末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

今日から3月議会

2008-02-29 14:38:55 | 狭山闘争

 今日から本会議です。
田中市長の市政方針演説がありましたが、傍聴席から一斉に「奪った給料と年金返せ」「市民を殺す気か」「やめてしまえ」「差別ゆるさんぞ」と差押さえ、明け渡し(既報)に対する抗議の声があがりました。
 傍聴していた民主党の府会議員が「つまみ出せ」と発言したそうだ。八尾市で何が起こっているのか知っているのか。総務や議会事務局はわざわざ議場にいる私に「あんなひどいこと。なんとかしてください」と私に言いに来る。「生活費を差し押さえられた市民が抗議するのはあたりまえ。市民の声を聞きますといっていたのはうそか」としか言えません。議員の役割を何と考えているのか。どうやら議員を使って市民の言動を抑えるのが役所の官僚の役割らしい。こんなところにも密室政治の伝統が見え隠れする。私に言いたいことがあったら私の言動に対して言え。
 私の発言は3月6日です。

八尾市糾弾2.24集会基調報告

2008-02-25 20:44:10 | 住宅の民営化と闘う

基調報告
1) 前代未聞の差し押さえを団結の力で跳ね返そう
 八尾市は2月18日、生活費である年金を郵便貯金から1円残ら
ず差し押さえた。こんなことがあっていいのか。そもそも給料
の1/4以上の差し押さえと年金の差し押さえは禁止されている。
生活をおびやかし精神的な苦痛をあたえる差し押さえは許されな
い。しかし今回「憲法25条『国民の健康で文化的な生活を保障す
べき』八尾市が、意図的に年金生活者を狙い、生活費を奪い、精
神的苦しみをあたえる襲撃を行った。血圧が上がり、夜が寝られ
ず、恐怖と絶望感を与えた八尾市のやりくちはまさに犯罪だ。
4年前3人の八尾市民の命を奪った悪徳サラ金の取立て以上の暴
挙だ。2月21日直ちに行った抗議に対して住管は謝ろうともせず、
「不服だったら判所に救済を申し立てろ、生活福祉資金を借りろ、
供託をやめて生活費に当てろ」と傲慢に言い放った。金を盗んだ
八尾市が返すのが当然ではないか。こんなことが罪にならないな
ら市役所も法律も裁判所もいらない。「お上にさからうな。はや
く白旗を上げてひざまずけ」という攻撃だ。給料の差し押えと明
け渡しに「体を柱にくくりつけてでも闘う」3名と預金差し押さえ
と闘う28名の仲間を先頭に全国の闘う労働者の団結で直ちに
反撃を開始しよう。
2)応能応益家賃制度は改良住宅・公営住宅の民営化の始まり
 10年前の公営住宅法の改悪、応能応益家賃制度と値上げは、
共有財産である改良住宅、公営住宅から住民を追い出し、払い下
げて金儲け主義に売り渡す攻撃だ。例えるならば労働者の財産を
奪い取る「地上げ」です。月20万の収入なら家賃を7-9万にして
若者を追い出し、家族をばらばらにする。家賃を供託して裁判を
闘った住宅組合員に、近傍同種の最高家賃と延滞金という架空請
求をおしつけはらえないようにして追い出そうとしている。2年
後から立替・改修は民間企業にまかせて、住宅そのものを売り渡
し民営化しようとしている。こんなことを10年間、国と八尾市と
共産党と解放同盟本部派が、密室でこっそりやってきたのだ。
村は破壊され一人暮らしのおとしよりばかりの地域となっている。
介護することも困難で孤独死が増えている。
そもそも公営住宅は1917年ロシア革命の影響を受けて、イギリス
労働者が家賃値上げ反対ストライキで勝ち取ったものです。
第二次世界大戦後、「ゆりかごから墓場まで」といわれる社会保障
の一環として、だれでも安心して住める公営住宅が全家屋の32%
も建てられた。
 日本でも、1960年安保闘争に決起した労働者の力で、国民皆
保険制度と並んで、住宅を中心とする公営住宅が勝ち取ら
れた。特に西郡では、1960年暴力団井上会事件を契機に、八尾
市の差別行政を徹底糾弾し、土地や建物を提供して予算で
建てられた団地です。だれのものにもできないみんなの財産で
す。しかし日本の公営住宅の数は、イギリスにははるかに及ば
ず、住宅全体の5%に過ぎません。その責任は解放運動を
めぐる共産党と解放同盟本部派の裏切りにあります。国の
差別分断攻撃を打ち破って労働者が団結して闘ったならば、
5%の住宅を一般地域にも拡大して32%にもすることができた
はずです。しかしどちらの組織も、労働者が主人公である差別
のない社会を作ることを訴えませんでした。
 その隙を狙って公営診療所と公営住宅の最も多い地域か
ら日本の医療、住宅の民営化がはじめられたのです。共産党は
「差別はなくなった。地域だけ安いのは税金の無駄遣
い」と差別をあおり、労働者を分断しています。解放同盟
本部派は国や行政を倒す立場を投げ捨て、国や行政に向けるべ
き糾弾を一部の指導部の利権をあさる手段に変えてしまいまし
た。その結果「労働者は差別する人達」
「差別のことは民にしか分らない」と労働者の団結を妨げ
る糾弾主義に転落しました。いまこそ労働者階級の団結で国と
行政を徹底糾弾して解放を勝ち取る「真の解放運動」を
西郡から作っていきましょう。
3)労働者の団結であらゆる民営化を止めよう
 昨年田中市長は行政改革として「滞納」を解消するために債
権管理課を新設しました。今回の差し押さえはその発動です。
国保の「滞納」も取りたてて払えなければ保険証を取り上げる
つもりです。
 さらに3月議会の田中市長の施政方針演説で、冒頭に国と地
方自治体の財政難を強調し、地方自治体がばらばらでは無駄が
多いから「道州制」も視野に入れる発言が予定されています。
経団連が発表した「道州制」とは、労働者の生活や福祉に関
する国の公的な事業はすべて民営化して、税金を軍事、外交、
皇室に使うようにするということです。
 八尾市は国の言いなりになって民営化を進めているため、
民営化のやり口が手に取るようにわかります。どこよりも八尾
から日本と世界の政治が見えます。八尾で始まっていることを
私たちが全国に訴えなければならない。国と行政と共産党と解
放同盟の本性を一番つかんでいる私たちが真っ先に反撃を開始
しなければなりません。八尾の勝敗は直ちに全国の勝敗につな
がります。八尾の闘いは八尾だけの闘いではないのです。
 本日の集会を出発点に、国と八尾市の民営化の攻撃に屈服し
た社会党と共産党や民主党に代わる労働者の陣形を立ち上げよ
うではありませんか。
 民営化のねらいは労働者の差別分断、団結つぶしです。民営
化と闘う度合いに応じて団結が強められます。国の弾圧と闘っ
ている動労千葉の国鉄労働者、三里塚の農民、全学連の学生を
はじめ、すべての労働者と団結を強めて闘いましょう。
 一人の喜びはすべての喜び、一人の苦しみはすべての苦しみ。
助け合い共闘できるのは労働者階級の団結だけです。敵のウソ
とだましと差別とおどしを強固な団結のテコにして、あくまで
も原則的、非妥協に闘いましょう。
4)労働者の団結で八尾から日本の政治を変えよう 
 1980年代新自由主義・民営化を進めるイギリスのサッチャー
は、労働者を公営住宅から追い出し、170万人がホームレスに
されました。アメリカは侵略戦争でイラクとアメリカの労働者
を毎日殺し、ローンが払えなくなった貧しい移民の人々を家か
ら追い出しています。映画「シッコ」に見られるように貧しい
人は医療が受けられず病院から捨てられています。
 日本でも、今年4月から医療制度が改悪し、75歳以上の年金
から保険料を天引きし、保険料が払えない人から保険証を取り
上げます。受けられる医療は制限されます。すでに医師とベッ
ドの数は減らされ、救急患者がたらいまわしで殺され、医師は
寝る時間もなくて過労死しています。労働者の収入は少ない
年金とワーキングプアで生活保護水準を割っている。
 資本主義、新自由主義の行き着く先が、今回の預金の差し
押さえではないか。
 民営化は国の財政再建といいますが、1000兆円の赤字をつく
ったのは誰だ。医療費や公営住宅のためでは断じてない。赤字
銀行の補填、保険・年金の公共投資の失敗、天下り官僚のため
の特別財源、軍事費の増大だ。すべて資本家の懐に入ったのだ。
お前達の財産こそ差し押さえされるべきだ。
 アメリカやイギリスで始まっていることが、日本で、いや
西郡で始まっている。もはや闘う以外に生きる道はない。
だまっていては殺される。国や八尾市が決め、最高裁で決めた
ことで私たちが生きていけないならそんな社会は間違っている。
闘って4月からの医療制度改悪を撤回させよう。来年4月からの
公営住宅入居基準の引き下げを撤回させよう。2年後の八尾北
医療センターの完全民営化と団地の払い下げ売り渡しを阻止
しよう。
 すでに世界で、全国で実力闘争がはじまっています。
3年前フランスで300万の若者が、昨年9月沖縄で12万県民が決起
しています。私達も昨年11月、東京の労働者集会に参加して
元気をもらいました。今度は八尾で、全国と世界に元気をあた
える闘いをはじめよう。3月16日のイラク・イラン侵略戦争反対
世界一斉デモに参加し世界の労働者とつながろう。
西郡にはその歴史と経験があります。もういちど西郡から1960年
の団結をよみがえらせよう。
 直ちに3月から始まる、議会と明け渡し裁判をも使い切って、
新たな労働者の闘いを巻き起こし、広く固く団結して、八尾から
日本と世界の政治を変えましょう。  

八尾市弾劾2.24決起集会

2008-02-24 19:17:40 | 住宅の民営化と闘う
 2月24日八尾市桂人権ふれあいセンター(解放会館)において、解放同盟全国連合会西郡支部、八尾北命と健康を守る会、八尾北医療センター労働組合の主催で、「許すな!住宅追い出し 止めよう!医療の民営化 労働者と一緒に行動しよう 2.24集会が開かれました。全国から闘う仲間を迎えて410名の参加で大成功。そのまま高砂住宅まで30分の怒りのデモを行いました。(集会の詳細は後日報告)
 こんな規模の集会とデモは、1960年井上会差別糾弾闘争・安保闘争の時以来です。住民を団地から追い出し、患者を病院から追い出す、国と行政の新自由主義・民営化阻止の本格的闘いが開始されました。全国の労働者と団結して、八尾から日本の政治を変えるために立ち上がりましょう。 -->

市民健診の自己負担1000円に !?

2008-02-22 17:39:44 | 医療の民営化と闘う
 「無料でこれまでどおりの項目内容の健診」を議会で訴え、1月24日には健康管理課にも要望しました。(既報)
 しかし2月22日木村理事から、「八尾市として国保の場合1000円の自己負担を請求することにした。検査項目はこれまでどおりの内容で医師会と調整中」と回答がありました。
 自己負担が発生すれば受診する人が減って、早期発見早期治療ができなくなります。市民の健康と命を守ることができません。受診目標65%にならずに約4億円のペナルティーがかけられ医療費は逆に増えていきます。議会で何回も説明してきたにもかかわらず八尾市は私達の健康をどう考えているのでしょうか。
 労働者・住民の医療も住宅も奪う八尾市を、3月議会で徹底追及していきましょう。多くの市民のみなさんの傍聴を期待しています。



八尾市が前代未聞の年金差押さえ!

2008-02-21 19:50:03 | 住宅の民営化と闘う
  八尾市は2月18日、市営住宅の元の家賃を供託して家賃値上げに反対する住民の郵便貯金から1円残らず差し押さえた。こんなことがあっていいのか。この通帳に3日前に2ヶ月分のわずかな年金が振り込まれたばかりだった。食事代がなくなったばかりか、電気、ガス、水道、国保料もここから引き落としになっている。そもそも給料の1/4以上の差し押さえと年金の差し押さえは禁止されているのにだ。生活をおびやかし精神的な苦痛をあたえる差し押さえは許されていない。しかし今回「憲法25条『国民の健康で文化的な生活を保障すべき』八尾市が、意図的に年金生活者を狙い、生活費を奪い、精神的苦しみをあたえる襲撃を行った。血圧が上がり、夜が寝られず、恐怖と絶望感を与えた八尾市のやりくちはまさに犯罪だ。4年前3人の八尾市民の命を奪った悪徳サラ金の取立て以上の暴挙だ。2月21日直ちに行った抗議に対して住管は謝ろうともせず、「不服だったら裁判所に救済を申し立てろ、生活福祉資金を借りろ、供託をやめて生活費に当てろ」と傲慢に言い放った。金を盗んだ八尾市が返すのが当然ではないか。こんなことが罪にならないなら市役所も法律も裁判所もいらない。「お上にさからうな。はやく白旗を上げてひざまずけ」という攻撃だ。給料の差し押えと明け渡しに「体を柱にくくりつけてでも闘う」3名と預金差し押さえと闘う28名の仲間を先頭に全国の闘う労働者の団結で直ちに反撃を開始しよう。
(写真は2月21日住宅管理課に抗議する住民)


休日急病診療所に

2008-02-03 22:18:34 | 地域医療の和と輪
 2月3日17時から21時、医師会の当番で緑ヶ丘の休日急病診療所に勤務しました。小児科、内科の診療所は土曜日の夜間と日曜日が休診のため、急病に応えられる体制がとられています。軽い病気はここで治療しますが、検査が必要だったり、専門の診察が必要と思われる患者さんは、2次医療機関である八尾市立病院、八尾徳洲会病院、八尾医真会病院のいずれかに紹介します。
 最近はインフルエンザがはやっています。検査をしてもマイナスだが、高熱で関節痛が強い風邪もはやっています。
 せっかく受診してもらったのに、専門科がないため市外の病院に紹介した患者さんは、「耳鼻科がないのは困るな。市長に抗議しておく。」と帰られました。
 実際いまの休日診療は中途半端なところがあります。診療所の休日輪番制や市立病院との外来部門の連携でもっと充実できるのではと思っています。
 今後市民の皆さんの声も聞きながら、医師会や議会に提案していくつもりです。