末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

米中小金融機関、12件目の破綻 前年比4倍

2008-09-21 09:52:47 | 世界金融恐慌の兆し

■米中小金融機関、12件目の破綻 前年比4倍


朝日新聞 2008年9月20日20時10分
 米連邦預金保険公社(FDIC)は19日、米東部ウェストバージニア州の中小金融機関アメリバンク(資産1億1500万ドル)が業務を停止した、と発表した。預金保険が適用される金融機関の破綻はたんは今年、前年の4倍の12件に急増している。
 景気減速などを背景に、中低所得層向けの住宅建設融資の不振などで4四半期連続の赤字となり、金融当局に資本不足と認定された。FDICの管理下で、預金や一部資産は2金融機関に引き継がれ、全8支店は業務を再開する。

総額53兆円想定 米政府の不良資産買い取り

2008-09-21 07:15:30 | 世界金融恐慌の兆し

■総額53兆円想定か 米政府の不良資産買い取り

朝日新聞 2008年9月20日19時29分
 
 金融危機を解消するため、米政府は19日、不良資産の買い取り制度を打ち出した。当面は総額約53兆円規模を想定している模様だ。新機関は設立せず、財務省内に専門組織をつくり、民間から処理専門家をスカウトする見通し。米メディアが伝えた。
 不良資産の買い取り対象は銀行や証券など米国の金融機関で、投機的取引で知られるヘッジファンドなどを除く方針。米金融機関に絞るのは、対策による最終的な負担が米納税者でまかなわれる可能性があるためで、恩恵も米企業に振り向ける狙いがあるとみられる。外国の金融機関の支援では、外国政府に同様の買い取り計画の実施を提案しているという。
 買い取り規模は5千億ドル程度を見積もっているが、最終的には約84兆円との見方もある。財源として、買い取り状況に応じ500億ドルずつの国債を発行する計画。政府が買い取った資産を売却するまでの期間制限は設定せず、かなり長期の「塩漬け」になる可能性もあるという。

 危機の先延ばしは財政赤字を更に増大させる。ドル暴落へと向かう世界金融大恐慌の新しい段階へ突入した。