![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/04/e02b1da15cbc0dc8b0f7aa75a762e402.jpg)
八尾北のシャコバサボテン
■民主党、マニフェスト全面見直しへ 財源捻出が限界に
朝日新聞 2010年12月30日3時2分
民主党は2009年の衆院選マニフェスト(政権公約)を全面的に見直す方針を固めた。子ども手当や高速道路無料化など巨額の歳出を伴う政策を念頭に、来年8月をめどに結論を出す。財源捻出が限界に近づき、見直さなければ、12年度以降の予算編成が極めて難しいと判断した。
玄葉光一郎政調会長(国家戦略相)は朝日新聞のインタビューで「11年度予算編成で当初想定していたほど財源が捻出できないとわかった。マニフェスト見直しの議論をきちっと整理し、国民に正直に説明する必要がある」と述べ、マニフェストを見直す考えを明らかにした。岡田克也幹事長も22日、同様の方針を示している。
民主党は09年マニフェストで、子ども手当を月額1万3千円で支給し始め、10年度から2万6千円に増額するとしたが、7月の参院選マニフェストでは「財源を確保して増額」と修正。今後は12年度予算案の概算要求直前の来年8月をめどに、財源と実現可能な政策を絞ってマニフェストを見直し、12年度の予算編成に反映させる考えだ。
同党は09年マニフェストで、総予算を組み替えて16.8兆円の財源を生み出すとしたが、11年度予算編成では事業仕分けで生み出した財源は約3千億円で、「埋蔵金」など7.2兆円の税外収入に頼らざるを得なかった。玄葉氏は「11年度中に消費増税を含む税制改革の成案が得られなければ、12年度予算は窮屈になる」とも語り、予算編成作業は限界との認識を示した。
一方、自民党など野党は民主党のマニフェストを「ばらまき」と批判しており、マニフェスト見直しで国会運営などで野党の協力を得やすくする狙いもある。
企業はもうけのためなら平気で労働者の首を切る。役所も公務員の首を切り、病院、住宅、保育も民営化して儲けの対象にする。3分の1が非正規労働者。若者の2人に一人がワーキングプア。労働者を使い捨ての物扱いし、生きさせることすらできない。世界中で青年労働者・学生がデモ、スト、工場占拠に立ち上がっている。それを抑えるためには、労働運動の指導部を屈服させて侵略戦争で労働者同士を殺し合わせる道しかない。これが破綻した新自由主義の姿であり、資本主義の歴史です。労働者の団結で社会を根本から変えるチャンスが来ています。
菅民主党・連合政権の本性が現れるのに時間はかかりませんでした。第三の道で景気を回復できる「新成長戦略」とは、労働者の9割を非正規化して戦争に動員することです。それに反対する運動を叩き潰すということです。こんなときこそ青年労働者・学生は怒りと誇りをかけて必ず立ち上がる。それは万国共通です。まだ60年や70年安保当時の日本になっていないのは、国鉄分割民営化に反対する1047名解雇撤回闘争を裏切った、連合や全労連が組合指導部をにぎっているからです。これにとってかわる指導部を作ったときに一挙に情勢は変わります。
それが1929年と今が決定的に違うところです。2010年に労働運動の分断・解体をねらった、4.9「国鉄政治和解」攻撃と、11.23朝鮮侵略戦争開始に、真っ向から反対する6.13国鉄全国運動と11.7労働者集会(1047名解雇撤回・非正規職撤廃・国債連帯)がでんと座ったことです。これを軸にして職場、地域、学園に、戦争と「非正規化・首切り自由」の社会を変える団結が急速に広がっていることです。
アメリカと日本による朝鮮侵略戦争が始まった2011年は、更に激しい、しかしだからこそ展望のあり、勝利できる年になります。
八尾北医療センター明け渡し・公営住宅追い出し絶対反対!統一地方選勝利!に向けた闘いの合言葉は、やはり団結、団結、団結!組織、組織、組織!です。
明日からまたがんばりましょう。
★当面する闘争スケデュール