突如三輪タクシーを降ろされ、観光目的地まで次のタクシーで向かう事になった。が、そこでも2次災害(?)が待っていた。前回どおりタクシーに乗る前に運転手と料金交渉。20バーツでOKとの話だったので乗せてもらう。目的地は先に乗った場所と比べても近距離で直ぐに到着。先に降りてダンナが運転手に料金を支払うのを待つ。ところが、最初に決めた金額の10倍、200バーツを要求され怪しい雰囲気になった。「あんたは20バーツでいいと言った。200なんて聞いていない」と何度繰り返しても納得しない運転手。あの距離でそれはないしどう考えてもぼったくり。しかし小太り、40歳前後と思われる男もなかなか引かない。「これを受け取れ。受け取らないなら行くぞ」と20バーツを押し付けるダンナ。押し問答をしてもラチがあかない。観光地に入ろうとすると男はタクシーを路上に止めたままダンナから離れない。入場料を支払う時に財布からお金を取ろうとする魂胆か、と鬼気迫るものを感じてたじろぐ。英語は話せないらしく現地語でまくし立てる男。「警察を呼べ」と言っても通じず。大勢の観光客が見ている中、押し問答に疲れたのか結局は20バーツを手に車へ戻って行った運転手。「金を出せ」と帰り際に待ち伏せをしていないかと不安になったが、その後怖い目に遭う事はなかった。ふたつのトラブルとも実質被害はなかったが気をつけないと何らかのトラブルに巻き込まれる恐れがある、それがバンコクらしさ(?)か。
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