亜熱帯天然色百科

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台湾のお葬式事情 1 @苦手な方はご遠慮ください

2014-07-05 17:15:00 | 台湾歳時記
旧のお盆も近づいてきたので今日は台湾のお葬式の話題です。日本とは違う風習も出てきて気分が悪くなる方も見えるかもしれませんので苦手な方はご遠慮ください。

最近は台湾でも日本と同じく自宅よりも病院で亡くなる方が多くなってきました。このためでもないでしょうが、台湾の大規模病院には葬儀場が付属しています。病院に葬儀場なんてちょっと日本では考えられないことですが林口の長庚醫院は台北や桃園への連絡バス乗り場のすぐ横にありますし、石牌の榮總も病棟の奥に懐遠堂という葬儀場があります。葬儀場には契約している葬儀社が常駐しており病室から運ばれた遺体は葬儀社社員の手によってお通夜の支度が整えられます。日本の場合、亡くなってから葬儀まで通常3~4日、早ければ2日で済ませてしまうこともありますが、台湾では亡くなった方の誕生日がお葬式の日時に関係してきます。この関係についてはちょっと難しくてわかりませんが、早くて2週間、長いと3ヶ月後などというお葬式もあります。昔はお通夜の後、棺桶に入れてお葬式の日まで自宅に安置することもありましたが、現在は葬儀場に冷蔵庫が備えられておりここに安置します。もちろん冷蔵庫といっても、一つ一つに区分されており奥行きのあるコインロッカーという感じです。遺体はお葬式の当日までこの冷蔵庫で保管され、当日の葬儀2時間ほど前にいわゆる死に化粧を施されて棺に収められます。

病院に付属する葬儀場のほか、民権東路行天宮東の第一殯館、辛亥隧道脇の第二殯館にも同じ設備があり遺体の保管と葬儀が行えるようになっています。

余談ですが20年ほど前、姪2號の曾祖母が亡くなった際には自宅リビングに1ヶ月ほど棺桶が安置してあったそうで(もちろん日本のヤワな棺桶と違い丸太をくり貫いたような土葬用棺桶で防腐剤も入れてあります)、夜怖くてトイレにも行けなかったということです。
台湾の日めくり その日の吉事と不吉事が書かれています ただし上述したようにお葬式の日取りは亡くなった人の誕生日によって吉日が決まります また家族であっても日周りが悪いと葬儀に参列できません

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