末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

小池都知事が豊洲移転を宣言 「食の安全」は崩壊する

2017-06-23 06:28:34 | 生きさせろゼネストへ


■小池都知事が豊洲移転を宣言 「食の安全」は崩壊する
前進 速報版 2017年6月22日 17:34

 6月20日、小池百合子都知事は「無害化できない」豊洲市場への移転強行を宣言した。築地は再開発工事でど真ん中に東京五輪用道路を通す。市場環境は破壊され「食の安全」は崩壊する。都議選で築地廃止・豊洲移転をぶっ飛ばそう。
2号線建設で築地は廃止
 小池知事は17日に築地を訪れ、仲卸(なかおろし)業者などに「豊洲の無害化ができなかった」と頭を下げた。その毒物まみれの豊洲にあくまで移転を強行するために、形ばかりの「謝罪」をしてみせたのだ。
 豊洲移転後に始まる東京五輪のための環状2号線工事は築地の中心部を通る。環境は完全に破壊され「築地市場の存続」などありえない。市場関係者・労働者は「裏切られた」「オリンピックがすべてか!」と怒りを爆発させている。

公設市場を破壊
 小池知事は20日の会見で豊洲移転後の築地再開発で「旧(ふる)い慣行にとらわれない新しい経営スタイルを創造する。築地の土地を有効活用し採算性を向上させる」と公言し、「食のテーマパーク」「一大観光拠点」をぶち上げた。他方で豊洲は「総合物流拠点」として「転配送機能や市場外流通機能を発展させる」と語った。市場機能の強化ではない。セリ制度を中心とする中央卸売市場としてのあり方そのものの破壊を公然と言い始めたのだ。
 今の築地は公設市場として、大手業者、小売り、小生産者が対等に売り手・買い手として向き合い、品質を見抜く仲卸の「目利き」によるセリで値段が決まる。それが「築地ブランド」と言われる品質を保証してきた。小池知事は「築地ブランドをいかす」とうそぶきながら、長年培われてきたその根幹を破壊し巨大流通資本に独占支配させようとしている。
民営化と首切り
 さらに、「選択と集中」と称して第2の分割・民営化を進めるJR資本と同様、すべてを「カネ」の論理でごり押ししようとしている。
 15日の東京都「市場のあり方戦略本部」会議は、豊洲市場をめぐる巨額の赤字の累積、市場会計の「資金ショート」の危機をあおる一方、「築地の取扱量、金額、仲卸業者数はこの25年で半減した」と示した。そして国による卸売市場法の規制緩和、市場の合併や営業権の民間譲渡(コンセッション方式)の動きを紹介し、東京都の公設11市場すべてについて「運営のあり方、市場会計の持続可能性からの検討」を求め、「経費縮減、組織・人員の見直しによる人件費の縮減」を公然と打ち出した。
 全市場の統廃合・民営化と外注化であり、労働者の首切りと非正規職化に直結する。それを築地廃止・豊洲移転で一気に進めようとしているのである。
森友・加計こえる
 豊洲移転・築地再開発をめぐって起きていることは戦争と一体の資本主義の腐り切った姿であり、安倍政権と日本会議による森友学園や加計学園と同じ権力犯罪、公的資産の強奪だ。築地跡地の売却する試算だけでも4596億円(市場のあり方戦略本部の試算)に上る。数兆円規模という利権の巨大さ、影響の大きさではかつてない大疑獄だ。
 再利用が不可能なまでに毒物で汚染された東京ガス工場跡地を破格の金額の公費で購入。ゼネコンにも巨費を払って当初の設計と違うでたらめな工事で造った建物に中央卸売市場を移転する。銀座に近接する一等地の築地は再開発し、資本に貸し与えて大もうけさせる。自民党と石原慎太郎元知事以来の巨大なカネと利権を、今度は小池と「都民ファーストの会」がわが物としようとしている。
 そのために小池知事は専門家会議と市場問題プロジェクトチーム、市場のあり方戦略本部を設立した上で、「総合的判断」と称して最初から決まっていた豊洲移転を強行しようとしているのである。許せない。
小池擁護を続ける共産党
 安倍首相も小池知事も根はひとつ、朝鮮侵略戦争と改憲、核武装を狙う極右・日本会議である。
 安倍政権による共謀罪制定の暴挙に対しても、16日の会見で小池知事は「議論を重ねてこられた結果だ」と支持し、「この内容について一般の皆さま方にもよく知っていただく必要がある」「オリンピックについては国ともしっかり連携を取りながら大会が安全に行われるよう努力していく」と述べて安倍と同じ立場であることを強調した。
 都庁レストラン解雇をはじめ、小池知事の正体はここまで明らかになった。しかしそうであるにもかかわらず、日本共産党は依然として「小池さんはがんばっている」と賛美し、小池擁護の旗を振り続けている。豊洲移転に対しても「裏切りとは言うな」と怒りの爆発を抑えつけようとしている。本当に許しがたい。
 こんな共産党ではだめだ。絶対反対で闘いこの国に革命を起こす新しい労働者の政党が必要だ。都議選で安倍・小池への怒りを糾合し、北島くにひこ候補の勝利をかちとろう。

小池知事6月20日記者会見
・無害化は果たされていないが豊洲移転。市場外流通を発展
・築地再開発で「食のテーマパーク」に。旧い慣行にとらわれない経営。民間と有効活用
・環状2号線は五輪前に開通。 築地跡地は五輪の輸送拠点に
・卸売市場法の規制緩和にらむ
▼6月15日「市場のあり方戦略本部」会議議事録から
・築地の取扱量・金額・仲卸業者数はこの25年間で半減
・11市場全体の運営、会計から検証。合併や営業権譲渡も
・市場会計全体で収支の黒字化。経費・人件費縮減を図る



  

闘う新執行部を選出 京大同学会選 学生の怒り束ね

2017-06-13 05:52:07 | 学生運動


■闘う新執行部を選出 京大同学会選 学生の怒り束ね
前進 速報版 2017年6月12日 12:35

5月29日〜6月9日に行われた京都大学同学会中執予備選挙の結果、新執行部(委員長―作部羊平君、副委員長―安田淳敏君、書記長―阿津良典君)が樹立されました。京大当局が作部君ら4人に退学処分をちらつかせ、「告示第7号」で「選挙にかかわってはならない」と恫喝する中、総投票数も信任率も昨年度を上回り(総投票数803票→919票、信任率51%→57%)、見事な勝利を収めることができました。
 重要だったのは、選挙に先立つ5月20日の代議員会における一回生、上回生(院生)との討議を踏まえ、「国や大企業による私物化ゆるさん みんなで決める、自治復活!」を、「さくべ候補者団」のメインテーマに掲げたことです。

いま京大では学生処分や自治破壊に加えて軍事研究・米軍マネーの流入、管理教育強化、学費・奨学金などさまざまな課題があり、怒りの声はどんどん広がっています。代議員会では、単に個別問題の解決を訴えるのではなく、誰が本当の黒幕かをはっきりさせ、大学のみならず社会をも変革する性質をもった自治会運動をつくっていく大切さを確認。いかに同学会運動に積極的に関わる学生を増やし、社会的な連帯を広げるかを議論しました。
 この代議員会の成功を受けて行われた選挙は巨大な大衆運動となりました。選挙管理委員になり、投票を呼びかける側に立つ一回生、上回生が次々現れました。また、昼休みに作部君の演説を弾圧しビデオ撮影を続ける職員を取り巻く学生がどんどん増え、キャンパスに大きな力関係ができました。さらに「今の京大はおかしい」と一緒に抗議に立ち上がる教員も! 自ら考え、行動に立ち上がった多くの人の力が合わさって大きな運動に転じたのが今回の選挙でした。
 こうした学生決起の背景には、新たに副委員長に立候補した安田君の存在がありました。「4人を退学にしても次々と学生は立ち上がることを証明する」「大学は人材を生産する場ではなく人間を磨く場だ。権力ずくで動く10人より、決断した一人の方がよっぽど強い」――安田君の訴えに多くの学生が足を止め、ビラを受け取り、拍手をしてくれました。若きリーダーの登場に心を動かされ、応えてくれたのです。
 同学会新執行部は選挙の勝利をひっさげ、共謀罪粉砕の国会闘争と都議選決戦に総決起します。



  

あなたも行動しよう 社会を変えるのは私たち 都立西高校出身 京都大学在学 黒川結希

2017-06-12 23:08:49 | 学生運動
■あなたも行動しよう 社会を変えるのは私たち

前進 速報版 2017年6月12日 18:05
 あなたにとって今の日本社会はどんな社会ですか。完璧(かんぺき)な社会だと言う人はいないと思います。学校や親から管理されること、大学受験や就活での競争、将来の職場環境への不安...、あちこちで生きにくさを感じる社会だと思います。あなたはその中で自力で生きなければならないとか、うまくやれない自分はダメだとか思っているかもしれません。
 でもそれは百パーセント間違っています。あなたは何も悪くない。生きにくさを感じさせる社会とかシステムとか法律が間違っているのです。
 そうは言っても社会は簡単には変わらないと思うかもしれません。選挙では何も変わらない、政治家は私たちの幸せを考えてはくれない。でも「政治をする」とか「社会を変える」ってことは選挙だけにはとどまりません。第2次世界大戦下の日本では、「贅沢(ぜいたく)は敵だ」と言って、着るものや食べるものなど生活のすべてが統制され、「政治」利用されていました。それは裏を返せば、私たちの生活の中にこそ「政治」が溢(あふ)れているということです。
 あなたのバイト先、職場、高校、キャンパス、家庭...、そのすべてが今の日本社会を作っている要素であり、選挙だけではなく、これらも「政治」の現場です。そしてそこでは政治家ではなくてあなたが自分で行動することができます。
 もちろんどの現場にもあらかじめ決められたルールや方向性があり、簡単には変わらないかもしれません。でもそれらは不変のものでも絶対のものでも完璧なものでもありません。あらゆるシステムもルールも、人がよりよい生活を送るために作り替えてよいのです。
 そしてこの現場を通して自分が日本社会を作っていくのだという気概と誇りと仲間がいれば、意外と社会は根本から変わっていきます。
 大学の学費が高い、排他主義、朝鮮半島情勢の緊迫、世の中に溢れる性暴力、非正規雇用、ブラック企業...、やだなと思ったことは一緒に足元から変えていきましょう。私たち若者が次の社会を作っていく主役なのですから。



   

6月11日0国鉄闘争全国運動全国集会ー共謀罪阻止闘争

2017-06-08 06:44:00 | 国鉄全国運動
■6月11日0国鉄闘争全国運動全国集会ー共謀罪阻止闘争
6月11日10時半共謀罪粉砕デモー午后1時国鉄闘争全国運動6・11全国集会に集まろう
全国水平同盟ブログ 2017年6月6日

*13時からの国鉄集会の前に共謀罪に反対する集会とデモがあります。
  こちらも全力で取り組みましょう