5月23日、解放東日本共闘会議が主催する、「狭山第3次再審闘争勝利!西郡住宅闘争勝利!戦争と民営化攻撃阻止!5.23狭山集会」に西郡支部と八尾北労組から参加し発言。国家権力と闘う石川さんと団結して西郡住宅闘争を闘う決意をあきらかにしました。(詳細は後日追加します)
要 請 文
東京高等裁判所 第四刑事部
裁判長 門野博様
解放同盟全国連合会西郡支部
【一】直ちに狭山事件の再審を開始せよ!
石川一雄さんは、1963年5月23日埼玉県狭山市で女子高校生が誘拐され殺害された狭山事件の犯人にでっち上げられ逮捕された。
以来、獄中32年、出獄後14年、自らの無実と、であるが故に国家権力による差別犯罪を絶対に許さない、何が何でもこれを白日の下に引きずり出して裁ききってやるという執念で、三度目の再審請求を闘っている。
【二】45年間、不屈・非妥協にたたかう石川一雄さんは私たちの誇りだ。
石川さんは、45年にわたって不屈に国を相手に立ち向かい、のど元に食らいついて差別を糾弾し続けてきた。
再審の門を閉ざしているモノはなにか。それは石川さんの存在と闘いへの国家権力の恐怖に他ならない。
そもそも石川さんが牢獄で悔しさのあまり「泣き伏し」「からくりが分かって利口になった」と言っているように、資本によって日々虫けらのように扱われている労働者なら誰でも同じ目にあってきたから、すぐに国家権力によるでっち上げだと分かるのだ。怒りを共にして絶対に再審の門を開かせるぞ。
【三】西郡住宅闘争は石川さんと団結するたたかい。
新自由主義は、資本の自由な活動を妨げるとして、民営化による団結破壊を推し進めた。この攻撃が96年、公営住宅・改良住宅への応能応益家賃制度の導入だった。私たちは絶対反対で団結し、10年間家賃を供託して闘いぬいてきた。追いつめられた国と八尾市は、給料・貯金通帳の差押えと、住宅明け渡しの大弾圧に出た。 だが、団結を崩せなかった。石川さんと同じだ。一度は地獄に突き落とされながら、負けてたまるか、仲間を信じて手をつなごうと訴えた。全国から共に闘おうとのきょうだいも労働者も駆けつけてきてくれた。アメリカでも、サブプライムローンが破綻し、住宅追い出しに労働者が団結して体を張って阻止している。
【四】世界の労働者の団結で、狭山再審を勝ちとるぞ!
資本主義は今や末期症状だ。労働者を食べさせられないし住まわせられない。その時に、労働者が国境を越えて手をつなぎ、戦争当時国のアメリカとイラクで戦略物資の積み荷をストライキで止めた。本当は労働者が社会を動かしているのだ。
だから必死で労働者階級を支配し続けるために差別を強めて分断しようとあがいている。私たちは、分断を打ち破って団結する。石川さんとともに、石川さんのように闘いぬく。狭山闘争と西郡住宅闘争を車の両輪に、必ず勝利する。