ダービーから中4日というタイトなスケジュールの中,各地域から強豪が参戦して争われた松山記念は,今日が決勝でした。
自力を打てる選手が8名で,並びは佐藤ー竹内の北日本,志村ー石毛の東日本,小嶋ー井上で西日本,浜田ー石丸ー豊田の瀬戸内。Sは取り合いだったのですが志村選手。3番手に小嶋選手,5番手が浜田選手で前受けできなかった佐藤選手が8番手での周回。佐藤選手は残り2周のホームから上昇。浜田選手が追走し,佐藤選手がバックで志村選手を抑えると志村選手は引きました。打鐘から浜田選手が踏み込むも佐藤選手は突っ張る構え。これをホームで外から小嶋選手がかまして出ると,井上選手と2車で出きり,バックでは後続を離してほぼ一騎打ち。小嶋選手のスピードは衰えず,危なげなく優勝。マークの井上選手が2着で,離れながらも3番手を追った志村選手の後ろから石毛選手が3着に入りました。
優勝した石川の小嶋敬二選手は昨年8月の高松記念以来の記念競輪優勝で通算28勝目。ここ最近は見ていてあれと思ってしまうようなレースも多く,本人としても不本意な気持ちがあったのではないかと想像するのですが今日は強かったです。とくにマークの井上選手を寄せ付けなかったところがすごく,快勝といえる内容でしょう。
こうした考察によって,僕たちは今度は第三部定理四へと進むことができます。いや,第三部定理六から第三部定理五へ,そして第三部定理四へと辿っているわけですから,戻ることができるというべきでしょうか。この順序は,スピノザが示した順序とはちょうど逆になっていますが,確かにこのようにも辿れるものなのだと僕は思います。前回の考察でも,最後のところで論理展開の順序をスピノザとはちょうど真逆に辿るということがありましたが,こうしたことはあるテーマについて深く考察しようという場合には,やはり意味あることだろうと思うのです。
その第三部定理四は次のような定理Propositioです。
「いかなる物も,外部の原因によってでなくては滅ぼされることができない(Nulla res, nisi a causa externa, potest destrui.)」。
なおこの定理に関しては現在の考察に関連させるならば,第三部定理五を証明した内容からすでに明らかであるということができますので,この方面からはこれ以上の説明は控えます。またこの定理は,持続duratioというのは有限finitumではあるけれども一方では無限定なものであるということを示した第二部定義五と大きく関係しているといえ,おそらくこの定義Definitioからも証明できるだろうと思います。
なお,スピノザの哲学の観点からふたつばかりこの定理に注意を与えておけば,まず,ある個物res singularisは外部の原因causaによって滅ぼされるわけですが,その個物を滅ぼし得る外部のものというのは,第一には第一部定理二八によりその個物とは別の個物であり,第二には第二部定理六により,その個物と同じ属性attributumに属するものです。つまりその個物と同じ神Deusのある属性に属する別の個物によって,つまりそうしたものがここでいう外部の原因となって,その個物は滅ぼされるでしょう。次に,どんな個物も必ずこのように滅ぼされます。これは第四部公理から明らかだといえるでしょう。したがってこの定理は一般論であると同時に,個々の個物を現実的に考えた場合にも,その個物に対して,仮定としてではない意味で成立するということになります。
自力を打てる選手が8名で,並びは佐藤ー竹内の北日本,志村ー石毛の東日本,小嶋ー井上で西日本,浜田ー石丸ー豊田の瀬戸内。Sは取り合いだったのですが志村選手。3番手に小嶋選手,5番手が浜田選手で前受けできなかった佐藤選手が8番手での周回。佐藤選手は残り2周のホームから上昇。浜田選手が追走し,佐藤選手がバックで志村選手を抑えると志村選手は引きました。打鐘から浜田選手が踏み込むも佐藤選手は突っ張る構え。これをホームで外から小嶋選手がかまして出ると,井上選手と2車で出きり,バックでは後続を離してほぼ一騎打ち。小嶋選手のスピードは衰えず,危なげなく優勝。マークの井上選手が2着で,離れながらも3番手を追った志村選手の後ろから石毛選手が3着に入りました。
優勝した石川の小嶋敬二選手は昨年8月の高松記念以来の記念競輪優勝で通算28勝目。ここ最近は見ていてあれと思ってしまうようなレースも多く,本人としても不本意な気持ちがあったのではないかと想像するのですが今日は強かったです。とくにマークの井上選手を寄せ付けなかったところがすごく,快勝といえる内容でしょう。
こうした考察によって,僕たちは今度は第三部定理四へと進むことができます。いや,第三部定理六から第三部定理五へ,そして第三部定理四へと辿っているわけですから,戻ることができるというべきでしょうか。この順序は,スピノザが示した順序とはちょうど逆になっていますが,確かにこのようにも辿れるものなのだと僕は思います。前回の考察でも,最後のところで論理展開の順序をスピノザとはちょうど真逆に辿るということがありましたが,こうしたことはあるテーマについて深く考察しようという場合には,やはり意味あることだろうと思うのです。
その第三部定理四は次のような定理Propositioです。
「いかなる物も,外部の原因によってでなくては滅ぼされることができない(Nulla res, nisi a causa externa, potest destrui.)」。
なおこの定理に関しては現在の考察に関連させるならば,第三部定理五を証明した内容からすでに明らかであるということができますので,この方面からはこれ以上の説明は控えます。またこの定理は,持続duratioというのは有限finitumではあるけれども一方では無限定なものであるということを示した第二部定義五と大きく関係しているといえ,おそらくこの定義Definitioからも証明できるだろうと思います。
なお,スピノザの哲学の観点からふたつばかりこの定理に注意を与えておけば,まず,ある個物res singularisは外部の原因causaによって滅ぼされるわけですが,その個物を滅ぼし得る外部のものというのは,第一には第一部定理二八によりその個物とは別の個物であり,第二には第二部定理六により,その個物と同じ属性attributumに属するものです。つまりその個物と同じ神Deusのある属性に属する別の個物によって,つまりそうしたものがここでいう外部の原因となって,その個物は滅ぼされるでしょう。次に,どんな個物も必ずこのように滅ぼされます。これは第四部公理から明らかだといえるでしょう。したがってこの定理は一般論であると同時に,個々の個物を現実的に考えた場合にも,その個物に対して,仮定としてではない意味で成立するということになります。