末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

「慰安婦合意」は無効 韓国24都市で怒りの決起

2016-03-09 06:08:17 | #国際連帯


■「慰安婦合意」は無効 韓国24都市で怒りの決起
前進 速報版 2016年3月 8日 16:12

 3月1日、日韓両政府による日本軍軍隊慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的解決」をうたった昨年末の合意を弾劾し、その無効を宣言する集会とデモが韓国全土の24の都市で一斉に闘われた。
 この日は1919年の3・1独立運動97周年の記念日でもある。ソウルでは労働者・学生や市民1500人が「ともに手をつなぎ、正義を取り戻そう」のスローガンのもと、韓日合意の無効と公式謝罪・法的賠償を求める宣言文を朗読した。その先頭には、安倍政権による日本大使館前の少女像撤去の要求に対し、少女像を守るために62日間にわたる野宿座り込みを続けてきた学生たちが立った。民主労総のチェジョンジン委員長職務代行も最前列で参加した。

 集会後は、「ハルモニ(おばあさん)たちの願いは、戦争のない世の中です」の横断幕を掲げ、日本大使館前までデモ行進が行われた。デモ隊列には、米日韓軍事同盟と朝鮮半島での新たな戦争策動に反対し、オバマと安倍、パククネの仮面を被ってデモするパフォーマンスも登場した。
 この日の闘いは、3月7日から始まる米韓合同軍事演習とも全面対決する闘いとして打ち抜かれた。





杉並と川崎で連帯 婦民全国協などを先頭に
 3月1日、韓国の闘いに呼応し、東京都杉並区と神奈川県川崎市で連帯行動が取り組まれた。
 杉並では、婦人民主クラブ全国協議会と動労千葉国際連帯委員会の呼びかけで東京各地区労組交流センター、全学連など30人がJR荻窪駅北口に集まり、街頭宣伝を行った(写真中)。婦民の仲間は少女像の写真を胸に「撤去は許さない」と訴え、全学連は京大反戦スト弾圧粉砕を訴えた。
 JR川崎駅前では、神奈川労組交流センターが日韓労働者の連帯で朝鮮侵略戦争を阻止しようと訴え、多くの人が聞き入り署名に応じた(写真下)。

民主労総への弾圧許すな! 韓国大使館に抗議行動

2015-12-18 07:20:21 | #国際連帯



■民主労総への弾圧許すな! 韓国大使館に抗議行動
前進 速報版 2015年12月17日 10:33

 民主労総(全国民主労働組合総連盟)が韓国で今年4回目のゼネストに立ち上がった12月16日、動労千葉、動労千葉国際連帯委員会の呼びかけで韓国大使館抗議行動が取り組まれた。午後1時すぎ、動労千葉を先頭に全学連、東京労組交流センター、各地の合同労組・ユニオンなど平日の午後にもかかわらず約60人が港区南麻布にある韓国大使館に向かった。仙台坂の交差点で警察が車止めで行く手を阻む。ゼネスト連帯の横断幕を掲げて二の橋まで周回、ゼネスト連帯のデモ行進さながらとなった。
 動労千葉の中村仁さんを始めとする代表団8人が、「労働改悪阻止のための民主労総ゼネストを断固支持し、民主労総に対して加えられている労働弾圧、公安弾圧に抗議する」声明を携えて韓国大使館に出向いた。

 パククネ政権への要求は、「①韓国2000万労働者の声を聞け! 労働改悪5法案立法を即刻撤回せよ! ②ハンサンギュン民主労総委員長を即刻釈放せよ! ③民主労総に対する労働弾圧、公安弾圧をやめよ! ④11・14民衆総決起に対する暴力鎮圧、ペクナムギ農民への殺人行為に謝罪し、責任者を処罰せよ!」の4点だ。
 国際連帯を貫く日本の労働者・学生の正義の追及に、韓国大使館は門を閉ざしたままだ。絶対に許せない。
 代表団の抗議行動と呼応し、参加者は「民主労総ゼネストに連帯するぞ! ハンサンギュン委員長をただちに釈放しろ! 騒擾罪の発動を許さないぞ! 労働者は国際連帯で闘うぞ!」とシュプレヒコールを続けた。
 通りがかる人びとには「本日『パククネ打倒!』/韓国でゼネスト!」と大書されたビラと『前進』速報版が手渡された。


韓国ゼネスト連帯を呼びかけ渋谷デモ

2015-12-18 07:03:48 | #国際連帯





■韓国ゼネスト連帯を呼びかけ渋谷デモ
前進 速報版 2015年12月17日 10:56

「本日、民主労総が第4波のゼネストに立ち上がっています! 朝鮮侵略戦争反対! 日本の地においてゼネストを巻き起こしましょう!」。全学連の坂野陽平書記長の声が東京・渋谷の代々木公園ケヤキ並木に響きわたった。12月16日昼の韓国大使館抗議行動に続き、午後6時半から民主労総ゼネスト連帯集会が始まった。
 基調報告に立った全学連の斎藤郁真委員長は、「世界戦争への導火線に火がついた」とシリア・中東情勢を語り、さらに東アジア・朝鮮半島においても米日帝による侵略戦争が狙われている中、「民主労総のゼネストこそ、今の時代に対する根本的な回答だ」と断言。「正規・非正規の壁を越えてストライキに立ち上がっている動労千葉・動労総連合のように闘い、巨大なゼネストをこの日本からつくり上げよう。パククネと安倍を串刺しにするゼネストで戦争を必要とする社会を根本から変えよう」と呼びかけた。
 動労千葉執行委員の中村仁さん(動労千葉争議団)が韓国大使館抗議行動を報告し、「動労千葉は来春闘を組織拡大をかけて闘う。1047名解雇撤回、JR東日本採用へ新たな署名運動に出る。ゼネストに連帯して闘おう」と力を込めた。
 森川文人弁護士が、フランスやイギリスで弁護士が生きるためにストライキで闘っていることを紹介。参院選出馬を決めた鈴木達夫弁護士を先頭に、「弁護士として生きるための日弁連を」をスローガンに日弁連会長選挙を高山俊吉弁護士を推し立てて闘う決意を表明した。
 動労千葉国際連帯委員会から、金属労組を先頭に15万のゼネストが打ち抜かれており、現代自動車ウルサン工場の生産が止まったこと、午後3時から全国12地域でゼネスト大会が開かれていることなど、心躍るゼネスト報告が行われた。さらに「このゼネストは今日1日ではなく、21日から第2波ゼネスト、28日から第3波のゼネストに立ち上がる方針だ。民主労総は、年末年始の臨時国会で労働法改悪を狙うパククネ政権にゼネストで立ち向かおうとしている。ハンサンギュン委員長の逮捕に対して民主労総の全組合員は『私たちみんながハンサンギュンだ』と立ち上がっている。パククネ政権の弾圧が80万のハンサンギュンをつくり出した。19日には第3次の民衆総決起が呼びかけられている。パククネ政権は『国家非常事態』だと悲鳴を上げて、騒擾罪を11・14民衆総決起に発動しようとしている。年末年始、パククネ打倒のものすごい闘いになろうとしている。この闘いに日本での闘いで続こう」。
 ここで全参加者で声を合わせてシュプレヒコール。「チョンパオプ(ゼネスト)ヨンデ(連帯)! タンギョル(団結)トゥジェン(闘争)!」
 集会後半は、日本で民主労総とともにゼネストを打ち抜く決意表明が続いた。11月動労千葉訪韓団として11・14民衆総決起を闘った赤嶺知晃全学連副委員長(沖縄大学自治会委員長)と吉田悠君、婦人民主クラブ全国協議会の川添望さん、そして最後に青年労働者が「戦争と非正規職化と職場で徹底的に闘うことによって民主労総のようなゼネストを闘えるようになる。それが2016年だ。とりわけJRで東京で動労総連合をつくり出し、韓国の労働者の闘いに応えよう!」と呼びかけた。
 「この声を海を越えて韓国に届けよう! チョンパオプ ヨンデ! タンギョル トゥジェン!」
 さあ、デモだ。仕事帰りの労働者が続々駆けつけ、デモ隊は180人に膨れ上がった。
 デモは一気に渋谷の街に飛び出し、踊るように駆け抜けた。沿道でビラと『前進』速報版を受け取った青年労働者が立ち止まって文字を食い入るように追う。「一緒にデモしよう!」と呼びかけると、笑顔が返ってくる。外国人の青年たちが早速、速報版を写メに撮って盛り上がっている。
 巷にあふれる怒りをゼネストに束ねる日、近い将来が見えてくる。(K)

11・5 ドイツ機関士労組の仲間たち郡工に登場

2015-11-10 20:20:54 | #国際連帯



■11・5 ドイツ機関士労組の仲間たち郡工に登場
前進 速報版 2015年11月10日 12:32

 11月5日、動労福島とドイツ機関士労組の仲間たちが郡山総合車両センター(以下、郡工)で「賭博」キャンペーン(※注)を吹き飛ばすビラまきを敢行しました。工場にある4つの門、すべてでビラ配布体制をつくり、クルトさんらは「怒 外注化阻止」「NO Fight NO Safety」の横断幕を持って青年労働者が最も通る北門に登場。動労福島の組合員は「ドイツの鉄道労働者が来ています」「『賭博』についての動労福島の見解」と懸命に発しながら配布。転轍(てんてつ・信号に合わせてレールの切り替えを行う仕事)の仕事をしているビッキーさんも自ら、郡工労働者にビラを手渡し。ドイツ労働者の登場に、いつもは受け取りを遠慮している労働者が受け取ったり、照れながら通り過ぎたり、積極的に受け取ったりと「賭博」問題で閉塞感を強制されている職場の雰囲気を打ち破る行動になった。この日ばかりは職制もただ黙って見ているだけだった。
 さらにクルトさんの提案で機関士労組のスローガンである「(資本は)我々の職場に手を出すな!」を全員でイタリア語で唱和♪最後に「何かあったらいつでも呼んでくれ。すぐに駆けつける。それが俺たちの組合のやり方だ。郡工までの道順も覚えたよ」とクルトさん。職場では橋本委員長に「動労福島ってどんな組合?全国組織なの?」と聞いてきた同僚がいたということ。機関士労組の仲間の登場は郡工労働者と動労福島を激励する最大の行動となった。
 「賭博」キャンぺーンによる団結破壊と外注化推進の攻撃と真っ向から立ち向かい、組織拡大で反撃していこう!
(郡山市・倉岡雅美)
※注:職場内でやられていた賭け事を「賭博」と称し、全国紙と全国放送で大々的に報道。分割・民営化時と同じような労働者に対するネガキャンペーン攻撃がややられている。

韓国、ドイツ、トルコの労働者迎えて 国際連帯集会

2015-11-07 06:06:31 | #国際連帯



■韓国、ドイツ、トルコの労働者迎えて 国際連帯集会
前進 速報版 2015年11月 6日 12:45

 11・1労働者集会に向け、10月31日に千葉で開催された労働者国際連帯集会は、韓国、ドイツ、トルコなどの闘う労働者を迎え、在日・滞日外国人労働者をはじめ300人が結集し、新たなインターナショナルをも展望する歴史的な集会となった。世界の労働者はまったく同じ敵、同じ攻撃と闘っている――参加者の誰もがそう確信した。国境を越えた労働者階級の国際連帯・国際的団結こそが、新自由主義攻撃を打ち破ることができる。全参加者は、大恐慌と戦争にゼネストをもって立ち向かい、労働者階級が主人公の世界をつかもうと誓い合った。
労働組合復権し
 「全国、全世界から結集された皆さん。今、ストライキと国際連帯で戦争を止める時代を切り開いている。今日、明日の闘いで労働者の国際連帯を切り開こう!」。9月国会闘争から世界の闘いをビデオ鑑賞した後、司会の青年労働者と学生が力強く開会を宣言した。
 動労千葉の田中康宏委員長が主催者あいさつに立ち、「私たちは今、ひとつの攻撃にさらされている。この30年あまり、労働者を侮辱して全世界で労働者を突き落とし続けた新自由主義という政策が、自ら生み出した矛盾で崩壊している。労働者が国際的な連帯を取り戻し、これに立ち向かっうことが何よりも大事な課題だ。日本での闘いが前進することが最大の国際連帯だ」と提起し、戦争法をめぐって立ち上がった怒りの声、「それを土台で支える労働運動の復権、それができれば歴史は動き出す」と語り、「全国に動労総連合をつくり、正規と非正規が固く団結して闘い、戦争を止めよう。国境を越えた労働者の力を結集し、新自由主義を打ち破る労働者の闘いにまとめ上げていけたら世界は変わる」と呼びかけた。
 婦人民主クラブ全国協議会が「団結たまご」をスト中の動労千葉に贈呈し、星野暁子さん(星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議)と佐藤幸子さん(福島診療所建設委員会よびかけ人)が連帯あいさつ。星野さんは、9・6徳島刑務所包囲デモへの報復弾圧である文昭さんの降格処分を報告し、労働者解放と星野解放はひとつの闘いだと訴えた。佐藤さんは、理不尽な福島の現状を訴え、「戦争法案まで持ち出し、子どもたちの未来を奪う政治、さらに海外に原発を輸出する? トルコへも? 福島に何一つ責任を取らない安倍政権が、どうやって海外に責任を取るというのか」と怒りを込めた。
ゼネストで闘う
 韓国・民主労総、ドイツ機関士労組(GDL)と、トルコから初参加の国際労働者連帯協会(UID-DER、ウィダル)の各代表が発言した。
 29人の大代表団で来日した民主労総から、全国公務員労組23人を代表してソウル本部のシンクァンヨン副本部長、全国鉄道労組のキムスンシク連帯事業局長が立ち、11・14民衆総決起とゼネストを闘う決意を示した。シンクァンヨン副本部長は、パククネ政権による懲戒や組合事務室閉鎖攻撃などの組合弾圧と対決し、「けっしてこれに屈せず、より強力な闘いを展開し、闘いぬく」と高らかに宣言した。キムシンスク連帯事業局長も「パククネ政権の労働弾圧に断固として立ち向かい、日本の鉄道労働者をはじめとする平和憲法改悪に立ち向かう同志たちとの連帯闘争をさらに強化していく」と決意を語った。
 GDLベルリン都市鉄道支部(組合員1000人)のクルト・シュナイダー支部長は、GDL本部の制動を打ち破り、青年労働者とともに資本との断固たるストライキで闘っていることを報告し、「闘う者はすでに勝利している。一つひとつの闘いの経験を通じてその後の闘いをより豊富なもの、より広範な、大衆的なものとして強化していくことができるからだ」と述べ、「国際連帯万歳! 団結してバンバロー!」と結んだ。
 ウィダルのアイハン・デブリンさんは、「われわれがなぜ、何千キロも離れた所から来たのか」と始め、3・11福島原発事故に際し、動労千葉の呼びかけに応え、即座に1万2千の署名を届けたことなどを振り返り、「戦争に直接巻き込まれている」トルコの現状を報告し、「労働者階級の決意に満ちた闘いだけが資本主義を打倒できる。われわれ労働者は鉄鎖以外に失うものはない。獲得すべきは全世界だ! 労働者階級の闘いの国際的統一万歳! 闘う労働者階級組織の国際連帯万歳 !」と力強く叫んだ。
朝鮮戦争阻止を
 集会後半は、トルコ語で「労働者階級の連帯万歳!」のスローガンで始まった世界の労働歌のライブ演奏で始まった。日本、韓国、ドイツ、トルコなど続々と繰り出される歌に会場は沸きに沸いた。
 在日・滞日外国人から、関西合同労組阪神支部の許用皓(ホヨンホ)支部長。許用皓さんは、まずハングルで民主労総の闘いを讃え、「国際連帯、労働者の団結で戦争を止めることができる。朝鮮戦争は絶対にしてはならない」と声を強め、「"万国の労働者団結せよ"という言葉をかみ締め、私は国際連帯の発展のため、解雇撤回闘争も原職復帰までがんばります」。ビルマ民主活動家、在日ウガンダ人難民も口々に戦争反対を訴えた。
 これらのアピールに日本の闘う労働者が発言した。動労水戸の石井真一委員長が「原発事故はなんら収束していない。事故から4年半、被曝とストライキで闘いぬいている。原発労働者とつながって組合をつくろう」と呼びかけた。民営化・外注化・非正規職化を阻止し、戦争と対決する労働運動を闘う現場報告として、地元千葉からユニオン習志野の菊池晴知委員長、群馬合同労組中央タクシー分会の川谷内政樹さん、全国金属機械労組港合同執行委員の木下浩平さんが発言した。
 最後に動労千葉国際連帯委員会の山本弘行さんが立ち、「本日の集会で団結破壊と労組解体で生き延びようとする帝国主義に対し、私たちの進むべき道は鮮明になった。これが一点目。二点目は、いま三つの労働組合から血沸き肉踊るような現場の闘いが報告された。現場に階級的労働運動をよみがえらせること、国際的団結で応えていくことが、私たちが選択すべき唯一の道だ。国家主義と排外主義の扇動で戦争に突き進む帝国主義を私たちの力で打倒しよう。三点目は、10・31動労千葉ストライキに続き、あらゆる職場からストライキに立ち上がり、民主労総、GDL、ウィダルとともにゼネストを戦取しよう。2016年、再び勝利の報告をもって会いましょう」とまとめた。
 全員が肩を組み、インターナショナルを斉唱した。(K)
 
写真は、①全国公務員労組ソウル本部のシンクァンヨン副本部長の発言時、23人の公務員同志が「闘争(トゥジェ       ン)!」であいさつ(10月31日 千葉)
     ②300人が集まった労働者国際連帯集会で労働者の国際連帯を呼びかける動労千葉の田中委員長


8・15集会 「安倍談話」に怒りの反撃 日韓連帯で反戦とゼネストへ

2015-08-22 15:30:24 | #国際連帯





■8・15集会 「安倍談話」に怒りの反撃 日韓連帯で反戦とゼネストへ
前進 速報版 2015年8月21日 16:25

 「8・15労働者・市民のつどい」が8月15日午後1時から東京・すみだ産業会館で行われ、580人の結集で大成功を収めた。
 集会は、「いよいよアベを倒すとき/戦争法成立阻止、安倍70年談話粉砕!」のスローガンのとおり、安倍談話を打ち砕く内容に貫かれ、8月後半から9~11月の闘いのスタートを切るものとなった。
 前半の圧巻は、「オープンスペース街(まち)」弾圧―デッチあげ不当逮捕に対して完全黙秘・非転向で闘い、前日奪還された2人の仲間の登壇だ。会場を揺るがすほどの大きな拍手に迎えられ、Aさんは「東京全体の団結の力が勝利を引き寄せた」、Bさんは「弾圧は新たな団結をつくり出している」とはちきれる笑顔で語り、勝利者として自信と誇りをみなぎらせた。
 集会の冒頭、DVDが上映され、主催者あいさつを8・15集会実行委員会代表の葉山岳夫弁護士が行った。
 「街」の仲間の発言に続いて、憲法と人権の日弁連をめざす会の武内更一弁護士が、「戦争法案と一緒に刑事司法改革関連法案を粉砕しよう!」と訴えた。
 「戦争は国会から始まる―傍聴16年」の演題で、平和遺族会全国連絡会代表の西川重則さんが講演した。西川さんは「内閣は戦争法案を出してきている。戦争の準備をどんどん進めている」と警鐘を鳴らし、「こんな内閣は一日も早く打倒すべきである」と力強く呼びかけた。
 8・15集会実行委員会の森川文人弁護士が基調報告。森川さんは安倍談話をつぶさに批判し、「国際連帯を貫き戦争をする政府・資本を打倒し勝利へ突き進もう。これが安倍談話に対する回答だ」と言い切った。
●民主労総ソウル地域本部が発言
 後半の初めに、司会が、徳島刑務所で闘う星野文昭さんからの集会メッセージと、民主労総ソウル地域本部と民主労総公共運輸連盟全国鉄道労組ソウル地方本部からの動労千葉へのメッセージが寄せられていることを報告した。
 後半のメインは韓国、動労千葉、沖縄からの特別報告だ。
 最初に、割れんばかりの拍手と歓声の中、韓国・民主労総ソウル地域本部の3人の労働者が紹介され、女性委員会委員長のキムジンスクさんが報告を行った。キムジンスクさんは「民主労総は今年パククネ政府の労働改革に立ち向かうゼネストを決意し、主要な要求として最低賃金1万ウォン争奪を掲げました」と高らかに表明。「11月には労働者・農民・貧民がともに闘う大規模民衆総決起を予定しています」と宣言した。そして「戦争屋の安倍政権に立ち向かう、日本の労働者の闘争もまた支配階級に対する正義の闘争です」と結んだ。
 続いて、動労千葉の田中康宏委員長が登壇した。田中さんは「私たちは絶対にアジアの労働者たちに銃を向けない!」と声を振り絞った。さらに、動労千葉の鉄建公団訴訟で6月30日に最高裁が上告棄却の決定を下したことを弾劾し、闘いを続けると宣言。「8月、9月を全力で闘おう」と強く呼びかけた。
 沖縄からは日本IBMビジネスサービス労働組合の富田晋委員長が報告に立った。富田さんは辺野古新基地建設工事が1カ月ストップしていることについて、「米軍基地内の労働者の3人に1人を非正規職にする攻撃に対して、現場指導部がストライキを構えて闘っている。この闘いが根底にあるから基地建設は止まっている」と明言した。
 「原発再稼働阻止・内部被曝とたたかう」と題して、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長と動労水戸の石井真一委員長が発言。布施さんは「福島を反原発・戦争反対の拠点にする」と表明し、石井さんは「常磐線の全線開通と外注化を許さず闘う」と強固な意思を明らかにした。
 決意表明に、NAZEN東京代表で江戸川区職の佐藤賢一さん、6月に組合の役選を闘ったK市職の労働者、全学連の斎藤郁真委員長が立った。
 まとめを合同・一般労働組合全国協議会事務局長の小泉義秀さんが行い、全員で団結ガンバローを三唱。沸き上がる高揚感に包まれつつ集会を締めくくった。

外登法・入管法と民族差別を撃つ関西交流集会 〝民主労総ゼネストに続け〟橋下打倒の高揚感満ち230人

2015-05-31 09:34:36 | #国際連帯



■外登法・入管法と民族差別を撃つ関西交流集会 〝民主労総ゼネストに続け〟橋下打倒の高揚感満ち230人
前進 速報版 2015年5月30日 09:34

 5月24日、大阪市・東成区民センターで「打ち破ろう分断! 取り戻そう団結! 民族差別・排外主義と入管体制を打ち破り、全世界の労働者は団結しよう/第24回外登法・入管法と民族差別を撃つ関西交流集会」が開かれ、在日・滞日外国人を始め230人が結集した。

■入管体制うち破り団結して革命を!
 集会に先立って、韓国民主労総のゼネストのビデオが上映された。4・24から6月、秋へと向かって連続的ゼネストを打ち抜き、民衆蜂起に進撃する民主労総の闘いに胸揺さぶられ、「私たちも必ず続くぞ」という思いに駆り立てられた。
 冒頭、この集会を発足当初から牽引(けんいん)してきた高秀雄(コスウン)さんと高山巌さんの逝去に対し黙祷(もくとう)が行われ、二人の遺志を引き継いで前進していくことを誓った。
 実行委員会を代表して開会あいさつに立った関西合同労組阪神支部の許用皓(ホヨンホ)支部長は冒頭「今年の集会は、東西入管集会がひとつのものとしてかちとられている」ことを宣言、5・10全国入管集会に激戦の渦中から来日した韓国民主労総の発言(本紙2681号掲載)を紹介し、連帯して闘おうと呼びかけました。そして、「私のかねひろ解雇撤回15年の闘いは、朝鮮総連スターリン主義の日朝共同闘争分断の裏切りをのりこえた闘いだ。労働者に国境はない。労働者は一つの階級だ。ともにゼネストで闘おう」と力強く檄(げき)を飛ばした。
 全国・関西の実行委員会で練り上げた基調報告を、実行委員会の仲間が提起した。
 「安倍政権は年金まで投資に回し、もはや破綻する。怒りを団結に変え、闘えば必ず勝利できる時代が来た。これは希望です」と語り始めた。
 さらに安倍政権の一連の戦争・改憲攻撃を暴露し、この歴史的暴挙に対し階級的労働組合を拠点とした地域丸ごとの決起で応えようと訴え、原発収束作業や東京オリンピックのインフラ整備を安価・使い捨ての外国人労働者で行おうと「外国人技能実習制度」が一層改悪されている現状を暴露した。
 最後に「入管闘争は、ひとつの階級である労働者階級を分断し階級的合流・結合・団結を阻むための入管法・入管体制を打ち破る闘いです。われわれは今、選択しなければなりません。仲間を戦地に送るのか、団結して労働者が主人公の社会をつくるために闘うのか。戦争を止める力は私たち労働者の中にこそある。民族・国籍にかかわりなく、すべての労働者は生きるため戦争にノーを! 民主労総に連帯し、ゼネストで闘いましょう! 団結して革命を!」と確信にあふれて呼びかけた。堂々たる報告に満場の拍手が応えた。
■田中委員長が国鉄集会の大結集訴え
 動労千葉の田中康宏委員長が特別アピールに立った。「訪韓し4・24ゼネストに参加したが、本当に素晴らしい闘いだった。パククネは違法ストだ、検挙すると弾圧したが、『やれるものならやってみろ』『そうだ、違法ストをやって打倒する!』と闘った。民主労総のチェジョンジン首席副委員長は『われわれはゼネストでパククネを打倒すると公約して選ばれた執行部だ。腹をくくったんだ』と、困難をのりこえて闘って来た思いを語っていた。この闘いを韓国だけのことにしてはならない。戦争と労働運動は固く結びつけられてきた。産業報国会、戦後の総評、そして国鉄分割・民営化と連合結成。しかし、われわれは負けなかった。橋下は、国鉄分割・民営化でできなかった労働組合一掃を大阪都構想でやろうとしたが打倒された。橋下打倒は、安倍打倒への勝利だ。安倍は完全に崩壊過程に入った。6・7国鉄集会に集約して闘おう」と訴えた。続いて、ソヒョンソク民主労総ソウル本部長からの連帯メッセージが読み上げられた。
 関西青年労働者集会実行委員会の木下浩平さんから熱い沖縄闘争報告が続く。「今年の沖縄は4・24韓国ゼネストと一体で闘われ、IJBS(日本IBM・ビジネスサービス)労組の闘いを先頭にした『全島ゼネストやろう!』という訴えは、沖縄県民の安保法制閣議決定への激しい怒りと完全にかみ合った。体制内は妨害・分断・排除しようと必死だが、4万枚のビラが吸い込まれ、IJBS解雇撤回署名は700筆を超えた。県庁前までのデモの訴えは圧倒的に支持され、「妨害に負けたらあかん」というおばちゃん、飛び入り参加の青年も現れた。何より労働者の党が求められている。一切は労組をめぐる闘いだ。関西は6・14青年集会・御堂筋デモに打って出る」と宣言した。
■職場で闘うことがゼネスト実現の道
 第2部の冒頭、関西合同労組東部支部の仲間たちが演奏・リードして「取り戻そう星野」と「ソリダリティ」を全員で合唱、星野文昭さんからのアピールが読み上げられた。
 続いて、現場の闘いの報告として、倒産・解雇攻撃と闘う関西合同労組泉州支部サンボー分会、京都のユニオン自立、大阪北部ユニオン、広島連帯ユニオン、八尾日本語学校(八尾北医療センター労組と末光道正医師)、全国水平同盟、奈良市従の労働者、動労西日本、全学連の京都大学の学生が発言した。
 最後に実行委員会から6・7国鉄集会に3千人の大結集を実現し、6・21韓国民主労総ゼネスト連帯集会をやろうと呼びかけ、団結ガンバローとインターナショナルで閉会した。
 いよいよ民族・国籍・国境による分断を打ち破り、ゼネストやって革命に勝利する時代がきた! 「甲斐なき悲しみのない社会」建設はもはや「見果てぬ夢」ではない。ここを突き進もう!  (関西・Y)

2014年11月3日 国際連帯労働者集会オープニングビデオ

2014-11-03 13:02:44 | #国際連帯
2014年11月3日 国際連帯労働者集会オープニングビデオ
動労千葉を支援する会HP


★当面する闘争スケデュール

★八尾北医療センター医師募集










        

福島診療所                          ここから通信 
建設パンフ
  SunRise第1号  第2号   第3号    創刊号  第2号


韓国民主労総が三里塚現地で反対同盟と交流

2014-11-02 06:39:14 | #国際連帯







■韓国民主労総が三里塚現地で反対同盟と交流
前進 速報版 2014年11月 1日 08:43

 10月31日、韓国民主労総ソウル地域本部の労働者27人が来日し、三里塚現地を訪れた。
 一行は午後に成田空港に降り立ち、ただちに動労千葉の案内で天神峰の市東孝雄さん宅に向かった。現闘の同志の案内で天神峰、東峰などをつぶさに見て回り、夕刻に現地の宿泊所に到着した。
 三里塚の闘いの歴史を記録したビデオを鑑賞して、現闘の同志たちが用意した心尽くしの夕食を味わった。
 午後6時30分から、三里塚芝山連合空港反対同盟との交流会が開かれ、動労千葉の川崎昌浩さんが司会を勤めた。
 最初に北原鉱治事務局長が歓迎の言葉を述べ、「韓国と日本の労働者・農民が固く手を握れば戦争を阻止できる」と訴え、熱烈な拍手を受けた。乾杯に続き、動労千葉の田中康宏委員長が歓迎の辞を述べ、ジェット燃料貨車輸送阻止闘争を振り返り、反対同盟と動労千葉の連帯の意義を語った。
 民主労総ソウル本部からは、イヒョンチョル副本部長があいさつに立ち、三里塚闘争49年の歴史と動労千葉の国鉄分割・民営化反対闘争への敬意と、自らの闘いの決意を述べた。
 市東孝雄さん、東峰の萩原富夫さんが韓国語での自己紹介を交えて、日韓国際連帯のあいさつと闘いの決意を表した。
 反対同盟とソウル本部双方からの記念品の交換が行われ、イヒョンチョルさんの「社会を変えよう!」との音頭で再度の乾杯が行われた。
 日韓双方の参加者は言葉の壁をのりこえて歓談し、互いの闘いの息吹を直接に感じあった。
 三里塚現闘の同志たち全員が前に並び、「今日の料理をつくった」と紹介されると、その場は拍手と歓声に包まれ、韓国労働者から「オイシイ!」のかけ声も飛んだ。現闘の代表と全学連三里塚現地行動隊が勝利への決意を表明し、熱気が最高潮に高まった。
 最後に全員で「トゥジェン!」のかけ声で記念撮影。その後も日韓の参加者は名残惜しく時を忘れて歓談し、11・2全国労働者総決起集会の成功を誓い合った。(TN)


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激動の韓国から民主労総27人の代表団が11・2集会参加を発表!

2014-10-29 13:08:35 | #国際連帯






■激動の韓国から民主労総27人の代表団が11・2集会参加を発表!
前進 速報版 2014年10月29日 08:59

 韓国では、セウォル号事件を居直ったパククネ政権による、新自由主義攻撃の一層の全面展開と労組破壊攻撃の激化に対して、労働者階級の怒りの猛反撃が始まっている。10月25日には、ソウルの中心部で全国から結集した非正規職労働者5千人が集会を開き、非正規職撤廃とパククネ退陣を正面に掲げて新たな大闘争に入ることを宣言した(写真)。この闘いの真っただ中から、民主労総ソウル地域本部の代表団27人が大挙して訪日し、11・2労働者集会に参加する。イヒョンチョル副本部長を団長として、現場で当局・資本との激しい攻防を闘っている労働者たちだ。鉄道労組からは2人が参加し、その1人は6・8国鉄集会にも来たオムギリョンさんだ。
 訪日団にはさらに、イジェヨン指導委員(元ソウル本部長)など民主労総の中心的活動家や、サイバー労働大学のキムスンホ氏も加わっている。また、学校非正規職労働者の闘いを描いた『私たちが見えますか?』の本(労働者学習センターで翻訳・刊行)に登場するホンイク大のイスッキさんなども含まれている。

 10月25日午後5時、ソウル市世宗路のファイナンスビル前で開催された「2014非正規職撤廃!全国労働者大会」には、公共部門をはじめあらゆる産別の非正規職労働者や移住労働者などが集まり、資本と結託して労働者をますます劣悪な労働条件に追いやっているパククネ政権に怒りをたたきつけた。会場のファイナンスビル前は、ケーブル放送C&Mの非正規職労働者が解雇撤回を求めて120日近く野宿座り込みを続けている場所だ。民主労総のシンスンチョル委員長は、80万民主労総のうち非正規職組合員がすでに17万人を超えたとし、「いまやこの社会は非正規職の声を聞くことなしには回らない。非正規職労働者たちはこれまで怒りと恨みと悲しみで闘争してきたが、きょうこの瞬間からはけっして孤独ではない闘争になるだろう。闘いはきょうを基点に明確に変わるだろう」と宣言した。
 集会にはセウォル号遺族(写真)も登壇し、「この社会は歪んでおり、持てる者はより多く持ち、貧しい人々はより貧しくなるばかりだ」と、韓国社会の根本的変革を訴えた。

 大恐慌の進展と中国バブルの崩壊の始まりが韓国経済を直撃するなか、パククネ政権と財閥資本は韓国の労働者階級を一層の強搾取にたたき込むことで延命しようと必死になっている。鉄道や医療をはじめ公共部門の全面民営化と、それをテコとした総非正規職化の攻撃、労組破壊・労働運動圧殺の攻撃がいまやむきだしに襲いかかっている。だが昨年末の鉄道労組の23日間ストを転機に反撃に転じた労働者階級は、パククネ政権の激しい弾圧や切り崩し攻撃をも打ち破り、新たな団結をつくりだして不屈に闘っている。さらにセウォル号の惨事は、資本と国家の犯罪的正体を決定的に暴くことによって、新自由主義への全人民的な怒りに火をつけた。パククネはセウォル号遺族の真相究明・責任者処罰のための特別法制定要求を拒否し、その公然たる居直りに、怒りはますます高まっている。

 こうした中で9月には、現代自動車の非正規職撤廃闘争でソウル地裁が、現代自動車の生産工程で働くすべての社内下請労働者が不法派遣の状態にあるという労働者側全面勝訴の判決を下した。現代車ウルサン非正規職支会を先頭に、現場労働者が2010年の工場占拠闘争や2013年の鉄塔籠城闘争を闘い、現代財閥資本の総力を挙げた激しい労組破壊と弾圧・懐柔・分断の攻撃にも耐え抜いて団結を維持し、文字通り実力でもぎりとった判決である。

 新自由主義粉砕とパククネ政権打倒を真っ向から掲げて闘う韓国労働者階級との連帯を今こそ強めよう。11・2労働者集会への空前の大結集をかちとり、11・3国際連帯集会の圧倒的成功を闘いとろう!(千)

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