スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

日刊スポーツ賞スパーキングサマーカップ&消滅

2013-08-21 20:40:47 | 地方競馬
 笠松から1頭が遠征してきた第10回スパーキングサマーカップ。トーセンピングスは出走取消,ジュウクリュウオウは競走除外で12頭。
                         
 先手を奪ったのはピエールタイガー。2番手にトーセンアドミラル。出鞭を入れていたナターレが3番手で4番手にガンマーバースト。この4頭はほぼ一団。このうちナターレは向正面に入ると後退。プレファシオとジョーメテオの2頭が追い上げていきました。前半の800mは49秒2でミドルペース。馬場状態も加味すれば前に行った組に有利だった筈です。
 ピエールタイガーは3コーナーを回って後退。ガンマーバーストと追い上げてきたジョーメテオの3頭が直線では叩き合い。粘ったトーセンアドミラルの優勝。外のジョーメテオが半馬身差まで詰めて2着。中のガンマーバーストは力尽きてさらに半馬身差の3着。
 優勝したトーセンアドミラルは昨年までJRAで走り,準オープンは勝ってオープンでも3着が2回。これくらいの実績があれば,南関東重賞では通用する能力があるのは間違いありません。あとは地方競馬の馬場に適応できるかどうかですが,この馬の場合は何の問題もありませんでした。たぶん気難しい面がある馬で,スムーズな競馬でないと力を存分に発揮できないのではないかと思われます。そういう意味では大外枠はむしろ好条件だったでしょう。安定感は欠くかもしれませんが,今後の活躍も間違いないものと思います。父はキングカメハメハ。半兄に2007年のアーリントンカップと2008年の函館記念を勝ったトーセンキャプテン。Admiralは提督。
 騎乗した船橋の川島正太郎騎手は1月の船橋記念以来の南関東重賞制覇。スパーキングサマーカップは初勝利。管理している船橋の川島正行調教師第9回に続きスパーキングサマーカップ2年連続となる2勝目。

 ある個物res singularisの活動能力がゼロになる。これがどういう意味であるのかは,詳しい説明は不要であると思います。たとえば人間でいうならば,それはその人間が死ぬということだからです。
 この,res singularisの活動能力がゼロになるということは,個物res singularisの存在のうち,res singularisが現実的に存在するといわれる場合にのみ適用することが可能です。いい換えれば,その活動能力がゼロになるということは,現実的に存在するres singularisにだけ生じる現象です。もしもres singularisについて考えようとするのであれば,この場合にのみ適用可能な事柄を例材に採用するのは不適当だと僕は考えます。これは『エチカ』において第二種の認識,すなわち理性による認識の基礎は共通概念notiones communesであるということと関係します。もっといえばnotiones communesは第二部定理三七により,res singularisの本性を構成しないということと関係します。ただし今はこのことに関しては言及しません。というのは現在の考察との関連では,これは不安視する必要がないからです。なぜなら今はres singularisについて考えているのではなく,限定について考えているのだからです。
 第三部定理四は,res singularisの消滅が外部の原因によってのみ生じることを示しています。要するにあるres singularisの活動能力がゼロになるということは,そのres singularisの本性によって生じることは絶対になく,外部の原因によって生じるということです。そこでたとえばXが原因となってYが消滅するということを仮定したなら,これはXによってYが限定されているのだということについて,さすがに反論の余地はなかろうと判断します。
 なお,この例ではYが現実的に存在するres singularisであることが前提されています。したがってXもまたres singularisであり,とくにYと同じ属性のres singularisであるということも,第一部定理二八第二部定理六から前提されていると考えてください。

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