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■血糖値の管理怠り後遺障害に6800万円 八尾市立病院
朝日新聞 9月9日
大阪府八尾市は8日、市立病院に入院中の女性患者(57)が06年、高カロリー輸液の点滴をした後、血糖値の適切な管理を怠ったため高次脳機能障害などになったとして、8月に女性側と和解し解決金6800万円を支払った、と発表した。
病院によると、06年2月に胃がん手術をした女性が退院後、食事をとれなくなって同4月に再び入院。栄養失調の状態になったため病院は同5月末から高カロリー輸液の点滴を始めた。しかし5日後に女性の意識レベルが低下し、高次脳機能障害と診断され、右足が壊死(え・し)して切断を余儀なくされた。この間、50代の男性外科医は女性の血糖値を測定するのを忘れ、かなりの高血糖状態になったことに気づかなかったという。
女性側が昨年3月、市に対し損害賠償を求めていた。病院は事故後、高カロリー輸液の実施マニュアルを定めたという。米田正太郎院長は「患者や家族に深くおわびする。二度と医療事故を繰り返さない」とコメントした。
9月16日この件で質疑を行います。(詳細は後日)
民営化と事故は隣り合わせです。尼崎列車事故しかり、ふじみ野市プール事故しかり、そして八尾市焼却場汚染事故と八尾市立病院医療事故です。国や行政は、常に「現場労働者がマニュアル通りにしない意識の問題」と結論付けます。そんなことで解決するわけがない。どれだけ人が減らされて、危ない状態で仕事をしているのか。トップは現場を見に来るべきだ。今回そんな答弁は許さない!