久々に大きな地震を体感。４年前の東日本大震災を思い出した。仕事中だったので最初は大した事ないんじゃない？ と思っていたが次第に大きなゆれを感じ、嫌な気分になった。職場のドアを開け、ちょっとの間だけ皆で待機。その後大きなのが来たら困るな、と思ったがそのままで本日は終了（？）となった。もっとも自宅に帰って来たから安心、って事はなくいつ起こるか分からないから怖い。このところあちこちで異常気象と合わせておかしな現象が起きている。御嶽山に続いて箱根、蔵王、阿蘇など大噴火しそうな山も多いし。元々、火山列島と呼ばれる島国だからしゃーないと言えばしゃーないな。起きたら起きた時の事、と割り切るしかないがそうすっきりと覚悟は出来そうにない。今回の地震では津波は起こらず、原子力発電所の事故も起こらなかったようだが、いつまたその時が来るのかは専門家にも予想不能。安全神話は一度崩れたらもろいのだ。世の中がこれ以上悪くなりませんようにと祈るしかないな。でも誰に祈ればいいんだい？
平日の夜に銀座のイタリアンレストランで女子会を開催。早い時間から始めた方がいいと皆の意見が一致したので１７時半（店のオープンと同時）に入店。当然のように客は私たちだけ。アルコールの飲み放題のコースなのでスパークリングワインからスタート。飲む前はやや静か目に話していたが徐々に声も大きくなり次第に気にもならなくなった。初めての店だったが鮮魚のカルパッチョ～野菜たくさんのオムレツ～美味しいと評判のチーズフォンディュ～ローストチキンとどれも美味。そのメンバーでの女子会は料理がイマイチな場所が多いので今回は当たり！ と喜んだ。飲み放題メニューもカクテル好きには充実。あれこれと試しては楽しんだ模様。（ビールとワイン派にはあまり関係のない話だが）１時間が過ぎた頃、サラリーマン風の面々が続々と来店。金曜日ならともかく木曜の夜だったのにあそこまで賑わうとは驚いた。隣のテーブルの客は何度も白ワインを注文。年代は３０代から４０代か。しかも男性同士のグループが目についた。料理とワインを目当てに集っていたのか。銀座では店の競争も激しいだろうにあそこまで流行っている店なら当分は大丈夫。大挙して歩く中国人が銀座の街中には多いが、案外美味しい店には疎いのかそこには存在しなかった。このまま荒らさないでくださいよ、とお願いしたい。
１７日に６９歳で亡くなった、車谷さん。ここ数年は闘病生活を送っていらしたそうだがそれでも亡くなった当日も散歩に出かけられていたと聞き、彼らしい最期だったのだなと勝手に想像した。ご夫婦で散歩に出た後、先に帰った車谷さんが食べ物を喉につまらせ窒息死を遂げた。発見された時の奥様の心境はいかがなものか。普通の夫婦だったら動転してパニック状態に陥るだろう。だけど彼らなら、とここでも想像に過ぎないが案外、落ち着いて行動されたように思う。今朝の新聞に万城目学さんが車谷さんへの追悼文を寄せていた。その思いがあまりにもよく分かり、心地良い文章だった。似通った感情を抱いた人は多いと思う。車谷さんの”赤目四十八瀧心中未遂”には数年前に出会った。少女時代に傾倒した太宰冶以来振り（何十年振りだったのか！？ ）に吸い寄せられるように読んだ。万城目さんが書いていらした様に「どうしようもない人生を送る車谷さんが描く主人公に憧れた」のだと思う。いい年をしてこんなにも心魅かれるものがあったなんて。感動は年齢じゃないのだ、生きている限り恥かしいと思わずに感じ続けないと。そこが生きている者と亡くなった者の境界線のひとつなのだから。あちらへ逝ってしまわれた車谷さんに合掌。
朝刊に対照的な記事を見つけた。足立区で当時３歳の息子をウサギ用のゲージに閉じ込め、結局は死なせた事件。児童相談所の職員が何度か自宅に足を運んで、危なそうな家庭としてマークはしていたそうだが幼児を助けられなかった。記事には「虐待を疑う情報がない中、強引な対応をすると人権問題やトラブルになりかねない」とあるが、それではストーカーにおびえ、助けてくれと訴えても何もしてくれないのに殺人事件が起きれば即動く警察と同じじゃないのか。一方、大阪市の病院で１０数年前に冷凍保存していた精子が使用不能となっていた事実。こちらは病院から当事者への伝達方法に問題があったように思われるが・・・・。子どもが欲しいと望んでも叶わない夫婦と次々と子どもを持ちながらも育児放棄してしまう夫婦。当たり前のように子どもを授かり、多少は悩みながらも子を育てている多くの夫婦（自分自身も含めて）にはどちらの気持ちも本当には分からない。分からないながらも不条理を感じ、居た堪れない気分になった。
大阪都構想計画が崩れ、橋下市長が身を引く事になり更にその責任を取って、江田代表も退く結果となった維新の会。はじめからどこか怪しい部分はあったがどこかかみ合っていない感が否めない。大急ぎで新代表を選出。グダグダになった会をまとめるのは大変な事。支持しているわけではないのでどーなろうと知ったこっちゃないが、新しい会派って難しいね。出世欲を持たない政治家はいないが、そんな人たちがひとつにまとまろうとして上手くいくはずもない。政府自民党に対抗してくれる心強い政党の出現を心待ちにしている人が大多数、が現状。そこを大事に汲み取り確かな方向へ導いてくれる政党よ、エエ加減で出てきてくれんかね。維新の会、みんなの党などチンケな党の話を耳にする度、その願いが強まる。
