1月28日木曜日、八尾徳洲会病院9階食堂の「今日の定食」です。
バランスがよく580円とお手頃なので、病診連携の時は必ずここで昼食をとります。
■三里塚反対同盟、1万1千を超す署名を最高裁に提出
前進 速報版 2016年1月29日 11:18
1月28日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援の労働者・学生は、最高裁判所への農地取り上げ反対5万人署名第1次提出行動に立ち上がった。
午後2時30分、千代田区隼町の最高裁西門前に集合。反対同盟は市東孝雄さんを先頭に、萩原富夫さん、伊藤信晴さん、木内敦子さんが参加した。さらに顧問弁護団の葉山岳夫弁護士、動労千葉の中村仁さんを始め多くの仲間が駆けつけた。
「最高裁第3小法廷・大谷剛彦裁判長、日置朋弘調査官は高裁判決を破棄せよ」「農地は私たちの命、奪われてなるものか」と大書された横断幕を広げ、門前でのアピールを行った。
午後3時、1万1126筆の署名の分厚い合冊を携えて、市東さんを先頭に代表の15人が最高裁構内へ。
担当者として現れた鴫原史浩・訟廷主席書記官補佐に署名を手渡し、反対同盟の申入書を萩原さんが読み上げた。「東京高裁・小林昭彦裁判長による市東さんの農民としての耕す権利、生きる権利を否定し、戦争につながる農地取り上げ判決の破棄を求めるものです」
葉山弁護士は、民事訴訟を悪用した実質的な公用収用は、あらゆる意味で憲法違反であることを厳しく指摘した。
市東さんは当時者として、「受け継いだ農地を守るのが私の役目。"安全だ"と言い張って曲がった誘導路を造っておいて、今度はまっすぐにするから土地を明け渡せなどという横暴を、"はいそうですか"と認めるわけに行かない。一審二審判決を破棄してもらいたい」と訴えた。
さらに参加者が口々に、最高裁が強制収用に加担することのないように強く申し入れた。
提出後再び西門前で報告会を行い、今後もさらに署名を積み重ねて、何度でも最高裁への要請行動に立ち上がることを確認した。また、3・27三里塚全国集会の会場が、成田ニュータウンの中央に位置する赤坂公園に決まったことが報告された。最後に力強くシュプレヒコールを上げ、全員で「農地死守」を固く誓い合った。(TN)
■〝ゼネストが生きる道〟 民主労総 全国で総決起を開始
前進 速報版 2016年1月28日 18:33
1月25日、韓国・民主労総(全国民主労働組合総連盟)は、「ゼネストだけが生きる道」と、無期限ゼネスト突入を宣言し全国各地で一斉に総決起を開始した。労働者の解雇と賃下げが資本の思いのままにできるようにしようと狙うパククネの「政府指針」を、現場から実力で粉砕する闘いへの突入だ。
ソウルでは前日に気温が零下18度まで下がるという記録的な寒さの中、「労働改悪阻止!政府指針粉砕!民主労総首都圏ゼネスト決意大会」がソウル雇用労働庁前で開かれた(写真上)。ソウル地域本部のソヒョンソク本部長が「パククネ政権は少数資本家のための国家という正体を現した」「強盗と同じだ」と断罪し、「今日より明日、あさってと、さらに意欲的に闘い、歴史的なゼネスト闘争で対抗しよう」と決意を述べた。路上は凍りついているが、その場に座り込んだ労働者の怒りと熱気は、その寒気をも吹き飛ばした。
民主労総はこの日、全国13カ所で一斉に総決起大会を開き、翌朝からは総力で職場と街頭での宣伝戦にうって出た。ソウルの西大門(ソデムン)駅前では金属労組の組合員が26日早朝、雪が降りしきる中、「富める者の腹はいっぱいにし、庶民は皆殺しにするパククネに立ち向かおう!」の横断幕を掲げ、ともに闘おうと訴えた(写真下)。
これに対しパククネは「違法スト」と叫び、北朝鮮の核実験をも引き合いに出して「内外の安全保障の危機の中でストをやるなど許さない」と、弾圧の強化に躍起となっている。
獄中のハンサンギュン委員長は26日、民主労総中央委員会にあてた手紙で「今回のストライキは労働者の明日を守る闘いだ。民主労総らしく、独裁と脅迫にひざを屈することなく闘おう。歴史はそのようにつくられてきたし、私たちは勝利してきた」と、あらためて檄(げき)を飛ばした。パククネ打倒へ民主労総の新たな挑戦が始まった。
■新やぐら裁判、「解約許可処分は無効だ」
前進 速報版 2016年1月27日 13:32
1月25日、千葉地裁民事第2部(岸日出夫裁判長)で新やぐら裁判の弁論が開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟と顧問弁護団、支援の労働者・学生は、"農地死守"の決意も固く、新年初の三里塚裁判に臨んだ。
この裁判は、農地法裁判(現在上告審)で市東孝雄さんが明け渡しを求められている天神峰の耕作地の一角に建つ反対同盟所有のやぐら、看板など四つの工作物の収去を求めて、成田空港会社(NAA)が反対同盟を不当に提訴した裁判である。NAAは農地法裁判ではやぐらや看板などを市東さん個人の所有としたまま、この新やぐら裁判では反対同盟の所有物として訴訟を起こすというデタラメぶりだ。
今回の法廷では、弁護団の西村正治弁護士が準備書面3を陳述し、「解約許可処分は無効」と主張した。
NAAは2006年7月に千葉県知事の「解約許可処分」というお墨付きを得て、同年9月に市東さんに対し土地の賃貸借契約の解約を申し入れ、契約は終了した(だから出て行け)と主張している。その根拠が農地法20条2項2号だという。だが、その許可処分は無効だ。
反論の機会なく一方的に小作権を侵害するという意味では、農地法20条2項2号自体が適性手続きを保障した憲法31条に違反している。
そもそも成田空港建設において農地取得のために、農地法20条を適用して県知事の許可を取って賃貸借契約を解約し耕作権を奪おうとする策動は以前にもあったが、憲法29条(財産権)に違反するものとして1970年に農林省が否定的見解を出し、断念された。NAAはまたぞろその手口を持ち出してきたのだ。
農地法20条はもともと、小作権の保護のために「知事の許可がなければ解約できない」という趣旨であるにもかかわらず、NAAはこれを悪用して農地明け渡しを迫り、市東さんの生存権を脅かしている。空港建設のために親子3代100年続いてきた農地をつぶす、こんな転用には何ら正当性、公共性がない。
小作者の同意のない解約許可申請、農地転用はありえない。成田市農業委員会や千葉県農業会議が、市東さんらの抗議を退けてこれを通したことは重大な違法・違憲だ!
さらに弁護団は、この新やぐら裁判が、同じ千葉地裁民事第2部、岸裁判長のもとで行われている市東さん耕作権裁判と争点が重なっていることを指摘し、耕作権裁判の進行を無視してこの新やぐら裁判を拙速に進めることなど決してないよう念を押した。
次回期日を5月30日として閉廷した。
千葉県弁護士会館で、伊藤信晴さんの司会で報告集会が開かれ、弁護団がそれぞれ法定での緊張に満ちたやり取りを解説し、参加者との質疑応答を行った。
動労千葉の滝口誠さんが連帯発言に立ち、労農連帯を一層強化し、春闘を闘いながら、成田市中心部で開かれる3・27三里塚集会に全力で取り組む決意を表明した。
最後に伊藤さんが、「今年は三里塚50年。反対同盟は軍事空港粉砕、第3滑走路阻止、農地死守を掲げ全力で闘う」と決意を述べ、報告集会を締めくくった。
午後に反対同盟と支援連は、恒例の千葉市繁華街での情宣活動に立ち、寒風をものともせず、農地強奪を許さぬ5万人署名への協力を呼びかけた。(TN)
■民主労総 無期限ゼネストに突入 〝労働者殺す政府終わらせる〟
前進 速報版 2016年1月26日 15:29
1月23日、ソウルで、「労働改悪法案阻止・政府指針粉砕」を掲げ、韓国・民主労総(全国民主労働組合総連盟)によるゼネスト宣言大会が開かれた。この日、ソウルは日中でも零下10度前後という大変な寒さだ。この寒気を突き破って、全国から上京した各産別・労組指導部と首都圏の組合員を中心に、5千人がソウル市庁前広場に結集した。この場で「民主労総のすべての加盟・傘下組織と単位事業場は、1月25日正午を期して無期限ゼネストに突入する!」という断固とした宣言が発せられた。
前日の22日、パククネ政権はついに、解雇の自由化と賃金の大幅切り下げ、労働組合の解体に道を開く政府指針の最終的強行に踏み切った。政府は昨年末、業績評価を口実に資本・当局が思いのままに労働者を解雇できる「低成果者解雇制」の導入と、労働者の同意なしでも就業規則の変更による労働条件の切り下げを可能にする二つの指針(政府ガイドライン)の草案を発表していた。これを突如、正式決定として発表し、即日施行したのである。「指針」と言うが、実際には行政命令として、処分の脅しをもって現場に強制するということだ。
民主労総は22日夜、緊急の会議を開いて、1月25日から全国・全職場で一斉に無期限ストに突入し、政府指針を実力で粉砕する方針を決定した。一夜明けた23日、急を聞いてかけつけた5千の組合員を前に、チェジョンジン委員長代行が、獄中のハンサンギュン委員長に代わって無期限ゼネスト突入への大号令を発した。この場で読み上げられた宣言文は、「パククネ政府はついに思い通りの解雇と賃金削減の刀の柄(つか)を資本の手に握らせた」と断罪し、次のように宣言した。
「労働者を殺す政府、労働者を追い出す労働政策を終わらせなければならない。民主労総が先頭に立とう! 思い通りの解雇、国民みな一生非正規職、賃金削減の労働改悪をゼネストで終わらせよう! 財閥政権を終わらせ、労働者の人生と未来を守ろう。この歴史的課題を民主労総は必ずなしとげるだろう。政府指針粉砕、労働改悪阻止闘争勝利のその日まで、ゼネストの旗を下ろすことはできない」
●成果給廃止掲げ分断攻撃と対決
パククネ政権は国会での労働法改悪が進まないことに加え、1月19日には韓国労総が昨年9月の労使政合意を全面破棄して闘争復帰を宣言したことにより、決定的に追いつめられていた。政府指針の強行は、そのパククネ政権の土壇場での絶望的あがきだ。パククネは公共部門の労働者をまずこの政府指針に暴力的に従わせることで、全労働者への労働改悪攻撃を何がなんでも押し通そうと必死になっている。
だが労働者が各職場で団結を固めて総決起するなら、こんな攻撃は何の意味も持たないばかりか逆に敵の最大の弱点に転化する。1・23集会で公共運輸労組のチョサンス委員長は、闘いはパククネとの「階級戦争に突入した」と訴え、公共部門の労働者がその最先頭で闘うと発言した。
これに先立ち、公務員労組は、業績評価による労働者の分断攻撃との全面対決を訴えて立ち上がっている。1月18日には全国15地本が一斉に記者会見を開き、「どのような形の成績評価もすべて拒否する」「成果給廃止の総力闘争に入る」と宣言。政府指針の強制には裁判闘争でその無効を争うだけでなく、「現場で無力化せる闘いをやりぬく」と表明した。
闘う民主労総に学び、連帯し、2・14国鉄集会と16春闘へ突き進もう。
■八尾北・西郡が旗開き 拠点労組と地域の団結へ
前進 速報版 2016年1月26日 15:34
1月16日、八尾北医療センター労働組合、全国水平同盟西郡支部、八尾北命と健康を守る会、関西合同労組大阪東部支部の共催で新年団結旗開きが開催された。地元をはじめ関西各地から100人が参加し、八尾北医療センター待合を埋めた(写真)。八尾北労組の執行委員2人が司会を担当し、昨年新たに組合加入した仲間を加えた八尾北労組の団結太鼓で力強く幕を開けた。
植木団地労働組合、婦人民主クラブ全国協、関西労組交流センター、全学連の連帯あいさつを受け、主催4団体が決意表明を行った。
全国水平同盟西郡支部の久原正子支部長は、「安倍は参院選で改憲を狙っている。このかん西郡の懇談会でも、子や孫を戦争に行かせたくないと声が上がっている。西郡では今、八尾市による新たな更地化攻撃が強まっているが、国賠を闘う8家族を先頭に敵を追い詰めている。八尾北労組とともにムラの中に入って、総決起をつくり出す」と戦闘宣言を発し、2月14日の西郡支部大会への結集を呼びかけた。
守る会の会長は、「今年は健診活動に力を入れ、早期発見・早期治療に地域ぐるみで取り組みたい。戦争反対、命を守ろう」と力強いアピール。関合労大阪東部支部の田中雅志支部長は、「昨年末の関合労大会で、ストライキで闘う拠点職場をつくろうとの方針を確立した。八尾北・西郡の闘いに地域ソビエトの展望がある」と確信を込めて語った。
八尾北医療センターの末光道正院長は、「戦争と貧困が世界の労働者の命を奪っている。大病院は病気になってからの金もうけの医療。みんなでつくった八尾北は、病気の原因は何かを考え、健診・検診に力を入れた早期発見・早期治療を共同で行ってきた。民営化攻撃を八尾北労組と住民の団結で打ち破った。今年は診療所の糖尿病教室を地域に広げ、〝自分たちが主人公、自分たちが主治医〟の誇りを団結にかえ、生きるため、すべてを奪い返そう。安倍を倒し世界を変えよう」と熱く訴えた。
八尾北労組の藤木好枝委員長は、次のように決意表明を行った。「昨年〈な全八尾〉を結成し、ふくしま共同診療所の協力医療機関として甲状腺エコー検査を開始した。被曝労働拒否の闘いを関西全体に広げていく。また、デイ職場を先頭に労組に団結し、みんなで共同・協働してつくり出すあり方に変わってきた。労働組合の一番大事なことは、一人の首切りも許さない、競争しない、資本による分断を打ち破り団結することだ。八尾北労組は、労働者をバラバラにして労働組合をつぶす新自由主義に対して、絶対反対=団結をつくり拡大していく。住宅闘争をはじめ、すべての課題をともに闘い、拠点労組として飛躍する」
団結旗開きをもって、八尾北・西郡は勢いよく2016年に飛び出した。(大阪東部労組交流センター・長田徹)