末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

4月13日実名国賠闘争-4月30日京都・崇仁狭山学習こんだん会

2017-04-11 07:56:29 | 住宅闘争
■4月13日実名国賠闘争-4月30日京都・崇仁狭山学習こんだん会
全国水平同盟ブログ 2017年4月10日

4月13日(木)京都実名国賠裁判に結集しよう
  4月13日(木)16時~京都地裁208号法廷(30分前ロビー集合)

4月30日(日)東三条狭山学習会に参加しよう
4月30日(日)ひる1時から
   下京区いきいき市民活動センターうるおい館東棟第3会議室





西郡住宅闘争国賠控訴審 請求棄却の国家暴力弾劾 「追い出しに合理性」と言明

2017-03-23 20:28:01 | 住宅闘争


■西郡住宅闘争国賠控訴審 請求棄却の国家暴力弾劾 「追い出しに合理性」と言明
前進 速報版 2017年3月23日 18:30

 大阪・八尾市の西郡住宅に住む8家族が、住宅追い出しの強制執行を弾劾する闘いが国家賠償請求訴訟として闘われてきた。その控訴審判決闘争が3月15日、大阪高裁202号大法廷で闘われた。
 法廷に入った大阪高裁第1民事部の佐村浩之裁判長は、5秒で控訴を「棄却する」という判決を読み上げ、あっという間に法廷から逃げて行った。国家権力の権威もかなぐり捨てて、弾劾の嵐から1秒でも早く逃げたいという裁判長の姿に、私たちは勝利を確信した。
 直ちに弁護士会館に移り総括集会をかちとった。

8家族が次々と決意を表明
 最初に弁護団が、「反動判決に負けずに闘い続けよう」と訴え、怒りを込めて判決を弾劾した。「判決は、2000年から闘っていることに対し裁判のやりすぎだと言い、住宅明け渡しの必要性は八尾市にある、仮執行宣言をつけるのは裁判所の裁量だからごちゃごちゃ言うな、裁判所に権利の濫用(らんよう)はない』というとんでもない判決です。ここまで書くか、という内容です」
 続いて8家族が発言した。島瀬とよ子さんは、「全国水平同盟西郡支部は負けませんよ。支部長の久原正子さんを先頭に闘う」と決意を述べた。佃照夫さんは、「応能応益家賃制度反対で20年間闘ってきた。これからも上告して闘う。生きさせろの闘いを突き返すような判決は許さない」と戦闘宣言を発した。
 八尾北医療センター労組の仲間は、「この間の市営住宅への指定管理者制度導入との闘いで、8家族を先頭に地域の怒りがふつふつとたぎっていることを確信した。JRによる第2の分割・民営化、首切り・転籍攻撃に対してストライキに決起する動労総連合の闘いを軸にして、団結を拡大して闘う」と訴えた。さらに、「八尾北命と健康を守る会」の93歳の仲間は、一緒に闘うと決意を語った。
 全国水平同盟高槻支部・植木団地労働組合の仲間は、「私らもどんな判決が出ようが闘う」と決意を表明した。京都の崇仁・東三条支部の仲間は、「20年間頑張ってこられた気持ちを大事にして、私も頑張ります」と、ともに闘う決意を述べた。
 婦人民主クラブ全国協議会関西ブロックの山本美知子さんは福島の現実を訴え、「住まいを奪い医療を奪い教育を奪う安倍の棄民政策に、みんな怒っている。この1、2年でみんなが決起する情勢がきている」と訴えた。
権力犯罪許さず総決起する日に
 最後に久原支部長が「裁判所・国家権力にとって、8家族が絶対反対で20年間闘い続けていることが痛いんです。国家権力の敗北宣言です」と核心を明らかにし、判決内容に踏み込んで鋭く批判した。「一審判決は、『(住宅追い出しの強制執行は)合理性がないとは言えない』などという中途半端な内容だった。しかし、今回は国家権力をむき出しにした言葉で、『合理性がある』と言い切った」
 さらに久原支部長は、判決は「追い出し通告の後、家が見つからず島瀬さんたちが死線をさまよったことなど歯牙(しが)にもかけない。死ねと言っている」と断罪した。その上で、「この国家暴力、権力犯罪を許さない。狭山裁判での国家権力犯罪と同じだ。これらを一つの闘いとして闘う」と宣言した。そして、「八尾北労組を軸に8家族の絶対反対の闘いが立っているから指定管理者導入をめぐる八尾市・地区協との闘いに勝利してきた。反動判決をはね返す次の闘いへの総決起の日としたい」という決意で締めくくった。(全国水平同盟西郡支部・錦織進)

崇仁住宅裁判控訴審 追い出し判決を弾劾 東三条と共に更地化阻止へ

2017-02-09 19:24:34 | 住宅闘争

■崇仁住宅裁判控訴審 追い出し判決を弾劾 東三条と共に更地化阻止へ
前進 速報版 2017年2月 9日 18:35
 
 1月31日、京都の崇仁(すうじん)市営住宅に住むAさんの住宅追い出し反対裁判の控訴審で不当判決が出されました。大阪高裁第2民事部・田中敦裁判長はAさんの主張を退け、京都市の主張を100%認めて住宅の明け渡しを命じました。
 この反動判決は1月18日のNAZEN埼玉への弾圧、続く29日の東北大生への弾圧と一体です。昨年11月には京都の東三条のBさんが大阪高裁に居住を認めさせる判決をかちとりましたが、その地平を切り崩そうとする国家権力の必死のあがきです。しかし全国水平同盟はびくともしません。逆に反動判決への怒りを闘いのバネに、必ず最後は勝利する決意を固めています。

判決文は、許しがたいことに改良住宅の歴史と位置を抹殺して、そこに住む住民の「生殺与奪の権利」は行政にあると認定しました。公的な住宅政策をやめ、住民を追い出し更地化を進めて大資本の金もうけの対象にする、新自由主義の住宅政策を容認したのです。
 しかし、国家権力がなんと言おうとも、労働者は自らの住宅に住み続ける権利があります。新自由主義のもとでは団結して権利を実力でもぎり取る闘いなしに住み続けることはできません。
 今回の反動判決は国家と住民は非和解であることを鮮明にさせました。安倍政権が朝鮮侵略戦争に突進する時に、立ちはだかるのが労働組合であり住宅を軸とした地域の共同体の団結です。職場と地域に新自由主義への絶対反対の旗がそびえ立ち、ゼネストへ発展することを安倍は恐れています。これが追い出し絶対反対の住宅闘争を闘い続けてつかんだ核心です。
 さらに、労働者の根底的な決起をつくりだしてきた狭山闘争を真に復権させる闘いは、体制内勢力の屈服をのりこえての中で更地化を止める実体をもった勢力を生み出そうとしています。
 1月9日に全国水平同盟崇仁・東三条支部の結成が宣言されました。そして、京都市に約2500筆の崇仁診療所廃止反対署名を提出して、京都市に攻勢をかけ弾劾しました。
 これまで「市は土地を貸しているだけ」と開き直ってきた京都市は、「『廃止』と言わないでくれ。『休院中で医師を捜しているだけ』と泣き言を言っています。団結の力で行政の責任を認めさせたのです。
 診療所廃止絶対反対の旗が立てば、住宅闘争同様にこれまでの行政のあり方を根底から覆せます。17―18年決戦の最先頭で闘うことで情勢を切り開き、プロレタリア革命を実現する展望を手にすることができます。
 全国水平同盟崇仁・東三条支部は高浜原発再稼働阻止の2・26舞鶴集会に向け、舞鶴をはじめ京都府下のに分け入ります。石川一雄さんの闘いと同じく住宅闘争も闘い続けることで国家権力のウソとペテンを暴こう、ともに闘おうと訴えます。
  (京都 朝霧広巳)

崇仁住宅控訴審 Aさん、渾身の陳述 共同体破壊の更地化断罪

2016-10-27 23:29:02 | 住宅闘争


■崇仁住宅控訴審 Aさん、渾身の陳述 共同体破壊の更地化断罪

前進 速報版 2016年10月27日 18:58

 10月21日に大阪高裁第2民事部(田中敦裁判長)で崇仁住宅裁判の第1回口頭弁論がありました。全国水平同盟西郡支部、高槻支部をはじめ関西から多くの仲間が裁判闘争に駆けつけました。
 京都・崇仁支部準備会のAさんは、6月に不当判決を出した京都地裁と京都市を徹底的に弾劾し即時控訴の戦闘宣言を発して、今回の裁判闘争に決起しました。

 裁判闘争は10月2日の崇仁集会を勝利的に牽引(けんいん)したAさんの自信に満ちあふれた闘いとなりました。田中裁判長は早期結審を狙って本人尋問と京都市側の尋問申請を却下しようとしました。Aさんはこの強権的な訴訟指揮をものともせず、意見陳述をかちとりました。
 Aさんは「貧困で学校に満足に通えなかった母は字が読めず、京都市が送ってきた文書の意味もわからなかった。条例を勝手に変えて、同居申請をしないと住宅の承継を認めないという文書だった。京都市は母親に説明をしていない」と弾劾しました。そして「元は戦後の親の代、衣食住を確保する闘いで住宅を建てさせた経緯があり、住宅とそれを中心とする共同体は私たちのものだ。京都市は条例を変えて住めなくする。共同体を破壊する。これが 更地化」と、破綻した新自由主義の攻撃を受けているすべてのを代表して更地化を断罪しました。
 Aさんの渾身の陳述に傍聴席から大きな拍手と声援がありました。裁判長は声を荒らげて制止にかかりましたが、私たちはビクともしません。裁判長と京都市は完全に追い詰められています。一片の正義性もないことは明らかだから強権的に出ざるを得ないのです。最後にAさんは「もっと団結して、力を大きくして闘って勝利しよう」と締めくくりました。窮追された裁判長は私たちが要求した証人尋問を却下して、次回判決を押し付けてきました。しかし、Aさんを先頭に受けて立ちます。
 裁判後の総括集会(写真)では、「2001年以降、京都市は公営住宅の『不法占有』『家賃滞納』を口実に約400件の提訴を行って追い出しを強行し、公営住宅を解体する更地化攻撃を進めてきました。しかし、崇仁と東三条で絶対反対の旗が立った途端に提訴がピタリと止まりました」と報告がありました。
 水平同盟とともに闘う仲間は強固に団結し、いかなる反動判決にも屈せず前進しています。同じく控訴審闘争を闘う東三条のBさんとの団結もつくり出されています。
  Aさんの闘いは、住宅追い出しをはじめ診療所、市営浴場の廃止という更地化攻撃を阻止しています。更地化は地域の共同体を解体し、自治体業務を民営化し、総非正規職化する攻撃です。絶対反対を堅持し、団結を拡大すれば、ゼネスト情勢を切り開けます。崇仁支部準備会は施設の労働者とともにソビエトの核となる闘いに挑戦しようとしています。それは何よりも朝鮮侵略戦争を阻止する力になります。
  (京都 朝霧広巳)




東三条住宅裁判 追い出し許さぬ Bさんが京都市を弾劾

2016-09-08 20:48:09 | 住宅闘争
■東三条住宅裁判 追い出し許さぬ Bさんが京都市を弾劾
前進 速報版 2016年9月 8日 18:13
 8月30日、京都・東三条住宅追い出し裁判第1回控訴審が大阪高裁第11民事部(杉江佳治裁判長)でありました。全国水平同盟の本部や西郡支部、高槻支部の仲間、関西各地の支援者40人が結集しました。
 大阪高裁は、早期結審を狙い、最初からまともな審理をする気はなく、書面審理だけで済まそうとしました。当該のBさんと弁護士を先頭に、意見陳述と京都市住宅管理課の藤田の証人申請を要求しました。住宅管理課は、Bさんが住宅を承継したい旨を伝えているのにきちんと対応せず、Bさんの要望などを「聞いてない」「関係書類は送ったはずだ」と虚偽の調査票を組織ぐるみで作成しました。藤田はその当事者の一人です。

住み慣れた場所に住むのは罪か
 この日の裁判では、藤田のやり方を通じて京都市の〝追い出しありき〟の政策を弾劾し、Bさん以外の住民が「泣く泣く出て行った」実態をあばきました。これは住宅追い出しが地域の更地化攻撃であることを明らかにする糸口となりました。
 しかし、裁判所は藤田の証人申請を却下。Bさんは怒りを込めて意見陳述をかちとりました。
 「住み慣れた場所にただ住みたいだけ。それがなぜ、あたかも罪のようにみなされ『出て行け』と言われなければならないのか」「京都市は都合よく条例を解釈して、私が生きようが死のうが関係ないと宣言し、京都地裁もそれを認めた。絶対に許すことはできない」と弾劾しました。
 そして「今私がここに立って闘うことができるのは、一緒に闘ってくれる家族がそばにいて、全国の各地で私たちを応援してくれる仲間がいるからだ」と住宅追い出し絶対反対に人生をかける決意を裁判所と京都市にたたきつけました。これは、団結の中に生きるBさんが闘いの中でつかんだ答えです。
 Bさんとともに京都市の住宅追い出しと闘う崇仁(すうじん)のAさんの闘いは、京都市と裁判所を追いつめています。裁判所は早期結審を画策し、京都市もこれ以上闘いを拡大させまいと一刻も早く闘いを終わらせようとしています。しかし「絶対反対」の旗が一度立てば、怒りが結集し、闘いは確実に拡大し、更地化攻撃を根底から粉砕できます。
崇仁診療所廃止反対全国署名を
 崇仁では、公設民営化された崇仁診療所の廃止を阻止しようと、水平同盟崇仁支部準備会が定期的に懇談会を開き、反対署名を集めています。診療所の廃止に反対して、新たに水平同盟に加わる住民も出てきました。
 こうした中で、これまで「赤字で病院資本が診療所から撤退しても、民営化されているから市は関係がない」としてきた京都市が、8月18日付の文書で初めて運営責任を認めました。崇仁支部準備会の闘いが京都市のあり方を転換させ、責任を認めさせたのです。この地平は大きい。診療所廃止に反対する署名を全国に拡大しよう!
 東三条と崇仁の人びとは歴史的にも相互に行き来があり、それぞれの闘いが伝わり広がり合う関係にあります。住宅追い出しと闘う東三条のBさんと崇仁のAさんの闘いが、崇仁・東三条を更地化する攻撃を根底から止めようとしています。水平同盟支部建設にも展望が出てきました。
 安倍政権が労働組合の団結、地域の団結を破壊し朝鮮侵略戦争と労働法制大改悪を狙う今、私たちの底力を見せつけ、この社会をひっくり返そう!(京都 朝霧広巳)

6・23崇仁住宅追い出し判決弾劾!

2016-07-26 06:08:21 | 住宅闘争
6・23京都市の主張を丸呑みした京都地裁による崇仁住宅追い出し判決徹底弾劾!
Aさん、「即日控訴する」と戦闘宣言!団結の力で即時の追い出しを阻止しよう!
8月30日東三条控訴審第1回闘争を怒りの総決起で闘おう!午後3時、大阪高裁・別館74号法廷に結集しよう!
全国水平同盟ブログ 2016年7月25日



6月23日、京都地裁第1民事部・齋木稔久裁判長の不当判決に傍聴席からの弾劾の嵐が巻き起こる中、裁判長は脱兎(だっと)のように逃げ去った。判決は、京都市の住宅追い出し要求を認め、崇仁(すうじん)のAさんに部屋の明け渡しを求める許しがたい内容です。
 しかし、3月の東三条のBさんへの判決と同様に、即時明け渡しの仮執行宣言を付けることはできませんでした。これは、西郡(にしごおり)住宅闘争が大阪高裁判決(14年9月)で一審の仮執行宣言を取り消させた地平そのものです。即時の追い出しを阻止したのは、血と汗の西郡住宅闘争でつくり上げてきた団結の力です。
 直後に弁護士会館で報告会がもたれました(写真)。冒頭、Aさんが「判決は予定内のこと。全然負けていません。即日控訴を考えています!」と不屈の戦闘宣言を発しました。崇仁のCさんは、「これが裁判か。崇仁の住民は虫けらか。出て行った後、どうしろというのか。許せない!」と怒りを込めて弾劾しました。
 報告会は、全国水平同盟本部や西郡支部、高槻支部、弁護団が一体になって反動判決をはね返し、新たな団結をつくり強化する総決起集会になりました。






昨年4月のAさんの決起と東三条のBさんの合流以来、全国水平同盟の中で団結や「勝つ」ことの意味をめぐり議論してきました。そこでの「不安や疑問」「違い」を、不信ではなく根底的な信頼と団結を求めるものととらえて共有したことが決定的でした。「かみ合った話をするための七転八倒」は、文字通り「苦闘の繰り返し」ですが、その実践の端緒についたことも重要でした。

やむにやまれぬ決起が始まった


 今回の反動判決は、朝鮮侵略戦争が切迫する中で、市の住民追い出し・更地化攻撃に対するの労働者人民のやむにやまれぬ決起が、崇仁・東三条から巻き起こっていることに恐怖した暴挙です。
 AさんとBさんの決起に対して、京都市は異例の早さでAさんへの住宅追い出しの提訴を市議会で決議しました。委員会では日本共産党議員が「市の毅然とした対処を求める」と述べ、市と一体で追い出そうとしています。しかも、あろうことかその議事録にはAさんとBさんの住所と実名が記され、インターネット上で公開されているのです。絶対に許すわけにはいきません。
 市の暴挙は、AさんとBさんだけでなく一切の抵抗や怒りの決起を許さないという国家意思の現れです。新たな更地化攻撃そのものです。徹底的に反撃します。
 しかし、「人民が団結したら手も足も出ない」とうろたえているのは京都市です。市当局や安倍政権と国家権力を追いつめているのは私たちの絶対反対!の闘いと階級的団結の力です。
診療所の廃止を絶対に許さない
 6月26日の崇仁懇談会には、案内のビラを握りしめた新たな住民十数人が参加しました。屹然(きつぜん)と立つ崇仁支部(準備会)の旗は決定的です。懇談会では、八尾北・西郡闘争の教訓も得つつ、9月末を区切りに廃止が決定されようとしている崇仁診療所について緊急討論しました。闘いは新たな段階に突入しています。
 全国水平同盟は「更地化絶対反対! 生きさせろ!」を掲げ、地域の総決起を実現するために闘っています。ともに闘い水平同盟を全国に組織しよう。
(京都 山野 道)



崇仁住宅裁判 京都地裁が明け渡し判決 「即日控訴する」と戦闘宣言

2016-07-08 06:23:38 | 住宅闘争

■崇仁住宅裁判 京都地裁が明け渡し判決 「即日控訴する」と戦闘宣言
前進 速報版 2016年7月 7日 16:58

団結力で即時の追い出しを阻止
 6月23日、京都地裁第1民事部・齋木稔久裁判長の不当判決に傍聴席からの弾劾の嵐が巻き起こる中、裁判長は脱兎(だっと)のように逃げ去った。判決は、京都市の住宅追い出し要求を認め、崇仁(すうじん)のAさんに部屋の明け渡しを求める許しがたい内容です。
 しかし、3月の東三条のBさんへの判決と同様に、即時明け渡しの仮執行宣言を付けることはできませんでした。これは、西郡(にしごおり)住宅闘争が大阪高裁判決(14年9月)で一審の仮執行宣言を取り消させた地平そのものです。即時の追い出しを阻止したのは、血と汗の西郡住宅闘争でつくり上げてきた団結の力です。

直後に弁護士会館で報告会がもたれました(写真)。冒頭、Aさんが「判決は予定内のこと。全然負けていません。即日控訴を考えています!」と不屈の戦闘宣言を発しました。崇仁のCさんは、「これが裁判か。崇仁の住民は虫けらか。出て行った後、どうしろというのか。許せない!」と怒りを込めて弾劾しました。
 報告会は、全国水平同盟本部や西郡支部、高槻支部、弁護団が一体になって反動判決をはね返し、新たな団結をつくり強化する総決起集会になりました。
 昨年4月のAさんの決起と東三条のBさんの合流以来、全国水平同盟の中で団結や「勝つ」ことの意味をめぐり議論してきました。そこでの「不安や疑問」「違い」を、不信ではなく根底的な信頼と団結を求めるものととらえて共有したことが決定的でした。「かみ合った話をするための七転八倒」は、文字通り「苦闘の繰り返し」ですが、その実践の端緒についたことも重要でした。
やむにやまれぬ決起が始まった
 今回の反動判決は、朝鮮侵略戦争が切迫する中で、市の住民追い出し・更地化攻撃に対するの労働者人民のやむにやまれぬ決起が、崇仁・東三条から巻き起こっていることに恐怖した暴挙です。
 AさんとBさんの決起に対して、京都市は異例の早さでAさんへの住宅追い出しの提訴を市議会で決議しました。委員会では日本共産党議員が「市の毅然とした対処を求める」と述べ、市と一体で追い出そうとしています。しかも、あろうことかその議事録にはAさんとBさんの住所と実名が記され、インターネット上で公開されているのです。絶対に許すわけにはいきません。
 市の暴挙は、AさんとBさんだけでなく一切の抵抗や怒りの決起を許さないという国家意思の現れです。新たな更地化攻撃そのものです。徹底的に反撃します。
 しかし、「人民が団結したら手も足も出ない」とうろたえているのは京都市です。市当局や安倍政権と国家権力を追いつめているのは私たちの絶対反対!の闘いと階級的団結の力です。
診療所の廃止を絶対に許さない
 6月26日の崇仁懇談会には、案内のビラを握りしめた新たな住民十数人が参加しました。屹然(きつぜん)と立つ崇仁支部(準備会)の旗は決定的です。懇談会では、八尾北・西郡闘争の教訓も得つつ、9月末を区切りに廃止が決定されようとしている崇仁診療所について緊急討論しました。闘いは新たな段階に突入しています。
 全国水平同盟は「更地化絶対反対! 生きさせろ!」を掲げ、地域の総決起を実現するために闘っています。ともに闘い水平同盟を全国に組織しよう。(京都 山野道)



〝裁判長、逃げるな!〟 西郡国賠裁判闘争 突然の結審に怒り爆発

2016-07-01 23:20:38 | 住宅闘争


■〝裁判長、逃げるな!〟 西郡国賠裁判闘争 突然の結審に怒り爆発
前進 速報版 2016年6月30年

「裁判長逃げるな!」「代理人の質問に何も答えないで結審するな!」。
 最低限の審理も投げ捨てて法廷から逃げ去る森木田邦裕裁判長に怒号が飛んだ。「これが裁判ですか!」と京都・東三条のBさんも叫んだ。追い詰められたその姿は戦争政治と更地化を進める安倍そのものだ。勝利しているのはわれわれだ!
 6月17日、大阪地裁1006号法廷で西郡国賠裁判闘争が闘われた。証言に立った全国水平同盟西郡支部の久原正子支部長と原告8家族の一人、佃照夫さんは、国・裁判所の不正義を暴き出した。

原告代理人は、「申請した残り3人の証人と住宅明け渡し判決で仮執行宣言を付けた古財裁判長の証人採用を要求する」と迫った。裁判長は「必要性がない」としか答えられない。代理人は「なぜか。古財裁判長を呼んで聞かないと、なぜ仮執行を付けたのか分からないではないか」と追及する。裁判長は「私の経験から必要性を感じない」とボソボソと言う。ふざけるな!
 原告と約40人の傍聴団の怒りが爆発した。
 原告代理人がさらに「裁判官の証人採用の必要性がないという理由を明らかにせよ」と意見を述べている最中、追い詰められた森木田裁判長は、突然「結審します。判決は9月16日午後4時から」と言い、審理を打ち切った。そして裁判の終了も告げられずに法廷から逃げて行った。
 この日、久原証人は住宅闘争の歴史を始め裁判闘争にかける住民の思いと決意を明らかにした。
 「西郡の住宅は、戦後、劣悪な住環境の中から住民が『生きさせろ』と立ち上がり、東京に何度も上京し、運動して建てさせた。だから、住宅や家賃を住民が管理し、助け合う住民の団結と共同体の軸だった」「ところが応能応益家賃制度は、すべてを国と行政が決めた。家賃も世帯収入で決めるため、 若者を中心に10年間で1千人が追い出された」「新自由主義によって、共同体は解体・更地化され、住民が住宅からたたき出されている。団結を取りもどし、『生きさせろ』とすべてを奪い返そうと住宅闘争を闘ってきた」
 また、島瀨とよ子さんについて、「強制執行当時、88歳のため転居先がなかなか見つからず、心労から救急車で病院に運ばれるなど生死の狭間をさまよった」と仮執行を弾劾。「島瀬さんは『この仇(かたき)を必ず取ってやる。前へ前へ』とみんなを鼓舞している」と誇り高く語った。
 続いて佃証人は、8家族の怒りを体現した大きな声で、「62年間住み慣れた西郡、34年間住み続けてきた改良住宅。明け渡し通告から19日間で出て行けとは何ごとだ」「自分の半生がこもった厨房(ちゅうぼう)道具や思い出の品をいっぱい残してきた。ほんとうに悔しい」と弾劾。そして「強制執行はまちがいだ。住宅を返せ。国、八尾市、裁判所は謝罪せよ」「古財裁判長の取り調べは絶対に必要だ」と裁判所に語気強く迫った。最後に「国や行政の金もうけのために労働者や住民を犠牲にしてもいいというあり方を断じて許せず、国賠裁判に訴えた。どこまでも闘う」と戦闘宣言を突きつけた。
 国の代理人は二人の証言に圧倒され、何ひとつ質問できなかった。この勝利の地平から鈴木選挙勝利へ、全国水平同盟は全力で決起する。(全国水平同盟西郡支部・錦織進)

西郡国賠裁判闘争 大阪府八尾市による西郡住宅8家族への追い出し強制執行を弾劾し国家賠償を請求する闘い。八尾市が住宅明け渡しを訴えた裁判の一審判決(14年)で古財英明裁判長が仮執行宣言を付けたことを受け、8月に強制執行。9月の二審判決は仮執行宣言を取り消した。



6・17西郡国賠裁判の傍聴闘争に立ち上がろう

2016-06-16 06:42:30 | 住宅闘争

■6・17西郡国賠裁判の傍聴闘争に立ち上がろう
全国水平同盟ブログ 2016年6月15日

今回の法廷には、8家族の佃照夫さんと西郡支部の久原正子支部長が証人尋問に立ち、国と八尾市の8家族に対する住宅追い出し強制執行の不当性を徹底的に弾劾します。圧倒的な傍聴決起を訴えます。

証人尋問に立つ佃さん・久原支部長と一緒に闘う傍聴闘争に立とう!
 国賠裁判は、いよいよ決戦的段階です。 

一つは、国の不当性を徹底的に暴く二人の証人尋問という意味でも、1審古財英明裁判長を法廷に引き釣り出せるかどうかという点においても、次回裁判は決定的な裁判です。傍聴への決起を訴えます。
 西郡国賠裁判は、2014年1月30日の判決において、民事24部古財英明裁判長が、まだ高裁・最高裁があるにもかかわらず一審で前段未聞の仮執行宣言付住宅追い出し判決を出したことを徹底的に弾劾し、逆に、この判決を出した国と古財裁判長を裁く裁判として闘ってきました。「仮執行宣言を付けた理由を明らかにせよ!」という8家族の要求に対して、国は仮執行宣言を付けた理由を説明できず、「判決に間違いが存在し、違法な行為があったとしても国の損害賠償の責任は生じない」、「裁判官らが悪意に基づいて仮執行宣言を付けたという主張は推測で違法」と開き直り、説明を放棄し逃げ回っています。

古財英明裁判長の証人喚問と申請した全ての証人を採用せよ

 私たちは、国賠裁判の森木田裁判長に、古財英明裁判長の証人採用と5人の証人採用を求めてきた。そのことを訴える意見陳述を4月22日の法廷で行い、森木田裁判長を徹底的に追及した。追い詰められた裁判長は、その場で即答できず、一旦休廷した。再開した法廷で裁判長は、か細い声で「原告5人の証人調べは1時間」で収めろと言ってきた。また古財裁判長の承認採否については、次回裁判で決定知ると逃げた。ふざけるな!一人12分の証人尋問で何を語ることができるのだ。証人調べを、反動判決のアリバイになどさせないぞ!
私たちは、次回裁判では、「1時間」と限定された証人尋問時間を、佃照夫さんと久原支部長の二人に振り分け、各30分づつやることにしました。
 そして次回法廷において、古財裁判長の証人喚問と残りの証人尋問について徹底的に要求する予定です。
 私たちは、証人尋問の重要性から、植木団地裁判と同じように大法廷を要求しましたが、国木田裁判長は、国の違法性・不当性が満天下に暴かれること、傍聴団の怒りを恐れ、不当にも大法廷を許可せず、従来通りの1006法廷でやる事になりました。

4月28日崇仁住宅追い出し反対裁判に集まろう

2016-04-27 19:43:48 | 住宅闘争
■4月28日崇仁住宅追い出し反対裁判に集まろう
全国水平同盟ブログ 2016年4月27日

 4月28日(木) ひる13時30分~ 京都地裁208法廷
          *13時に京都地裁1階ロビー集合


 結審を前にした大事な裁判です。多くのみなさんの結集を訴えます。


(昨年4月29日に、崇仁地区で勝ちとられた総決起集会)

4・30東三条住宅裁判報告会に集まろう!

2016-04-26 19:56:59 | 住宅闘争
■東三条反動判決弾劾!追い出し絶対反対!地域丸ごとの更地化反対!
4・30東三条住宅裁判報告会に集まろう!

全国水平同盟ブログ 2016年4月26日

4月30日(土)ひる15時~
会場:東山いきいき市民活動センター
    会議室302
    (京阪三条駅3~5番出口 徒歩5分)