末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

東京・国分寺で集会、戦争・改憲との闘いに熱気

2016-02-27 06:56:44 | 生きさせろゼネストへ

■東京・国分寺で集会、戦争・改憲との闘いに熱気
前進 速報版 2016年2月25日 20:11

 2月21日、東京・国分寺労政会館で「戦争絶対反対!許すな改憲!国分寺集会」が76人の結集で大成功した。
 昨年の戦争法反対の怒りは収まるどころかますます燃え上がっている。この日権力は60人もの公安警察を動員して参加者を威圧しようとしたが、新参加者が10人以上と、そんな妨害などものともしない戦争絶対反対の怒りの決起だ。
 「楢葉訪問の記録」というNAZENさいたま作成のDVDを上映した後、合同労組の新井佳世子さんの司会で集会が始まった。

本集会を中心になって呼びかけた地元のクリニック院長であり、福島共同診療所の医師である杉井吉彦さんは、「2月15日に行われた福島県民健康調査検討委員会では167人もの甲状腺がんまたは疑いのある人が報告されているのに、『放射線の影響とは考えにくい』といまだに言い続けている。怒りに堪えない。これからも避難・保養・医療の原則を堅持して診療を続けていく」とアピールしました。
 続いて、「日の丸・君が代」不起立被処分者の根津公子さんは「都教委はオリンピック教育を大々的に進め、家庭・地域をボランティア活動に巻き込もうとしている。まさに勤労奉仕だ」「改憲の動きと併せて主権者教育が言われているが、教師に対して『政治的に中立でなければならない。個人の考えを言ってはならない』という通知で縛りをかけている」と、安倍政権が子どもたちを戦争に引き込もうとする動きに怒りを込めて発言した。
 星野絵画展のアピールに続いて、斎藤郁真全学連委員長は「経済的徴兵制は表向きは止まっているが、貧困層の学生に奨学金を貸し付け、防衛省が主導して自衛隊を就職先に当てるという構造は変わっていない」と学生を戦争に引きずり込む動きを弾劾した。
 講演に立った鈴木たつお弁護士は冒頭「三多摩は自由民権運動の発祥の地。武相困民党のように決定的な情勢で人民が動く土地だ。権力はこれが怖くてしょうがない」と集会妨害の権力を指弾。さらに朝鮮侵略戦争に向けて改憲と労働運動つぶしに走る安倍を弾劾し、「安倍は経済で結果を出すと言っていたが大崩壊した。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)で損失が取り戻せなければ『年金の減額もあり得る』とまで言っている。安倍は倒すしかない」「新しい労働者の政党をつくろう」と7月参院選に立つ決意を述べた。
 最後に日本機械の労働者が集会のまとめをし、鈴木弁護士に激布を手渡し集会を締めくくった。(三多摩・N)

西郡国賠裁判で住宅追い出しに怒りの陳述、結審策動打ち破る

2016-02-26 06:47:59 | 生きさせろゼネストへ

■西郡国賠裁判で住宅追い出しに怒りの陳述、結審策動打ち破る
前進 速報版 2016年2月25日 18:30

「追い出した理由を聞くため、(14年1月に一審で仮執行付判決を出した)古財英明裁判官をここに呼んで下さい!」
 2月19日、大阪地裁第16民事部で、法廷を圧倒する凜とした声が響いた。先日90歳になった島とよ子さんの怒りの決起だ。これに先だつ佃照夫さんの意見陳述と一体で、8家族の怒りの激しさを森木田邦裕裁判長に見せつけた。結審策動を打ち破り、次回裁判での証人採否をめぐる白熱的攻防を切り開いた。
 佃さんは国と八尾市を徹底弾劾した。「私は62年間西郡で生活を営んでいます。1981年から2014年まで34年間、改良住宅に住み続けてきたのです。このような経緯で生活している私たち家族に対して、19日間で住宅を立ち退けとは断じて許されません」

佃さんは全身から怒りを爆発させながら、「国や行政の、金もうけのためには弱者である労働者や私たち住民を犠牲にしてもいいと言うあり方を断じて許せず、私たちは国賠裁判に訴えたのです。私たちはどこまでも闘っていきます」と宣言した。
 裁判闘争の前々日、大阪府警は関西合同労組の組合活動に対して「暴力行為等処罰ニ関スル法律」違反をデッチあげ、2人の組合員を逮捕し、7カ所の不当捜索を行った。関合労大阪東部支部と全国水平同盟西郡支部が一緒に使っている事務所にも不当捜索が入った。断じて許せない。
 国賠闘争は、この不当弾圧粉砕の闘いと一つになって闘われた。京都の東三条の仲間、高槻植木団地の労働者とともに、不当逮捕を1日で打ち破って釈放をかちとった関合労の山口幸一書記長が参加した。西郡支部は裁判後、関合労と一緒に大阪府警と不当な令状を出した裁判所を弾劾するビラまき闘争に決起した。
 大阪・八尾市西郡では朝鮮侵略戦争切迫下で、8家族を先頭とした20年間の追い出し絶対反対の住宅闘争に追い詰められた国と八尾市が、新たな更地化攻撃に出てきている。
 まず、住民全員をたたき出す攻撃だ。闘いをつぶすための元家賃供託者に対する架空請求での取り立て、建て替えを口実とした追い出し、解放同盟と近畿大学を使った「まちづくり」という共同体の破壊だ。
 さらにこれと一体で、八尾北医療センターをつぶし、八尾北医療センター労組の団結を破壊する攻撃がかけられている。16年前に八尾北労組と住民の反対で建設が止まっていた医療センター東側の未完の道路を完成させようとしているのだ。ムラを分断し医療センターから医療圏を奪い、西郡のムラ全体をつぶして更地化する大攻撃だ。すでに西郡では八尾北労組を軸に労働者住民の総決起で道路建設絶対阻止、住宅追い出し絶対反対の決戦に突入している。
 8家族に対する、前代未聞の仮執行宣言付き住宅追い出し判決、高裁判決前の強制執行は、この先取り的な攻撃だった。今や更地化に対する怒りがムラ中に巻き起こっている。その先頭に8家族が立ち、国と市を追い込んでいる。(全国水平同盟西郡支部・植村清)


京大で学生・教職員が決起、「情報公開連絡会」廃止策動を粉砕

2016-02-26 06:38:33 | 生きさせろゼネストへ

■京大で学生・教職員が決起、「情報公開連絡会」廃止策動を粉砕
前進 速報版 2016年2月25日 18:25

2月18日、春休みにもかかわらず30人以上の学生・教職員が結集して怒りを爆発させ、京大当局による「情報公開連絡会」の廃止策動を粉砕しました。
 情報公開連絡会とは、京大で毎月1度、学生担当の副学長が1カ月間の会議の報告や今後の大学の方向性について情報公開を行う場です。しかし特に最近は、京大全学自治会同学会、学部・寮の各自治会、サークル、京大新聞社などの学生メディアが毎回のように参加し、当局に意見や質問をぶつけてきました。学内で重要な問題が起きたときには、さながら全学団交の様相を呈する闘いの場ともなりました。
 これに耐え切れなくなった京大当局は、1月18日の連絡会で川添信介副学長が「連絡会を廃止する方向で検討する」と宣言。「自由」や「自治」を語り、山極寿一総長自ら「学生との対話を重視する」と言っていた当局は、ついに新自由主義大学の本性をむき出しにして学生との討論を一切拒否しようとしたのです。

京大当局はこれまで京大学生運動の支柱をなしてきた寮自治会に対しても「団体交渉をしない」「確約を引き継がない」と屈服を迫っています。
 副学長は、連絡会を廃止する代わりに「広報紙やホームページ、ツイッターで情報公開し、質問や意見はメールフォームで受け付ける」と言い出しました。
 副学長に対して、1回生を含む多くの学生が激しく追及し、私もその先頭に立ちました。
 「学生の前に大学の責任者が出てこないというのはありえない」「『学生との対話を重視』というのはうそか」「窓口に行っても、たらいまわしにされるだけで誰も責任を取らなかった。責任者が直接説明する場は必要だ」「メールフォームだと一方的に無視できるし、緊急の問題について対応できない」など、無責任な当局への怒りが爆発しました。
 しかし副学長は、「この件について対話する必要はない」と拒否の姿勢を露わにし、「時間になったから終わりにする」と話を打ち切って逃げ帰ろうとしました。私たち学生は副学長の逃亡を許さず、入試期間中のビラまきの「自粛」、学生を国際商品化するテスト「TOEFL ITP」の受験強制、教職員への年俸制導入などについても追及しました。
 副学長は無責任な回答を繰り返した揚げ句、「これ以上はメールフォームで送るように」と言い残して、ほうほうの体で逃げ去りました。
 京大当局はぐらぐらです。情報公開連絡会を廃止すると宣言しながら代替手段のメドが立たず、3月にも開催するとしています。
 この力関係をつくってきた最大の要因は、昨年の10・27反戦バリケードストライキです。「不可能」とされてきた新自由主義大学での学生ストライキに、京大当局は完全に対応不能に陥りました。あわてふためき「刑事告訴するぞ」と叫んだものの、今に至るまで弾圧に踏み切れずにいます。この闘いは、全国の学生に大学支配を打ち破る展望を示し、16年度決戦の端緒を切り開いています。すでに京大生の中から「次はTOEFL強制反対でストライキを」という声が出ています。
 今回の連絡会で私たちは、2月7日の北朝鮮のミサイル発射実験の際に京大当局が全学メールで「注意」を発したことを弾劾しました。安倍政権と一体で北朝鮮の脅威をあおり、朝鮮侵略戦争への衝動を募らせているのです。大学や研究機関で軍事技術を開発するための予算は年20億円規模に膨れ上がっています。
 京大同学会は3月17日(予定)の情報公開連絡会を16年度決戦の前哨戦として闘い、4月新入生歓迎闘争から7月参院選(衆参同時選挙)決戦、全国大学反戦ゼネストまで上りつめます。(京都大学全学自治会同学会委員長・作部羊平)

解雇撤回・職場に戻せ JRと環境アクセスを弾劾 2・21小田原 動労総連合が怒りの抗議

2016-02-23 06:33:27 | 学生運動



■解雇撤回・職場に戻せ JRと環境アクセスを弾劾 2・21小田原 動労総連合が怒りの抗議
前進 速報版 2016年2月22日 13:57

駅前での街宣に圧倒的注目
 動労神奈川は2月21日、時廣慎一組合員の解雇撤回を求めて小田原駅前での宣伝行動と東日本環境アクセス小田原事業所前での抗議行動に立った。行動には動労総連合の各組合を先頭に、地元の神奈川労組交流センターや湘北合同労組、合同労組かながわ、婦人民主クラブ全国協などから52人が結集した。
 この日の闘いで、時廣組合員の解雇撤回闘争は動労総連合全体の取り組みになった。非正規職撤廃闘争の本格的な開始を行動で示したこの闘いは、JR体制に対して突きつけられた歴史的な挑戦状だ。

 JR東日本の子会社で清掃業務を請け負う東日本環境アクセスは、フルタイムで働く労働者をいつまでも非正規職にとどめて超低賃金でこき使い、その非正規職も「パート社員」「契約社員」に分断している。そして、この仕打ちに対する憤りを表明した時廣組合員を、昨年12月、不当にも解雇した。これは、昨年2月の結成以来、桑原豪臣組合員への度重なる雇い止め解雇の策動を粉砕してきた動労神奈川への不当労働行為にほかならない。そこには明らかに、東日本環境アクセスだけでなくJR東日本の意思が働いている。
 正午から開始された小田原駅前での街頭宣伝で、時廣組合員は「私は辞めていない。必ず職場に戻る」「手取り13万円の賃金で生活しろというのか。ふざけるな」と資本への怒りをほとばしらせた。そして、駅前を通行する人びとに「この社会を変えるため、ともに一歩を踏み出そう。労働組合をつくって闘おう」と呼びかけた。
 桑原組合員も、「まじめに働いていた時廣さんを解雇したことは絶対に許せない。必ず解雇を撤回させる」と力を込めて訴えた。
 中村幸夫委員長は、「一握りの資本家が大もうけし、労働者は苦しめられている。こんな社会は変えなければならない。時廣組合員を職場に戻せ。生きていけるだけの賃金をよこせ。非正規の仲間を正社員にしろ。そのために動労神奈川は闘いぬく」と宣言した。
 動労水戸の照沼靖功組合員と會澤憲一組合員、動労連帯高崎の木村洋一書記長、動労西日本の山田和広書記長、動労千葉青年部の木科雄作常任運営委員がそれぞれに、解雇撤回までともに闘いぬくと表明した。
 動労総連合の各組合旗を林立させての街頭宣伝は、圧倒的な注目を集めた。1時間の宣伝で500枚以上のビラが受け取られ、JRに対し1047名の解雇撤回を求める署名も50筆以上が寄せられた。
 午後1時半、参加者は東日本環境アクセス小田原事業所前に陣取った。
怒りたぎらせ事業所前集会
 時廣組合員の音頭でシュプレヒコールを上げて、怒りの抗議集会が始まった。中村委員長が「われわれは解雇撤回まで闘う。管理者たちは覚悟しておけ」と怒気も強く発言し、時廣組合員は「所長は団交に出て来い。逃げ回るな」と環境アクセスの卑劣な対応を弾劾した。桑原組合員は「労働組合をなめるな」と怒りをたぎらせた。
 CTS所属の動労千葉組合員が、同じ清掃労働者としてともに闘うことを表明した。動労水戸の国分勝之副委員長が職場の労働者に向けて「管理者の顔色をうかがうことはやめて、ともに闘おう」と呼びかけた。動労水戸の池田学執行委員も、「われわれが本気になったらこんなものではすまない。動労総連合は何度でもここに抗議に来る」と闘志を資本に突きつけた。さらに、地元・神奈川の労働者の発言が続いた。
 総括集会で、参加者はこの日の闘いの大成功を確認した。そして、非正規職撤廃の闘いは新自由主義の根幹と対決する重大な闘いであり、この課題に挑戦し勝利するために、さらに強固な団結を打ち固めようと誓い合った。動労神奈川の闘いは、16春闘勝利の突撃路を切り開いた。

星野さんに面会させよ 2・19徳島刑務所 全国からの70人が迫る

2016-02-23 06:26:40 | 星野文昭さんの獄死・国家犯罪を許さない



■星野さんに面会させよ 2・19徳島刑務所 全国からの70人が迫る
前進 速報版 2016年2月22日 13:50

 2月19日、星野文昭同志への友人面会の再開と処遇改善を要求する徳島刑務所闘争が、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の主催で闘いぬかれた。地元四国4県の救援会を先頭に全国18都府県から21救援会、70人が駆けつけた。
 晴天に恵まれ、周りは桃の花が満開。徳島刑務所は刑務官と警備員を増員し構えたが、面会・差し入れを求める参加者を阻止することはできなかった。

 午前9時40分、友人を代表して全国再審連絡会議共同代表の戸村裕実共同代表と鎌田由子さんが星野暁子さんと一緒に面会を申し込んだ。並行して数十人が次々と星野さんへの差し入れを行う。黄色の星野ゼッケンや労組の腕章、星野バッチを着けて堂々の入構だ。

 友人面会はまたも認められなかったが、暁子さんの面会を待つ間、駐車場で輪になってミニ集会を続けた。06年6月から10年春まで94人の友人面会が実現した。その中には故人となった森研一さん、富田益行さんもいる。共同代表の狩野満男さんが「何度でも徳島刑務所に迫ろう。今日の『集団面会』闘争で肉薄しよう」と呼びかけ、戸村さんも「2016年の新たな闘いが始まっている」と応じた。面会を終えた暁子さんが文昭さんの「みんなの気持ちを直に感じる」という喜びの声を伝えた。
 11時すぎ、正門前に移動し、暁子さんと戸村さん、刑務所行動呼びかけ人の鎌田雅志さんの3人が竹中晃平刑務所長への申し入れ書を持って交渉に入った。要求は、①自由な友人面会を認めること、②星野さんを2類に戻すこと、③年賀状差し止めと一部墨塗りに厳重に抗議する、④居房に暖房を入れ、ポケットカイロを許可すること、⑤適切な医療を保障することの5点だ。
 その間、今度は正門前集会だ。星野同志の写真と横断幕を広げ、ソリダリティを歌い、次々とマイクで「星野さん! 会いに来ましたよ!」と声を限りに呼びかけた。
 午後2時、徳島駅前の徳島市シビックセンターで報告集会と全国交流会を持った。申し入れを行った鎌田雅志さんが「私たちの行動は力を持っている。いったん獄壁に開いた穴は絶対埋まらない。この穴を押し広げ、ぶち破ろう」と呼びかけた。1月『星野新聞』発刊に続く2・19刑務所行動は、2016年星野闘争を力強く推し進めた。