末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

今や発熱外来が医療の最前線 医療崩壊をくい止めよう その7

2022-08-24 23:11:56 | 地域医療の団結で医療崩壊と闘おう


第7波の新規感染者数は第5波の10倍。
重傷者が3分の1に減っているのに、死者は4倍、アメリカに次いで世界第2位。
自宅療養者数(24日午前0時時点)が、156万1288人。
大阪が15万2359人で最多。2位が東京12万8338人。
自宅療養者とは別に、病院や宿泊施設が決まっていない「療養先調整中」は33万2890人。うち入院が必要なのに受け入れ先が決まっていない人は2834人。
コロナにかかってもほったらかしにされている、国は何も責任をとっていないということです。





必要な医療がなされずに軽症の人でも急変して亡くなっている。
戦場で行われる「トリアージ(命の選別)」がすでに始まり
本来なら助かる命が奪われているということです。
アメリカと日本が中国侵略戦争に踏み切ったことと、コロナの感染者数、死者数が世界1、2を占めるということの根は一つです。
労働組合の団結と国際連帯で、医療崩壊と核戦争をとめましょう。




⇦八尾北医療センターのHP

今や発熱外来が医療の最前線 医療崩壊をくい止めよう その6

2022-08-23 11:36:20 | 地域医療の団結で医療崩壊と闘おう
8月23日「報道1930」がコロナ感染の特集を組みました。
よくまとめられているので紹介します。




「東京、大阪はやや減っている」と報道されていますが、発熱外来の現場感覚から言うと、東京・大阪は感染者数が多すぎて検査にたどり着けない人が大勢いるだけのことです。
「発熱外来がどこも一杯だったので解熱剤をのんで過ごした」人。
診察のときに喉が痛いと訴えられ検査をしたら陽性という患者さんが、ある日は4人中3人でした。本来なら発熱外来でみるべき人が、行く場がなくて一般診療に入ってしまっているのです。
同じ理由で、無料のPCR検査で陽性になる率が上がっています。
検査をもっと増やさなければなりません。八尾市と医師会が協力して公的な施設を使って行政の責任でやるべきです。




新規感染者と死者の増加が、資本主義の生み出した医療の崩壊で起こっていることは明らかです。
自民党のコメンテーターが日本は実数を報告しているから多く見えると言っていますが、では死者数がこれだけ多いのはと問われて絶句していました。
「現場が大変だから」と理由をつけて”全数把握”を見直す意見が出されていますが、医療崩壊の隠ぺいとしか思えません。
実態が把握できなくなり、ますます助かる命が奪われていきます。(続く)



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今や発熱外来が医療の最前線 医療崩壊をくい止めよう その5

2022-08-19 10:59:15 | 地域医療の団結で医療崩壊と闘おう


2022年8月19日NHKの報道からです。

WHO(世界保健機関)は今月8日から14日までの1週間の感染状況をまとめて8月18日に発表しました。
1週間の新規感染者数は日本が139万5301人で4週連続、世界で最も多くなって世界全体の4分の1を占める。
同期間の日本の死者数は1647人と米国に次いで世界で2番目に多かった。
WHOは、一部の国では検査方針の変更に伴って検査数自体が減少していることから、実際の感染者数や死者数はさらに多い可能性もあるとしています。


岸田政権はアメリカやイギリスと同様、資本家のための経済、戦争に舵を切り、意識的に医療、公衆衛生、検査を崩壊させています。感染拡大と恐慌と戦争は資本主義を倒さない限り止まらない。現場の労働者の声と行動が本当に必要な時代です。
労働現場から組合を先頭に立ち上がり、第三次世界戦争・核戦争を止めましょう。



⇦八尾北医療センターのHP

今や発熱外来が医療の最前線 医療崩壊をくい止めよう その4

2022-08-02 20:18:04 | 地域医療の団結で医療崩壊と闘おう


政府と御用学者は感染拡大の波が来るたびに「ウイルスの変異で感染力が強くなったから」と説明します。
日本医科大の北村義浩氏は7月24日に日本の新規感染者が世界最多になったのは、「日本がこれまで対策ができていたので、感染者が少なく免疫がないから」などと発言しています。感染力の強さの現われでもなく、対策ができていたからでもない。むしろ反対に、医療、検査、公衆衛生が崩壊していたからではありませんか。



さらに保健所がパンクしたから⇒濃厚接触者の追跡調査をやめ⇒7月22日には待機期間を7日から5日(最短3日)へ短縮した。こうした経済優先の感染症対策の放棄がさらなる感染の拡大を生み出しています。
人や予算や建物を減らして医療と公衆衛生を崩壊させたのは自民党と維新の会だ。現場の労働者の献身的な努力だけにまかせることが、医療労働者の感染者や濃厚接触者を増やし、第6波をはるかに超える医療崩壊をきたしています。
岸田政権は2・24ウクライナ戦争を契機に戦争へ舵を切り(軍事予算の2倍化と社会保障の削減)助かる命を奪っています。目の前で起きていることはもはや国家犯罪です。医療の現場から行動を起こし、労働者の国際連帯で感染症拡大と第三次世界核戦争をとめましょう。



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