■リビア反政府側の中心人物を単独取材
TBS NEWS-i 2011年2月28日
緊迫の度合いを増すリビアで、反政府勢力が東部ベンガジで暫定政権を樹立すると宣言しました。これに先立ち、その中心人物で、カダフィ政権に抗議して辞任した前の法相がJNNの単独インタビューに応じました。
「(辞任したのは)カダフィ政権側が平和的にデモを行っていた市民に攻撃を加え、スナイパーまで動員して無慈悲に殺りくしているのを見たからです。カダフィは血にまみれた人間で、決して辞めない」(アブドゥルジャリル前法相)
反政府側は、このアブドゥルジャリル氏を中心とした暫定政権を最大の拠点・東部ベンガジに樹立すると宣言。3か月以内に選挙を実施するなどと表明しています。
こうした中、激しい攻防が続く首都トリポリから西50キロほどにあるザウィヤでも、反政府派が街を掌握したとみられます。街の中心部では多くの市民が反政府側の旗を掲げて歓声を上げました。
一方で、カダフィ大佐は首都トリポリで徹底抗戦する構えを見せており、激しい衝突が起きる懸念が高まっています。国連の難民高等弁務官事務所は、リビアからエジプトやチュニジアに脱出した難民はこれまでに10万人に上るとしています。
★当面する闘争スケデュール
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