末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

5・31西郡住宅明け渡し弾劾裁判 速報

2011-05-31 21:55:32 | 住宅の民営化と闘う




202号大法廷の傍聴席が埋めつくされた中で、3人が意見陳述に立ちました。
 
 「地元議員の利権関係で、この改良住宅に応能応益家賃を、八尾市は全国のトップを切って適用した。その結果地域から若い人が出て行かざるを得なくなり、親子一緒に住めない、独居老人ばかりの地域になった。応能応益家賃制度は廃止しかない。もう一度以前のように家族が笑って安心できる生活に戻したい」(辻西幸子さん)

 「更地に建った団地ではない。私たちの先祖が、ひどい差別を受け、苦しい時代を生き抜いてきた中で、西郡が少しでも良くなるならばと、土地や建物を手放し、立ち退きの条件として、団地への入居と一律低家賃が市長によって約束された改良住宅である。私たちが、なぜ家賃を供託して闘っているのか、正しい判断をしないなら裁判所なんていらない」(田中由加さん)

 「西郡・八尾北の闘いは被災地労働者の生きるための必死の闘いと同じだ。西郡で、全国で、大衆、労働者の闘いが巻き起こっている。資本、政治家、御用学者と一体となった『原発は安全』のお墨付を与える判決を繰り返すのか。私たち3人の住宅明け渡しを認め、西郡住民の『住む権利』『生きる権利』を法の名によって踏みにじるなら、それは実力決起の合図となるだろう」(岡邨洋さん)

 3人の陳述はみんなの思いです。14年の西郡住宅闘争そのものです。八尾市による、「住み替え」=追い出し、西郡の更地化=廃村化を打ち破る闘いです。八尾市と結託した裁判官は、住民が次々決起を開始していることに恐怖し、不当にも証人申請を却下し結審としました。絶対に許せません。岡邨支部長の怒りのシュプレヒコールに、全員が立ち上がって応え、裁判官と八尾市を圧倒し、更に追い詰めました。

 総括集会と帰りのバスの中で元気な発言が続きました。3・11震災情勢で階級情勢が一変しています。その中で4・24市議選、5・25八尾北明け渡し弾劾裁判、5・31住宅明け渡し弾劾控訴審と連続した闘いが、ますます団結を強めています。みんなの顔はほんとに生き生きと輝いています。

 選挙を勝利させた団結の力で、ムラのすべてに責任を取りきる西郡支部1000名建設を勝ち取りましょう。国鉄闘争全国運動6・5国大集会に結集し、7・24支部大会-7・26判決公判を一体で闘いましょう。



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最高裁の君が代起立命令「合憲」判断弾劾

2011-05-31 07:50:46 | 生きさせろゼネストへ
■君が代訴訟、起立命じる職務命令「合憲」 最高裁初判断
朝日新聞 2011年5月31日3時

 公立学校の卒業式で「君が代」を斉唱するときに教諭を起立させる校長の職務命令をめぐる訴訟の上告審判決で、最高裁第二小法廷(須藤正彦裁判長)は30日、命令は「思想・良心の自由」を保障した憲法19条には違反しないとの判断を初めて示した。そのうえで、自由を侵されたとして損害賠償などを求めていた元教諭側の上告を棄却した。

 第二小法廷は、起立斉唱の職務命令が、個人の思想・良心の自由を「間接的に制約」する面があると認めつつ、一定の必要性や合理性があれば許容されるという判断基準も提示。同種の訴訟だけでなく、大阪府議会に提出された斉唱義務化の条例案をめぐる議論や、全国の教育現場にも影響を与える可能性がある。


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建設産業常任委員会協議会

2011-05-26 11:48:09 | 議会闘争
 本日10時から、建設産業常任委員会協議会があり、各部局の幹部職員(課長級以上)の紹介と機構説明、事務事業概要及び現況の報告がありました。これまで文教産業常任委員会に属していた、環境産業部が建設常任委員会に移行したため、建設産業常任委員会と変わっています。






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5・25八尾北明け渡し弾劾裁判 意見陳述

2011-05-25 17:19:01 | 八尾北の民営化絶対反対

今回もマイクロバス3台の総力決起です。

 私は医療法人健進会理事、八尾北医療センター院長、八尾市議会議員の末光道正です。
 
 八尾北医療センターの出発点である西郡平和診療所は、1951年に西郡の人々が差別と闘って、苦しい生活の中から身銭を切って資金を集め、労力を提供して建設したものです。無医村の時代、1947年に天然痘が大流行した時には、八尾市や保健所は一般地域への感染を防ぐため西郡の患者を村に隔離したため、幼い子どもを中心に200人もの犠牲を出しました。西郡住民は、その悲しみと悔しさの中から立ち上がったのです。西郡平和診療所は、その後、幸生診療所、八尾北医療センターへと引き継がれ、地域だけでなく、八尾市北部全体の医療・介護を60年に渡って担いぬいてきました。
 
 1917年ロシア革命の翌年に、この地域でも米騒動が闘われ、1922年の全国結成には西郡からもいち早く代表を送っています。60年安保闘争にもムラから多くの人々が結集し、70年安保闘争を担った私も、「差別のためい医者がいない。来てくれる医者はいないか」と呼ばれて西郡に合流し、以後38年間常勤医師として勤務しています。
 八尾北医療センターは、日本の農民運動、解放運動、労働運動、学生運動が結合して作られてきた、日本でもまれな診療所です。診療所は医療だけを守ってきたのではありません。生きていくために必要な助け合いの場、闘いの拠点、団結の砦としてコミュニティの中心となってきました。さらに防疫委員会を作り、阪大公衆衛生学教室の協力を得た井戸水の水質検査など、日本初の地区実態調査を行いました。貧困と劣悪な住環境と病気の責任が国と行政にあることを明らかにして、仕事、公営住宅、保育所、学校など、必要なものすべてをつくり、とりもどしてきました。西郡・八尾北は世界革命の火が燃え続けている拠点です。それを引き継いでいるのが私たちで、壊そうとしているのが国と八尾市です。
 
 3月11日に起こった震災・大津波・原発事故は数万人の命を奪い、大被害をもたらしています。新自由主義が、地方を切り捨て、公共施設を民営化し、公務員を削減し、自己責任と民営化のもとで社会保障を切り捨て、安全と人命を無視してきた結果です。公共施設、とりわけ医療機関から国や行政が手を引いたことも、救援活動を遅らせ、多くの犠牲者を出すことになりました。
 岩手県大船渡市では、避難所でランプを灯して診療を続けながら、元の町で診療所を再開する必死の闘いを行っている医師と職員、住民の闘いが報道されています。「一人の高齢の女性が息を引き取った。ずぶ濡れの服に気温4度の寒さが追い打ちをかける。お年寄りの服を着替えさせ、毛布でくるんだがさらに2人の女性をみとった」と。
 すべてのものを失った被災地で、悲しみと絶望を乗り越えて、生きる闘いが始まっています。これは西郡の診療所の歴史そのものです。被災地労働者と団結し、国と行政にすべての責任を取らせ、社会を根本から変えましょう。
 
 80年代に入って新自由主義攻撃がはじまりました。共産党や解放同盟本部派を手先にした国鉄分割民営化による労働運動つぶしや、応能応益家賃制度による解放運動つぶしです。私たちは国鉄分割民営化を打ち破った動労千葉のたたかい、国鉄1047名解雇撤回闘争を軸に真正面からこれと闘い、14年の西郡住宅闘争、10年の八尾北闘争を闘ってきました。その一環である2005年の八尾北の売り渡し攻撃を打ち破り、5年間八尾北つぶしをはねのけてきました。
 
 私は、2009年12月議会の個人質問で、「八尾北医療センター土地建物の売り渡しは絶対に認めることはできない」と健進会と労組の見解を明らかにし、2008年3月議会で木村理事が発言した「八尾市の売り渡し方針」を撤回し、謝罪することを求めました。しかし市長は、健進会が土地・建物を買えないことを百も承知の上で「健進会がお望みなら売却も検討させていただきたい」と開き直り、譲渡=売却をあくまで押し付ける答弁を行いました。さらに2010年の6月議会では、私を除斥して明け渡しの提訴を強行採決するという前代未聞の暴挙を行いました。絶対に許せません。
5年で土地建物を明け渡して出て行けと訴え、働く60人の労働者と年間延べ5万人の患者と利用者を放り出せという八尾市には一片の道理もありません。正義は私たちにあります。裁かれるべきは八尾市・田中市長の方です。
 
 このみんなの思いが、4月の市議選に再び勝利をもたらしました。八尾北医療センターを守り抜き、医療と介護を続け、西郡から田中市政の800事業丸ごと民営化を止め、日本の政治を変えましょう。世界の労働者と結びついて、戦争も失業も核も原発もない社会、労働者が主人公の社会を作りましょう。
 最後に、私たちの団結で八尾北明け渡しを必ず阻止することを宣言して陳述を終わります。 


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5・22狭山集会 報告

2011-05-25 06:30:29 | 世界の闘い




■"西郡支部1千人建設で勝利する"関西狭山集会で戦闘宣
前進 速報版 2011年5月24日

 5月22日、八尾市・桂人権コミュニティセンターで「5・23石川一雄さん不当逮捕48カ年糾弾! 狭山第3次再審闘争勝利! 新自由主義と対決する新たな解放運動をつくり出そう! 八尾北医療センター明け渡し反対! 西郡住宅闘争勝利! 関西狭山集会」が開催された。主催は解放同盟全国連西郡支部、八尾北医療センター労組、関西労組交流センターで、180人が大結集した。
末光道正八尾市議の特別報告の後、石川一雄さんから狭山闘争支援者に宛てたメッセージが読み上げられた。
続いて、西郡支部の岡邨(おかむら)洋支部長が基調報告を行った。続きは本文で



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