出稼ぎに行った父の帰りを待ちながら、14歳の少年と10歳以下の妹たちが心中したとの記事を朝刊で読んだ。何とも痛ましく言葉もない。幼い子どもたちだけを残してでも出稼ぎに行かないと生活が成り立たないのが現実らしい。母親はしばらく前に家を出て行ったとあるから、子を残して去ってしまったのか。だったら何の為に産んだのか。生まれてきた事の喜びを与えられなくてあんたそれでも親ですか、と言いたいが言ったところで子どもたちは帰って来ない。その地域では他にも子どもだけで親が留守の間、長期間家を守る子がいるそう。第2、第3の心中事件が起こらないようにと祈りたい。日本に団体で大挙して訪れ、爆買ツアーを楽しむのが最近の中国人のイメージだったがこんな風にひっそりと暮らす人がいるのもまた中国。広い国ではあるが貧富の差は私たちの想像以上なのだろう。合掌。
通勤している地下鉄内で男同士のおしゃべりに遭遇。携帯電話で話す事を禁止し車内では静かに、が常識ではあるが隣同士のおしゃべりも煩い。今回は昼間と夜遅めの時間帯に乗り合わせたところで出会った。昼間の方は同僚らしきふたり組。仕事での移動途中らしいのだが、同乗中の20分以上しゃべりっぱなし。転勤の話しから始まり、健康診断で胃カメラを飲んだ時の聞きたくもない話題を延々と。体調も悪い乗客もいたかもしれない。黙ってくれませんかとも言えず聞くしかなかったが、周りへの配慮が出来ないものか。いい年して。夜半は酔客。酔っている状況だから声が大きい。皆、疲れきった感じで乗り合わせたのに、やたらに元気よく楽しそうに話すふたり。おばさんや女の子たちのおしゃべりには慣れていたが男にもこんな話し好きがいたのですね。前者たちに比べれば後者は楽しそうだった(話の内容はくだらなかった)ので許せたがやはり、周りを気遣って欲しい。それくらいの気働きが出来ずに仕事が出来る筈もない、と言ったら嫌味なオバハンか?