■田母神氏、原爆の日に広島で講演 市長は変更要望
朝日新聞 2009年6月29日22時37分
元航空幕僚長の田母神俊雄氏の講演会が、広島原爆の日の8月6日に広島市内で予定されている。同市の秋葉忠利市長は29日、「被爆者や遺族の悲しみを増す結果となりかねない」として、日程の変更を検討するよう、田母神氏と主催する日本会議広島に文書で申し入れた。
「ヒロシマの平和を疑う!」と題した田母神氏の講演は、6日夜に原爆ドーム近くのホテルである。秋葉市長は要請文で、「表現の自由の視点からは何を発言するかは自由」と前置きし、「8月6日は原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するかけがえのない日。多くの広島市民の心情にご配慮を」と求めた。
田母神氏は、政府見解に反し、日本の侵略行為や植民地支配を肯定する論文を発表したとして昨年10月末に航空幕僚長を更迭された。今年2月に広島県呉市で開かれた講演会では「国際社会で発言権を増すために有用」と核兵器保有に肯定的な見解を示している。日本会議広島の関係者は「話を聞く前から拒否反応を示すのは間違っている」と話している。
GMの破綻と国有化は、アメリカと資本主義の終わりを象徴しています。資本主義の危機はさらに深刻化して、戦争と大失業の攻撃に生き延びをかける以外にありません。
イランの内乱的激動で破綻したアメリカの中東支配を取り戻すために、オバマは中東への侵略戦争を強化しています。他方でオバマと麻生は、国連新制裁決議をつかって北朝鮮侵略戦争をはじめようとしています。世界戦争の危機が確実に切迫しています。
麻生は北朝鮮への輸出全面禁止を閣議決定し、「海賊対処法」の衆院再可決・成立を強行し、「貨物検査特措法」の今国会での成立を策動しています。
連合中央や日本共産党は「アメリカだけが核兵器を独占していつでも使う」ことを宣言した「プラハ演説」を全面的に礼賛し、北朝鮮制裁決議に賛成し、侵略戦争翼賛に転落しています。共産党の志位委員長は、プラハ演説をほめたたえるオバマへの書簡に返事が来たと大喜びし、東京新聞で「恋文」と書かれたほどです。広島市長も既成勢力も、みんなオバマを翼賛し、田母神元空幕長まで広島に乗り込んで来ます。
8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争はオバマ・麻生打倒の闘いとなりました。
今こそ、労働者階級の闘いを抑圧している体制内勢力を打ち倒して、青年労働者を先頭に、闘う労働組合を取り戻す時です。職場から決起して国際的団結固め、アメリカと日本の北朝鮮侵略戦争を阻止しましょう。
★当面する闘争方針