リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2011年6月3日 川本三郎

2011-06-03 20:44:38 | Weblog
 映画”マイバックページ”。その時代にあこがれ、乗り遅れた者としたら何とも言えない哀愁漂う作品。だと思う。(山下敦弘監督ごめん、まだ観ていないんだ)そんな作品の元となったのが失礼ながらいつ見てものほほほ~んとした川本三郎さんだったのね。その時代を知らなくて当時、起こっていた事件にもまるっきり疎かった少女だったもので。大変失礼しました。川本さんって案外大きな波をかぶった人生だったのですね。そうは言っても結果がそうだったってことはやはりなぁ、と思わせる部分が大きい。本当にジャーナリストとして生きて行こうと思っていたなら、”朝日”になんとしてでもとどまろうとしたんじゃない? もとからのフリーならともかく一応は入社したエリート(?)なのだから。事件後の心境の変化はいかばかりだったのか。退社したってことはかなりの変化があったのよね。そのせいで彼の写真はいつもつまらなそうなのかなぁ。この事件を知って当時の事に思いを馳せると、いつもつまらなそうにしているのかがよーく分かる。辛かったのだろうね、彼も。ふーむ。

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