長は必死で事実を隠蔽し、八尾市側の弁護士の反対尋問はあまりにも無内容です。これには的確な怒声が飛び、傍聴者と証人が一体となって始終八尾市を圧倒する大勝利でした。 
 

■3・19西郡住宅裁判、青年労働者の証言が敵を圧倒
前進速報版 2010年3月25日

明日 差し押さえ弾劾裁判

2010-03-18 07:22:22 | 住宅の民営化と闘う


3・19差し押さえ弾劾裁判への決起を訴えます
解放同盟全国連西郡支部ブログ 2010年3月17日


応能応益絶対反対の団結で、大法廷うめつくし
差押え裁判 3月19日10時、八尾北に集まり、
一緒にバスに乗って行こう


  ■差押え弾劾裁判 3月19日(金)  
   ●10時 八尾北集合
   ●11時15分 決起集会 堂島公園
   (大江橋北詰・大阪三菱UFJ銀行南向かい)
   ●12時 大阪地裁包囲デモ
   ●13時30分 大阪地裁  202号大法廷


★当面する闘争スケデュール

本日 建設常任委員会 1日目

2010-03-18 06:15:37 | 狭山闘争


 18日、19日と建設常任委員会ですが、19日は差し押さえ弾劾裁判の証人に出ますので、委員会は本日だけ出席します。
 多少時間のずれはありますが、
午前中は【水道局関係】で
(1)H21年度水道事業会計補正予算
(2)H22年度水道事業会計予算
午後は【建設都市部関係】で
(1)権利の放棄、
(2)住宅整備基金条例の一部改正
(3)住宅条例の一部改正
(4)H21年度一般会計補正予算の所管部分
(5)H22年度一般会計予算の所管部分
の審議となります。
 
 「権利の放棄」では、生活保護受給者からも、元の家賃を法務局に供託して応能応益家賃制度に反対していたことを理由に、法外な近傍同種(最高家賃を)請求し、払いきれなかった94万8176円を相続人である子供や親族に請求したことが明らかになりました。
 最低生活を余儀なくされている人からも、最高200万のサラ金まがいの「滞納」取立てをおこない、「差し押さえ」「明け渡し」の脅しで運動つぶし、団結つぶしをやっている、八尾市田中市長と住宅管理課の悪逆非道を徹底質問します。
 さらに「住宅条例の一部改正」では、「10年期限付きの入居」を導入しようとしています。上記とあわせて、公営住宅の民営化=住民の追い出し・土地建物の民間への売却・労働者の首切り団結破壊を進めるものです。質問と反対討論を行います。
 
 (本日の建設常任委員会が終わったのは午後8時45分でした。明日の証言の準備をしてこれから寝ます。かなりのハードスケデュールですが激動の時代とはこんなものでしょう。仲間のみなさんと明日お会いできるのを楽しみにしています。午後11時45分追記。)

★当面する闘争スケデュール