緒形拳さんの遺作。倉本聰脚本の名作。見たい気持ちはあるが医療系、お涙ポロポロ系はどうにも苦手で見る気がしない。今日はたまたま昼間の再放送をチラ見した。やっぱり見なくていい、と思った。拳さんが孫役(?)の黒木メイサに話かけているシーンを見たのだが、セリフがはっきりしない。おじいさんさが顕著に表れていてとっても悲しくなった。亡くなる直前の作品なのだから仕方がない、と分かってはいても何だかね。毅然として眼光鋭い拳さんじゃないとファンには辛い。オンエアを迎えられずに世を去ったご本人がこれを見たらどう思うのかな。有り得ないことを考えてもしょうもないか。
昨夜久々に”タワーリング・インフェルノ”を見た。なんとも懐かしい映画。当時の大スターのふたり、ポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンが共演していたところからも分かる様にとにかく凄い作品だった。第三者の目で見られるとそれが何? ってことにも成りかねないが。描かれ方にしても1974年制作とは思えない程、動きのある作品だったと思う。高層ビルでの火災消化は本当に大変なこと。それを様々な形にチャレンジする消防官の面々。これには頭が下がる思いだしこの描写も現実味を帯びていたと感心させられた。その後に続くこのタイプの映画には残念ながらお目にかかっていない。私が知らないだけなのだろうか。この時代にこのような作品を制作した方々にお礼を言いたいくらい。当時も面白かったし今、見ても充分に楽しめました。ありがとう。
決まりましたね、昨日。今年度の流行語大賞が。もともとたいした興味はなかったのだが、なーんとなく気になってニュースを見た。そして結果がこれ。”アラフォー”に”ぐ~”ですと。ふざけてんのか、なめとんのか! とカツを入れたくなる結果だった。このご時勢だからこんな物なのか。そんな気もしないでもない。これ以上もこれ以下も今年の言葉として選ぶべき物がなかったってことなのですからねぇ。これはこれで致し方のない事実でしょう。こんなんがナンボのものでっしゃろとは思う。子どもの言葉遊びの類の範囲を出ていないのではないかと。以前にどんな言葉が大賞を取っていたのかは忘れてしまったが少しはマシな言葉だったのではなかったか? そもそも選ぶ側もどんな人達が選んでいるのか。そこが謎。ええ加減な人が選んでいたらええ加減な言葉しか選ばれないと思うのですが。いかがですか審査員の方々。来年はもう少しマシな流行語を期待してまっせ。このままやったらこの国の文化はかなりヤバイっしょっ。
高校の喫煙室、と聞いて先生用と思ったらこれがとんでもない話だった。愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高校の生徒寮に"喫煙室”が備えられていたそうでして。どうなってんのよ、全く信じ難い話。不登校の生徒達を全国から受け入れ全寮制の男女共学で生徒数は231人。驚くことにその中の4分の1程度が喫煙常習者とか。言い訳会見を開いた校長先生によると「このままだと付近で山火事が起きる危険性があった。吸う場所を指定した上で禁煙指導をしようと考えた」これもどうなの? 教育者として許される言動ではないと思う。こんな人が校長って学校も恐ろしい。ほんとに世の中間違っている。こうして何とか高校生活を送って卒業したあとどんな大人になるのか。そもそもここまでして高校を卒業する意味があるのか。実態のない教育。お金儲けの為に学校を開いているとしか思えない。こんな学校さっさと閉校してくださいな、と言いたい。