末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

京都・崇仁で住宅裁判始まる 市の追い出し許さない

2015-08-29 06:42:49 | 住宅闘争

■京都・崇仁で住宅裁判始まる 市の追い出し許さない
前進 速報版 2015年8月28日 18:57

 安倍が戦争と外注化・非正規職化・民営化攻撃に突っこんでいるが、敵の危機は新たな運動と組織を生み出す。京都の崇仁(すうじん)・東三条の闘いはまさにそうだ。
ユニオン自立が定期的ビラ入れ
 この間、大阪で西郡から高槻に広がった闘いを日本三大の一つと言われ更地化攻撃が進む京都の崇仁にも伝え、全国水平同盟の旗を打ち立てようと、地元の労働組合・ユニオン自立が定期的にビラを入れてきた。
 そのビラを見て、京都市から改良住宅の「名義変更の手続きをしていない」という理由で追い出しをかけられているAさんが連絡してきた。Aさんはすぐに水平同盟に加盟し、追い出し反対の闘いを始めた。
 崇仁での4月29日の追い出し絶対反対集会には西郡、高槻植木団地をはじめ100人近くの仲間が駆けつけた。ついに公然と崇仁の地で水平同盟の旗が打ち立てられた。Aさんは、自分への攻撃は個人ではなく崇仁全体の更地化攻撃であり、市営浴場の民営化、家賃値上げなどすべての攻撃と一体であることをつかんだ。
崇仁支部準備会結成し市に抗議
 また、崇仁集会に向けたビラを東三条でもまいたところ、同じ攻撃をかけられているBさんがこの集会に合流した。Bさんは親子で力を合わせて京都市相手に自力で裁判を闘っていた。崇仁と東三条の団結で水平同盟の支部建設が具体性を持ち始めた。ここに新たに更地化絶対反対と支部建設の展望をかけた裁判闘争が始まった。
 5月には崇仁支部準備会を結成して市役所への抗議行動を行い、崇仁での懇談会を開いた。更地化反対の署名運動を地域と労組で集め始めた。追い詰められた京都市は5月市議会でAさんへの明け渡し訴訟を承認し、異例の速さで提訴した。
 しかしAさんをはじめ誰もひるまなかった。東三条裁判と併せて、条例と要綱を勝手に変えて居住権を奪い労働者をたたき出すやり方に絶対反対で闘うことを決意した。
Aさんが陳述で不屈の戦闘宣言
 8月18日、崇仁住宅裁判の第1回口頭弁論が京都地裁(第1民事部・齋木稔久裁判長)で行われた。裁判に先立ち、
この間集めた署名約千筆を市長秘書課にたたきつけた。多くの自治体労働者が署名をしているのが決定的だ。続いて住宅管理課に東三条のBさんへの住宅退去勧告に対して抗議を行った。
 午後からの裁判を50人が傍聴した。西郡と同じく崇仁でも「敗戦後からの衣食住を確保する闘いが労働者階級の『生きさせろ!』の激しい闘いとして発展して、公営住宅建設をかちとってきました」「市の脅しやうそにはけっして屈しません」――Aさんの堂々とした意見陳述に誰もが感動し、水平同盟の路線の正しさを確信した。住宅と就労は一体だ。現業労働者が多いのは「与えられた」のではなく、闘ってかちとった成果だ。
 京都市は既成の解放運動の屈服をテコに現業廃止と一体で更地化を一気に進めている。住宅追い出しとの闘いは自治体労働者との団結をかけた闘いでもある。Bさんの裁判では、絶対反対の団結で弁論打ち切り攻撃を打ち破り、弁論再開をかちとった! 支部建設に弾みがついた。ビラ1枚で労働者人民が決起する時代に入った。あらためてゼネスト情勢の到来を実感した。  (京都・朝霧広巳)

8・21官邸・国会前行動 川内原発事故に怒り沸騰 福島の女性が心からの訴え

2015-08-29 06:31:47 | #すべての原発いますぐなくそう

■8・21官邸・国会前行動 川内原発事故に怒り沸騰 福島の女性が心からの訴え
前進 速報版 2015年8月28日 11:08

 8月21日午後6時30分から首相官邸前、国会前で金曜行動が行われた。前日の午後、再稼働したばかりの川内原発で事故が発生し、参加者の憤激はいつにも増して燃え盛った。
 官邸前で真っ先に発言した女性は川内原発の事故を徹底的に弾劾した。「昨日、川内原発において配管トラブルで復水器に塩分が混入するトラブルがありました。九州電力は『安全である』と主張し、再稼働を強行しました。しかし10日で配管トラブルが起こり、原子炉を停止することもなく、そのまま運転を続けています。危険箇所は多数に及ぶ危険性があり、今後も事故は多発するであろうと想像されます。川内原発を直ちに止めてください。桜島の噴火の危険とともに、老朽原発の危険性を認めて直ちに川内原発を停止せよ!」
 国会前でも多くの人が発言した。横浜市の男性は「ここに柵がありますが、これを置いちゃいけないんです。国の主人公は私たち民衆なんです。この民衆を柵という檻(おり)の中に閉じ込めることは許されない!」と怒りを炸裂させ、「僕らには抗議する権利があります。国を悪い方に持っていく悪政が続く時には、国民には抵抗する権利があるんです。それでも悪政が続く時には、私は体を張っても闘います。再稼働は許さない! 戦争をする国にはさせない! 皆さん、頑張りましょう!」と渾身(こんしん)から訴えた。
 福島県双葉町から東京に避難している女性は「福島で仮設住宅にいる友達は、熱くて、水に濡らしたタオルを首に巻いても熱いそうです。そして、亡くなっている人が結構いるんです。それに子どもの甲状腺がんも増えています。白血病も増えているんです。作業員も亡くなっています。東電の下請けの会社の人が亡くなっても、東電は責任を取らないんですよ!」と、深い心の痛みと体の奥底からの怒りを込めて福島の現状を語った。
 続けて、「政府は福島原発事故の時、なぜ責任を取ってくれなかったんですか! 昨日、川内原発で事故がありました。こんな汚い政府は、私は絶対に許しませんよ! だから皆さん、国会なんか当てになりません。だから私たちみんなで団結して、一生懸命に闘って再稼働させないようにしましょう!」と人生のすべてをかけた訴えを発し、次のように言葉をつないだ。「なぜかというと、私は、福島から逃げる時に何も持たないで逃げてきて、地獄の思いでした。寒くて、使い捨てカイロを買うにもお金がない。車の中は寒いが、ガソリンがなくなるから、エンジンがかけられない。だから、それを絶対に誰にも味わわせたくないから再稼働に反対しているんです。皆さん、頑張りましょう! 福島の子どもたちを守ってください。よろしくお願いします!」   (H)

婦民全国協第32回総会 ソビエト建設の担い手へ 拠点労組を軸に組織拡大

2015-08-29 06:24:52 | 生きさせろゼネストへ

■婦民全国協第32回総会 ソビエト建設の担い手へ 拠点労組を軸に組織拡大
 
前進 速報版 2015年8月28日 19:08
 8月22~23日の両日、大阪コロナホテルで婦人民主クラブ全国協議会第32回全国総会が開催され、全国から96人が結集した。改憲と戦争、首切り・原発の安倍政権と全国各地で闘い、集まってきた会員は自信と確信にあふれていた。
 結成間もない京滋支部の仲間が司会を担い、全国からの結集に敬意を表した。
 主催者を代表して、三浦正子代表が「この1年の全国の仲間の闘いを誇りと思う。今こそ戦争を革命へ、組織拡大を」と訴えた。
 共闘からは、三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん、全国水平同盟の久原正子委員長、労組交流センター女性部を代表して東理恵さん、高槻医療福祉労組の村山裕子委員長があいさつした。
 革共同の代表が「革命情勢のもとでの今総会の意義は大きい」と語り、「『イギリスにおける労働者階級の状態』(エンゲルス)とも言える今日の労働者の生きがたい状況に対して、血債主義の脱会派と決別した婦民全国協の登場は待ったなし! 動労総連合建設とともに革共同はともに闘う」と決意を述べた。
 動労千葉をはじめ多くのメッセージが寄せられ、紹介された。
支部建設前進に拍手がわく
 議案の提案は、総括案を山本美知子関西ブロック代表が行い、情勢・方針案を鶴田ひさ子事務局長が行った。
 総括案では、昨年の30周年集会から1年、新自由主義と対決する女性解放闘争を掲げ、階級的労働運動を軸に職場・地域に団結を組織する婦民としてあらためて出発したことを確認し、この力の根源こそ国鉄闘争にあり、さらに福島・沖縄の怒りと結び「戦争を革命へ」と突き進んできたと報告した。とりわけ、「ゼネストで革命をきりひらく」と確認して実践を積み重ね、福岡に支部が誕生し、さらに北海道や沖縄にも着手した。関西でも京滋支部に続いて8月末には大阪北摂支部が誕生するという報告に拍手がわいた。
 情勢・方針案では「恐慌の中の恐慌の時代、世界はゼネスト情勢だ」と主体的に時代認識を持とうと確認した。危機に立つ帝国主義の強盗戦争に絶対反対を呼びかけ、日本共産党スターリン主義の「自衛戦争賛成」との対決も明らかにした。国鉄決戦を基軸に1千万人と結びつくこと、新しい労働者の政党をつくりだすことが提起された。男女雇用機会均等法から30年、生きることもままならない現実への女性労働者・労働者家族の怒りが戦争法への怒りと結合して動き出していることをつかみ、今こそ組織拡大へ全力で取り組むことが確認された。「自国政府打倒! 国際連帯! 戦争絶対反対! 安倍打倒! 11月労働者集会へ」の方針も鮮明に打ち出された。
実践学び合い確信を深める
 特別報告は今春結成した福岡支部と、被曝労働拒否を闘う動労水戸とともに闘う茨城支部準備会から行われた。
 福岡支部の30代の支部長は「私が支部長を引き受けました。全体を引っ張っていきます」と決意を込めてあいさつし、「婦民で勉強するうちに宗教なんてやってる場合じゃないと思った」と言って新会員が生まれたことも報告した。
 茨城支部準備会の辻川あつ子さんは、この間の動労水戸の被曝労働拒否の闘いから原発労働者と出会ったことや、いわき駅前街宣を継続する中での女性労働者たちと感動的な合流を果たしたことなど、資本と非和解で闘ってその旗を掲げる中で前進してきたことを報告した。
 夜の交流会、2日間通しての全体討論は終始活発に行われた。
 2日目の分散会では、全国の会員から活動と組織拡大の実践についてのより突っ込んだ報告がされた。「戦争を革命へ」の時代に、すべての課題をとらえられる間口の広さをもつ婦民全国協の存在がソビエト建設にとってなくてはならないものであることが話し合われた。地域の仲間・地区党の階級的団結の中で、地域拠点労組を軸に、婦民の組織化をめぐる討議が進んでいることが重要だ。
 総会終了後ただちに9月国会決戦、全国各地で闘いとられる国鉄集会から11月労働者集会へ向かって飛び出す総会となった。(M)

8月18日崇仁住宅裁判報告

2015-08-27 15:52:08 | 生きさせろゼネストへ
■崇仁住宅裁判に50名が結集!
全国水平同盟ブログ 2015年8月26日

崇仁支部(準)のAさんが感動的な意見陳述を行う
8月18日は、午後1時から京都市長に対して、住宅追い出し反対の署名996筆を提出、住宅管理課に対しては3回目の申し入れを行いました。さらに朝日など三社がが参加しての記者会見を行いました。
そして午後4時から崇仁住宅追い出し弾劾第1回裁判闘争を闘いました。
法廷では、Aさんが、感動的な、渾身の意見陳述を行いました。
陳述書を掲載します。

意見陳述
2015年8月18日


(1)経歴など。

 京都市は、崇仁市営住宅第○○棟○○号の明渡請求訴訟をおこしました。この裁判を闘うにあたって、私の思いを述べたいと思います。
 私は、1961年(昭和36年)12月に父○○、母○○の長男として、崇仁で生まれ、崇仁市営住宅○棟○○号において、両親と同居して生活していました。その後、私は母と弟の三人で○棟○○号で暮らしました。
地元の崇仁小学校、皆山中学校を卒業して、1980年(昭和55年)に京都市の現業に就職しました。その時の私の仕事は清掃局でした。1992年(平成4年)にA県の運送会社に転職しました。住居もA県に移しました。そこでは長距離トラックの運転手の仕事です。地元には盆正月やひとり暮らしをしている母の様子などを見るために度々帰っておりました。
 母は、○棟の改良住宅の更新に伴い、2011年(平成23年)3月に本件家屋を京都市から賃貸して転居しました。これが現在の○○棟(本件家屋)です。この頃から、母の調子が悪くなり、母の事を考えると地元に戻り、一緒に暮らすことを考え、A県の運送会社に大阪支店があるので、大阪への転勤願いを出しました。大阪支店に欠員がないと理由で転勤は叶いませんでしたが、時間を作っては地元に帰るように努めました。
 2013年(平成25年)11月、仕事中にけがをして、京都市内の病院に入院しました。退院後の2014年(平成26年)2月頃から本件家屋で母と同居し始めました。
 私は、事故の後遺症を抱えながら、母の身体のことを思って、仕事を辞めて、A県で借りていたマンションを整理して、住民票も地元に移動するなど、地元に戻る準備を始めていました。ところが、母は3月6日に、胃癌のために入院し、3月23日に腸壊死のために亡くなりました。
 母の葬儀を済ませ、しばらくして、2014年(平成26年)4月上旬頃、京都市住宅供給公社の担当者が訪問してきました。担当者は私に対して、入居承継の資格がない、本件家屋からの退去を言ってきました。私は驚きました。担当者が言っている入居承継の資格とか、申請とかの話は初めて聞くことばかりでした。その後も、入居の承継を願う私の主張には一切耳を傾けず、住宅供給公社の担当者や京都市住宅管理課は本件家屋からの退去を求め続け、「期日まで退去しなければ裁判にかける」「あなたは必ず負ける」「被告の家財道具等の撤去費用は被告が負担することになる」「今回のケースでは、みんなおとなしく退去している、居座り続けているのはあなただけだ」等の脅しともとれる言動で私は本当に不安になりました。なお、本件家屋の賃借家賃も母死亡後も払い続けていました。京都市もそれは受け取っていました。
 労災事故の後遺症を抱え、仕事も辞めている状態で、この家から追い出されてしまっては本当に生きていけないです。京都市はそんな状況を重々承知しながら、「入居の承継の手続きがない」という一点で追い出そうとすることに怒りを感じました。また、私の知っている限りでも何人かは、私と同じように承継権がないと京都市に言われて、なくなく諦めて退去していった事例があります。
 私は京都市の脅しや嘘には決して屈しません。現に私が闘い続けているから、同じ目に遭っている東三条の女性と合流して団結して闘いを始めることができました。公になっているだけでも市内ので、私のケース同様に20件以上も懸案事項になっていると聞きました。これは単に私だけの問題ではないということです。だからこの裁判で京都市の行政のデタラメさと矛盾について全面的に明らかにしたいと思います。

(2)本件家屋について。
 続いて、改良住宅について。私の両親も昔、崇仁地区に住居を構えていました。敗戦当時、この辺りは「バラック集落」と呼ばれ、当時国鉄東海道線・奈良線の南側の4町だけでも、500世帯以上が居住していました。崇仁地区は劣悪な住環境におかれていました。敗戦後からの深刻な住宅不足について京都市は認識していましたが、何ら有効的な手段を講じることなく、道路、河川敷にバラック小屋を建てることを「黙認」することで行政の怠慢を開き直っていました。
 しかし敗戦後からの衣食住を確保する闘いが労働者階級の「生きさせろ!」の激しい闘いとして発展して、公営住宅建設を勝ち取ってきました。
 同時に日雇い労働や、いわゆる「バタ屋」と言った不安定雇用から脱却するべく京都市現業職への就労要求闘争や食肉市場の公的化などの闘いが進みました。
 住宅地区改良法が1960年(昭和35年)に制定されました。1954年(昭和29年)に京都市立と畜場使用条例・施行細則が施行され食肉産業の雇用形態が確立していきました。
 また、改良住宅建設の際に、私の両親らも含めて自らの土地・家屋、借地権、借家権を放棄して協力しました。本件家屋の更新前の住宅である○棟もこのような闘いの経緯によって建設されたものであります。
 以上の経過を見れば、私は、母名義の本件家屋の賃借権を相続して承継したものであり、当然京都市市営住宅条例24条1項による入居承継の承認は不要であります。同じく、京都市市営住宅条例23条1項による同居の承認も不要であります。

(3)最後に。
 そもそも今、住んでいる住宅から有無を言わさず追い出し、更地化していくことに絶対反対です。嘘とだましの新自由主義政策は金儲けのことしか考えていません。国家とか行政は、労働者がどうなろうとも関係ないと思っているのです。
 同居申請の手続きの有り、無しや行政の「条例改正」の周知不足以前に、まず言いたいのは、労働者の居住権を奪うな、ということです。
 崇仁地区では市営浴場の民間委託化の次には廃止が噂されています。そこで働いていた労働者はクビになるか低賃金の雇用に甘んじるかの選択しかなく、闘うしか生きる道を得ることはできません。家賃値上げもそうです。今、崇仁で起こっていることは、みんな同じです。地区からの住人の追い出しです。それが更地化です。京都市立芸術大学の移転や高層マンション建設など金儲けの政策を進めているのが京都市です。
 全国水平同盟崇仁支部準備会を結成した私たちは、この崇仁地区の現状はどこも同じであり、団結を武器に、「ひとりの闘いはみんなの闘い」を合言葉に闘いを広げ、京都市のやり方をひっくり返そうと進み始めています。京都市の提訴の異例の速さは、この闘いに対する恐怖です。地区内の団結と崇仁地区を超えて他の地区に拡大することへのうろたえです。私は絶対に負けません。
 最後に私たちの訴えを真摯に受け止めていただき、「命より金儲け」の京都市の行政のあり方に対して、法の良心にのっとった判決を出されることを裁判官に訴えて私の意見陳述を終わります。

<以下、京都市への申入書を掲載します。>
申 入 書


京都市長 門川 大作 殿
                 2015年8月18日

             全国水平同盟崇仁支部(準備会)
                        A
             全国水平同盟
                     委員長 久原 正子
                     同盟員 B 
             自立労働組合京都
                     執行委員長 魚谷 貞雄                          
 生存権及び居住権などは、本来国及び京都市行政が率先してその権利を守り、発展させていく義務を担っているはずである。にもかかわらず、それを市場化と競争原理の中に放り出し、居住の確保を個人の責任にして「命より金儲け」政策を推進しているところに根本的問題がある。私たちは、「生きる権利」を主張し、「生きさせろ!」の闘いとして、2回にわたって門川市長に申し入れをしたところである。しかし未だそれに対する京都市行政から誠実な回答を受け取っていない。再度申し入れをするので、文書にて回答を求める。

一、 2015年4月21日付申入書、及び同年7月2日付申入書に対する回答を求める。

二、 2015年7月2日の申し入れ時に、亡Cの養子Dの同居申請に関する調査を約束したが、その回答を求める。

三、 2015年7月28日付、B宛ての『市営住宅の明け渡しにつて』(勧告)に対して、抗議し撤回を求める。そもそもこの案件は現在係争中であり、原告代理人が弁論再開の申立中である。このような嫌がらせ、脅かしまで使って追い出し攻撃をかける京都市行政を弾劾する。

以上


以下、崇仁地区でまいている裁判報告ビラの本文を掲載します。

住宅追い出し家賃値上げも崇仁から追い出しだ!
追い出し=更地化に反対!地区を金儲けの道具にするな!

崇仁地区のみなさん!
京都市が追い出しを求めた崇仁住宅裁判がありました。本人は、「労働者の住宅を奪うな!」「生きさせろ!の闘いで建てた改良住宅を潰して、行政は金儲けの道具にするな!」
「住宅追い出しは地区に襲いかかっている家賃値上げ、市風呂廃止と同じだ」と意見陳述をおこない、裁判官と京都市は、圧倒され何も言えませんでした。
裁判で明らかになった住宅の追い出し(承継を認めない)は、地区の家賃値上げ問題と同じです。高い家賃を設定して、地区から若者を追い出し、お年寄りだけになり、いずれ空き家になる、"コーストタウンを京都市は狙ってい
ます。それが更地化です。
そこに住んでいる者のことなどていません。家賃や市風呂など、どこに相談に行けばいいのかわからない。交流もなく分断されバラバラにされているのが地区の状況です。一緒に声を上げましょう。
回結して、今の地区の現状を変えましょう!