末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

3・29三里塚 成田市栗山公園で総決起集会「市東さんの農地取り上げを許すな」

2015-03-31 19:12:49 | 三里塚闘争










■3・29三里塚 成田市栗山公園で総決起集会「市東さんの農地取り上げを許すな」
前進 速報版 2015年3月31日 16:14

 3月29日、成田市の栗山公園で三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する「市東さんの農地取り上げを許すな! 戦争とめよう!」全国総決起集会が開催された。市東さん農地裁判控訴審の3・4弁論打ち切り・結審強行に対し怒りに燃えて、全国の労働者・農民・学生・市民920人が結集し、安倍戦争政治と対決して農地を守る決意を示した。
 会場では、三里塚闘争を記録した写真パネルが多数展示され、実力闘争49年の歴史をあらためて参加者に思い出させた。また一昨年の暮れに急逝した、事務局次長・萩原進さんの追悼集(反対同盟編集)が完成し、会場で販売された。
 本集会に先立つフリートークでは、婦人民主クラブ全国協代表の三浦正子さん、全学連の斎藤郁真委員長、元杉並区議の北島邦彦さん、星野全国再審連絡会議共同代表の戸村裕実さん、全国水平同盟委員長代行の久原正子さんらが次々と三里塚への連帯を語った。つづきは本文で

辺野古新基地建設阻止へ、3900名が怒りの結集

2015-03-24 19:48:44 | 沖縄闘争








■辺野古新基地建設阻止へ、3900名が怒りの結集
前進 速報版 2015年3月24日 16:27

 3月21日、「止めよう辺野古新基地建設! 美ら海を守ろう! 県民集会・海上行動」(主催:止めよう辺野古新基地建設実行委員会)が名護市大浦湾に面する瀬嵩の浜で3900名の大結集で開催された。3月12日から再開されたボーリング調査に対して、沖縄の労働者階級の怒りがさらに大きく燃え広がっている。実行委員会は4・28‐5・15方針として、4月28日に現地集会、5月17日に那覇市での1万人県民大会の開催を発表した。4・28‐5・15沖縄闘争が、安倍政権の辺野古新基地建設強行と安保関連法制国会と激突する構図が確定した。2015年の沖縄闘争=安保・沖縄闘争の勝利へ、国鉄決戦勝利=動労総連合を全国に結成する闘いと拠点労組建設に総決起していこう。
 当日は集会開始の一時間以上前から大型バスが沖縄全島から次々と結集し、集会参加者は集会が始まる午後1時をすぎてもとぎれることはなかった。その数は「二見以北十区」の人口約1600人を倍する結集だ。
 瀬嵩の浜から見える大浦湾にはオレンジ色のフロートと海上保安庁の船舶・ボートが並び、その奥ではスパット台船がボーリング調査を強行して、集会参加者と対峙する構図となった。集会参加者は大浦湾に向けて怒りのシュプレヒコールを繰り返した。
 集会では開催地代表として「二見以北住民の会」の会長が「この美しい大浦湾に100年、200年耐用の基地は似合わない」と安倍政権の工事強行を弾劾した。「若者たちからのメッセージ」として4人の青年・学生が壇上に立った。名桜大学の女子学生は、「私の子や孫の世代まで基地を残したくない」と語り、宜野湾出身の男子学生は「世界中で辺野古に新基地はいらないという声を上げ続けていこう」と呼びかけた。
 現地での集会は昨年8月から数えて4回目となるが、回を重ねるごとに労働組合の旗が多く掲げられるようになっている。沖縄の労働者階級が闘いの主人公として再び三度登場し始めた。そして青年労働者と学生の結集も始まっている。安倍政権の辺野古への新基地建設の強行は、「オール沖縄」を乗り越える沖縄の労働者階級の新たな怒りの決起を生み出しているのだ。 
 会場ではIJBS支援共闘ニュースと星野絵画展のビラがまかれた。集会参加者が次々と手を伸ばしてビラを受け取っていく。準備したビラは瞬く間に集会参加者に吸い込まれていった。星野絵画展を呼びかけるビラを見て、「星野さんね」と話す参加者も数多くいた。星野さんの闘いは沖縄の労働者階級の中に広く知られている。絵画展の成功へ、会場でも多数のカンパが寄せられた。この沖縄の労働者階級の怒りを本当に解き放つのは階級的労働運動と国際連帯闘争だ。辺野古新基地建設を阻止しすべての米軍基地の撤去へ、労働組合の拠点を作り出し国際連帯を掲げた全島ゼネストを実現しよう。「基地の島」「非正規職の島」を国際連帯の島へ、4・28‐5・15闘争を闘おう!(I)

現代の治安維持法と闘う会 盗聴法改悪を許さない3・21集会に210人

2015-03-24 19:42:35 | 生きさせろゼネストへ






■現代の治安維持法と闘う会 盗聴法改悪を許さない3・21集会に210人
前進 速報版 2015年3月24日 07:35

 3月21日、東京・杉並区のセシオン杉並で「秘密保護法廃止! 戦争に突き進む安倍政権を倒そう 盗聴法改悪を許さない3・21集会」(主催・現代の治安維持法と闘う会)が開催され、210人が集まった。集会は、13日の安倍内閣による新捜査手法関連法案の閣議決定に怒りの大反撃を宣言する場としてかちとられた。そして何より、日帝の中東参戦下で激化する権力の治安弾圧に対し、あくまでも完全黙秘・非転向の原則を敢然と貫くことが不動の勝利の道であることを鮮明にさせ、画期的な大成功をおさめた。
 集会の最初に、救援連絡センター運営委員の長谷川英憲さんが主催者あいさつに立った。「取調べの『可視化』と称して導入が狙われている録音・録画制度は、権力による人民への攻撃であり、完全黙秘の解体を狙うものだ。これを『権利の拡大』とか『冤罪防止の手段』などと美化したり、『新捜査手法と別法案ならいい』などと容認することは絶対に許せない。膨大な人びとが生きるために立ち上がる時代だからこそ、救援連絡センターが50年近く貫いてきた完全黙秘・非転向の原則を絶対に守らなければならない。完全黙秘こそ権力の治安弾圧に対する唯一の回答だ」と力強く宣言した。
 続いて「憲法と人権の日弁連をめざす会」事務局長の武内更一弁護士が「狙われている治安立法 政府・法務省のたくらみは何か」と題して講演した。武内さんは、司法取引の導入や証人隠ぺい制度の新設・強化、取調べの録音・録画などを含む刑事訴訟法改悪、盗聴を大幅拡大する通信傍受法改悪を明快に暴露し、「これらは戦争遂行と民衆の反対運動への弾圧、特に団結・集団・組織を破壊しあるいはその形成を事前に抑止するための戦時司法制度であり、まさに〝現代の治安維持法"だ」と鋭く喝破した。特に取調べの録音・録画について「私は絶対に『可視化』という言葉は使わない。これは警察・検察が自白の任意性を立証するために都合よくつくられた『権力の武器』であり、『取調べの適正化』などでは断じてない」と強調し、これに賛成した日弁連執行部を厳しく弾劾した。そして、あらためて完全黙秘の原則こそが勝利の道であることを鮮明にさせた。
 続いて山本志都弁護士が「『特定秘密』とは何か」と題して講演し、この間ネット上に流出した警視庁公安部外事三課の捜査資料などを紹介しつつ、警察権力による違法捜査の実態を怒りを込めて暴露した。
 迎賓館・横田爆取デッチ上げ弾圧裁判被告団の板垣宏さんがカンパアピールを行った後、動労千葉国際連帯委員会の山本弘行さんが民主労総ゼネスト支援の訴えを発した。続いて2・3福島大弾圧で不当逮捕され、完全黙秘・非転向を貫いて2月24日に奪還された全学連の古郡陸君が勝利報告に立った。古郡君は冒頭、昨年12月に逮捕・起訴され勾留されていた京都大学同学会書記長・作部羊平君が3月13日に保釈・奪還されたことを報告し、「権力の弾圧は分断攻撃であり、団結を拡大することが最大の反撃です。完全黙秘とは手段の問題ではなく、仲間の団結を生みだす闘いです。だから完黙で勝てるんです」と勝利感あふれるアピールを行った。
 さらに、東京西部ユニオン副委員長の北島邦彦さんが「戦争絶対反対!安倍を倒せ!杉並丸ごと民営化を阻止!」を掲げて4月統一地方選を闘う決意を述べ、「選挙戦を通じて、権力の治安弾圧をはね返す階級的団結を杉並の地につくる」とアピールした。
 最後に主催団体事務局がまとめと方針提起を行い、司会の青年労働者の元気なシュプレヒコールで集会を締めくくった。(I) 

「フクシマを繰り返すな!」原発事故4周年 台湾で5万人がデモ

2015-03-24 17:56:08 | 世界の闘い










■「フクシマを繰り返すな!」原発事故4周年 台湾で5万人がデモ
前進 速報版 2015年3月24日 16:21

 3月14日、福島原発事故4周年で、フクシマと連帯して台湾で巨大な反原発デモが闘われた。首都である台北、そして台南、高雄及び台東の4ヶ所で計5万人が参加する大デモとなった。
 台北では3万人を超える労働者や学生などが、午後3時から総統府前の大通りからデモに出発し、台北市の中心を回って再び総統府前に戻ってきた。そして夜の10時まで、集会などの行動が続けられ、核の廃絶を訴えて闘われた。デモの途中で、参加者全員が持参した自家発電機を回し、その電気で写真撮影用の飛行機を飛ばして、この歴史的なデモを撮影するとともに、原発の廃止を訴えるというアクションも行われた。
 昨年のやはり3月に行われた台湾での反原発デモは馬英九政権を追い込み、稼働が目前に迫っていた台湾第4原発(台湾北部の新北市貢寮区)の1号炉の稼働を凍結し、2号炉については工事を中止することを政府に表明させるという大勝利をかちとった。しかし一方で馬政権は、住民投票を実施することで、この凍結している原発の稼働と工事を再開しようとしている。こうした動きに対して、そしてすべての原発をなくすために、今年も大規模な反原発デモが馬政権に対してたたきつけられたのである。
 この台湾の反原発デモは、日本での福島原発事故4周年での行動と怒りと完全に一体で闘われた。デモの参加者は「フクシマを繰り返すな!」などと書かれた横断幕を持ち、さらにデモ終了後の夜の集会では、「福島では原発事故関連で1806人が死亡し、30万人の子どもたちの中ですでに112人の子どもが甲状腺がんになっている」(ママ)などの福島現状が報告された。また原発事故のための防災訓練を描いた映画が上映され、福島原発事故以降、日本で今原発事故に備えた訓練が多く行われているが、これは原発再稼働のためであることなども指摘された。フクシマの現実、フクシマの闘い、フクシマの怒りが、国境を越えて台湾の反原発闘争と結びつき、3.11福島原発事故4周年を共同の闘いとして闘いぬき、日本と台湾の原発政策を根底から揺さぶっているのである。
 そもそも問題となっている第4原発は、日本の原発輸出によってつくられた原発である。1号機原子炉が日立製作所のもので、二号機原子炉が東芝である。この日本の輸出でつくられた原発を、地元の住民と全国の台湾の労働者、学生は、1980年に建設場所が貢寮区に決定してから数えて35年間、阻止してきたのである。そして今、稼働もできず、工事も止まっている。この第4原発の破産的な現実は、日本の原発輸出政策にも大打撃を与えているのである。
 日本が初めて海外に新幹線を輸出し、現在破産に追いこまれているのも台湾であるが、原発輸出政策も、今台湾で破産しようとしている。日帝にとって、とんでもない現実が進行しているのである。
 フクシマの怒りで結びついた日本と台湾の労働者の国際連帯は、必ずや日本と台湾のすべての原発を廃炉に追い込むことができる。また日本の新幹線の輸出政策も破産させることができる。
 同時にこの台湾での反原発運動の高揚は、福島原発事故以降、ついにこの3月、原発増設計画を再開した大陸(中華人民共和国)での反原発運動に巨大な影響を与えることも必至である。さらに激動する韓国・北朝鮮情勢をさらに一層激しく揺さぶるものとなる。反原発闘争をもテコにしながら、東アジアの階級的な大激動が始まっているのだ。
 新自由主義のもとで帝国主義(とスターリン主義)は、労働者を首切りと低賃金、非正規職に追い込み、原発政策(核政策)を展開し、そして今や戦争(核戦争)へと動員しようとしている。東アジアは朝鮮半島情勢と中国情勢を中心に、新たな戦争の発火点になろうとしている。だが一方で、新自由主義と戦争に抗する労働者の闘い(反原発闘争もそのひとつの重要な柱)が各地で生み出され、それが壮大な国際連帯闘争に発展しようとしているのである。ここにこそ、帝国主義とスターリン主義を打倒して、世界革命への突破口を開く展望がある。
 戦後70年を迎え、安倍の大反動、世界各地で戦争が始まろうとしている中で、2015年はまさに歴史的な大決戦となった。重要なことは、世界で新自由主義と闘う労働者の決起が始まり、国際連帯が広がろうとしていることだ。台湾と日本、そして中国、韓国(北朝鮮)の闘う労働者との国際連帯を必死でつくりあげよう! そのためにも国鉄決戦の大前進をかちとろう!(K)

3・12広島 動労西日本が第2派ストを貫徹

2015-03-21 10:25:35 | 国鉄全国運動

■3・12広島 動労西日本が第2派ストを貫徹
前進 速報版 2015年3月20日 19:33

 3月12日、動労西日本は2・27第1波スト(本紙2672号で詳報)に続く春闘第2派ストを打ち抜いた。五日市駅で大江照己委員長が、広島印刷事業所で岡崎昭夫組合員がストを貫徹し、JR西日本広島支社前で決起集会を行った。関西地区から中西剛副委員長と原田隆司組合員も励にかけつけ、支援の仲間とともにこぶしを上げた。写真は決起集会で決意を語る大江委員長。

三里塚反対同盟が一斉行動と記者会見

2015-03-19 13:13:01 | 三里塚闘争



■三里塚反対同盟が一斉行動と記者会見
前進 速報版 2015年3月19日 08:47

 3月15日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は、第23回を数える周辺地域一斉行動に立ち上がった。さらに、3・4農地裁判控訴審結審という事態を受けて、反対同盟の記者会見が開かれた。
 午前8時30分に天神峰の市東孝雄さん宅離れに全員が集合。この日のために用意された「反対同盟ニュース」最新号は、冒頭で「東京高裁・小林裁判長による結審を弾劾する」との大きな見出しで、3・4控訴審闘争を報告し、3・29全国集会への参加を呼びかけている。さらに、安倍政権の戦争政策と沖縄・辺野古での新基地建設攻撃を弾劾し、成田空港の破綻ぶりを示す記事や、安倍の改憲策動に怒る住民の声を載せている。
 また、3・29への参加を呼びかける新たなカラーチラシがお目見えした。市東さんが農作業にいそしむ写真を全面に活用し、「ゆずれないものがある/農地は命」とシンプルに書かれている。多くの言葉を費やすよりも、市東さんの奥深い決意が見る者に伝わるだろう。
 市東さんが、「先日の裁判は結審ということになったが、不当判決を粉砕するために今日も全力で闘い、3・29に多くの人びとを集めよう」と訴えた。これを受けて、分担地域などを確認して、早速全員が飛び出していった。
 婦人行動隊の宮本麻子さんは、川上地区を中心に回り次々とニュース・チラシを渡していった。「栗山公園は、SLが展示してある市役所近くの公園だね。今回の集会はいい会場だ」と積極的な反応が返ってきた。また、カラーチラシを受け取るなり、「おっ、市東さん! がんばってください」と笑顔で応じる若い人も。この間の一斉行動を通じて、市東さんの顔も生きる姿勢も、人びとの心に深く印象付けられているのだ。
 午前10時30分から、市東さん宅離れで記者会見が開かれ、約10社が参加した。最初に北原鉱治事務局長が口火を切った。「3・29会場の栗山公園、旧成田市営グラウンドは、47年前に反対同盟と学生・労働者が機動隊と激しくぶつかった実力闘争の原点だ。多くの人の思い出に刻まれている場所だろう。昨今の情勢には、戦争へ向かう危険を感じる。記者のみなさんもこの集会を世に知らしめ、戦争反対を訴えてほしい」
 事務局員の萩原富夫さんは、3・29の趣旨を説明した。「高裁のだまし打ち的弁論終結、結審を弾劾する。絶対に認められない。われわれは3万人署名を継続しながら、高裁に対して農地取り上げの不当を突きつけ、さらなる攻勢をかける。そうした反撃の一環として3・29全国集会・デモを成田市中心部で行う。住民・市民の支持・賛同・共感を得ることをめざす。発言の中では、動労千葉からは特急廃止・ローカル線切り捨てに対する闘いの報告が予定されている。これは農業つぶしと一体の攻撃だ。われわれは市東さんの農地を必ず守る」
 記者たちからは3・29集会の開催地の由来、集会内容、デモ予定コースなどについての質問が殺到した。新カラーチラシが披露されると、感想・好評が口々に述べられ、マスコミの反対同盟の闘いへの注目と関心の高さが示された。(TN)

4年目の3・11行動 国鉄労働者が反原発の先頭に立つ

2015-03-18 13:17:04 | #すべての原発いますぐなくそう

前進 速報版 2015年3月18日

 2011年の東日本大震災・大津波と福島第一原発事故から丸4年を迎えた3月11日。­「再稼働、首切り、もうたくさんだ。怒りを力にたちあがろう、つながろう/3・11反­原発福島行動’15」は、福島の労働者人民の深い怒りと悲しみ、苦悩のすべてを闘いの­エネルギーに変えて解き放った。郡山市民文化センター大ホールで開かれた集会には福島­を先頭に全国各地から1100人が参加。郡山駅までのデモでは多くの郡山市民と合流し­、大きな共感で迎えられた。政府や県がどんなに福島圧殺の「復興」「帰還」を大宣伝し­ようとも、福島の労働者人民はこの4年間、原発事故による絶対に消え去らない被害を嫌­というほど体験してきた。労働組合を軸に闘う勢力が登場した時、抑え込まれているよう­に見える怒りはすべて解き放たれる――そのことを3・11行動は鮮明に示したのだ。動­労千葉は3・13〜15のダイヤ改定阻止と春闘の第1波ストに続き、3月18〜20日­の間に貨物を始め賃上げを掲げて第2波ストに立つ。ともに闘おう。

国際婦人デー関西集会が大成功 婦民、女性部の建設を

2015-03-14 06:32:44 | 生きさせろゼネストへ

■国際婦人デー関西集会が大成功 婦民、女性部の建設を
前進 速報版 2015年3月13日 21:04

 3月8日、「戦争を革命へ!労働者民衆に力あり」国際婦人デー関西集会が、エルおおさかで100人を超える参加によって、大成功をかちとりました。
 まず革命寸前まで上りめた戦後革命期の闘いのDVDを上映。いま生きる労働者と同じ躍動感を感じ、白衣の看護師のデモなど女性労働者も一翼を担って闘っている姿が目に焼き付きました。
 婦民京滋支部と北大阪労組交流センターの司会で開始し、椎名千恵子さん、動労千葉などのメッセージの紹介の後、婦民全国協関西ブロック代表の山本美知子さんが基調報告を行いました。
 山本さんは、「あらためて女性解放闘争とは何か、なぜ必要なのか」と問いかけ、「国鉄分割・民営化と一体でかけられた男女雇用機会均等法から30年」の攻防を振り返り、「動労千葉を支援してきたから攻撃の本質を見抜けた」と総括。1917年のロシア革命の教訓を踏まえて、「地域の団結の力で婦民、女性部の組織建設・拡大を」と訴えました。戦争と革命の時代に体制内勢力によって絶望が組織されている中、私たちこそが圧倒的多数の女性を革命に組織しようという意欲がわく基調報告でした。
 続いて、全国水平同盟委員長代行の久原正子さんと、同西郡支部の住宅闘争を闘う島瀬とよ子さん(89歳)が特別報告に立ちました。住宅からの追い出し、八尾北医療センターつぶしの激しい攻撃を、十数年にわたって絶対反対の団結を守りはね返してきたという報告は圧巻でした。
 婦民神戸支部の福島ツアー報告を交えたカンパアピールの後、フリートークに入り、報告や決意表明が続きました。
 婦民京滋支部は動労西日本スト支援の報告。大阪市教組の青年は臨時主事雇い止め粉砕への決意。北摂労組交流センターは高槻医療福祉労組春闘討論集会を報告。関西合同労組泉州支部は職場全員が決起して配転・賃下げ・解雇を粉砕していると報告。奈良市従女性部の労働者は民営化絶対反対で闘うと決意。関西労組交流センターの深町加代子代表は戦争と民営化に労働者をストライキに組織しようと訴え。橋下打倒闘争に決起した大阪市職の保育労働者は民営化絶対反対の闘いを職場からつくりあげると決意。婦民大阪北支部は教組女性部による福島ツアー報告会の成功を報告。婦民八尾支部は八尾北でも福島からの避難者のエコー検査を開始すると報告。東大阪の教員は臨時主事の解雇を阻止すると決意。全学連は韓国民主労総ゼネストと連帯し安倍打倒に決起すると決意を表明しました。
 どの発言も、基調報告で提起された「関西では橋下打倒闘争で大きな地平を切り開いた。たった一人でも絶対反対で立ち上がり、一時的には孤立無援になったように見えても、明日は必ず団結することを確信して闘えば必ず勝てる!ということをつかんだ」という豊かな教訓に満ちていました。集会で深めた確信をバネに、戦争も民営化も絶対反対、団結の拡大で圧倒的多数の女性たちを組織し、組織し、組織しよう!(S)