構図でいえば郷田真隆九段に戸辺誠六段が挑むという形の第23期竜王戦決勝トーナメント。公式戦初対局。
振駒で郷田九段が先手。早々に駆け引きがありましたが,後手が四間飛車穴熊,先手が居飛車穴熊という将棋に。相穴熊は駒組の段階でうっかり悪くするとそのまま一本道で負けてしまうケースが多いということもあるのでしょうが,双方が慎重に時間を投入して戦いが始まったのは午後8時過ぎ。
ここで先手が▲2四歩といきました。△同歩▲5四歩△同歩▲3三角成△同桂▲2四飛。こうなるならうまく戦機を掴んだ気はします。さらにこの後,先手は歩もうまく使って後手の金を1枚玉から遠ざけることに成功。後手は当面は自玉に早い寄せがないような状態を作って勝負に出ました。
もう角も逃げていられないでしょうから△7七角成はこの一手。▲同金に取った銀を△9七銀と打ち込みました。ただこの攻めは清算した後,先手玉が右側に逃げられそうな形に。この後,後手も端は破ったのですが,攻め駒を攻めながら反撃に転じた先手の指し方が巧みで,後手も必死に抵抗したものの先手の押し切り勝ちとなっています。
勝った郷田九段は準決勝進出をかけ,28日に久保利明二冠と対戦。王位戦第二局2日目と同日ですので,当日ではありませんが,その将棋も取り上げるつもりではいます。
確固たる診断が下されました。つまり僕の血糖値,とくに朝の血糖値が高くなっていることの原因というものがつきとめられたわけです。再び第一部公理三を援用するなら,この原因によって僕の血糖値は高くなっていたわけですから,この原因というものが除去されたなら,また血糖値は適正な状態で統御できるようになるであろうということも同時に分かったということになります。
持続効果型のインスリンの効能が薄まっているわけですから,そのインスリンの注射する量を増量するというのが最も簡単で効果的な対策であるということはだれにでも理解できることだと思います。病気の治療としてはあまりに対症療法的すぎると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが,人間の身体にあって血糖値を安定させるようなホルモンがインスリンだけである以上,Ⅰ型糖尿病患者はインスリン注射を行うという療法以上に効果的なものはありませんし,またそれ以外に効果的な療法というのはないともいえますから,こうした対症療法というのが,結局のところは最も有効であり,あるいは有効である唯一の療法であるということができるのです。
それまで注射していたランタスという持続効果型のインスリンの注射量はすでに説明したように0.04ml。これを0.06mlに増量するようにというのがМ先生の指示でした。ランタスに関しては僕は夕食前に注射していましたので,これはこの日,3月8日の夜から実行できました。1年以上にわたって0.04mlの注射を続けていて,これはほとんど僕にとってのルーティンワークと化していましたから,最初のうちはついつい増量し忘れてしまうということもあったのですが,0.06mlという数字に慣れるのにもそうは時間がかかりませんでした。
この頃は2ヶ月に1度というのが通院の日程になっていましたが,次の通院日は4月5日,つまりほぼ1ヶ月後に設定されました。もちろんこれは,この増量がどれくらい効果的であるのかということを,早めにチェックするという目的でした。
振駒で郷田九段が先手。早々に駆け引きがありましたが,後手が四間飛車穴熊,先手が居飛車穴熊という将棋に。相穴熊は駒組の段階でうっかり悪くするとそのまま一本道で負けてしまうケースが多いということもあるのでしょうが,双方が慎重に時間を投入して戦いが始まったのは午後8時過ぎ。
ここで先手が▲2四歩といきました。△同歩▲5四歩△同歩▲3三角成△同桂▲2四飛。こうなるならうまく戦機を掴んだ気はします。さらにこの後,先手は歩もうまく使って後手の金を1枚玉から遠ざけることに成功。後手は当面は自玉に早い寄せがないような状態を作って勝負に出ました。
もう角も逃げていられないでしょうから△7七角成はこの一手。▲同金に取った銀を△9七銀と打ち込みました。ただこの攻めは清算した後,先手玉が右側に逃げられそうな形に。この後,後手も端は破ったのですが,攻め駒を攻めながら反撃に転じた先手の指し方が巧みで,後手も必死に抵抗したものの先手の押し切り勝ちとなっています。
勝った郷田九段は準決勝進出をかけ,28日に久保利明二冠と対戦。王位戦第二局2日目と同日ですので,当日ではありませんが,その将棋も取り上げるつもりではいます。
確固たる診断が下されました。つまり僕の血糖値,とくに朝の血糖値が高くなっていることの原因というものがつきとめられたわけです。再び第一部公理三を援用するなら,この原因によって僕の血糖値は高くなっていたわけですから,この原因というものが除去されたなら,また血糖値は適正な状態で統御できるようになるであろうということも同時に分かったということになります。
持続効果型のインスリンの効能が薄まっているわけですから,そのインスリンの注射する量を増量するというのが最も簡単で効果的な対策であるということはだれにでも理解できることだと思います。病気の治療としてはあまりに対症療法的すぎると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが,人間の身体にあって血糖値を安定させるようなホルモンがインスリンだけである以上,Ⅰ型糖尿病患者はインスリン注射を行うという療法以上に効果的なものはありませんし,またそれ以外に効果的な療法というのはないともいえますから,こうした対症療法というのが,結局のところは最も有効であり,あるいは有効である唯一の療法であるということができるのです。
それまで注射していたランタスという持続効果型のインスリンの注射量はすでに説明したように0.04ml。これを0.06mlに増量するようにというのがМ先生の指示でした。ランタスに関しては僕は夕食前に注射していましたので,これはこの日,3月8日の夜から実行できました。1年以上にわたって0.04mlの注射を続けていて,これはほとんど僕にとってのルーティンワークと化していましたから,最初のうちはついつい増量し忘れてしまうということもあったのですが,0.06mlという数字に慣れるのにもそうは時間がかかりませんでした。
この頃は2ヶ月に1度というのが通院の日程になっていましたが,次の通院日は4月5日,つまりほぼ1ヶ月後に設定されました。もちろんこれは,この増量がどれくらい効果的であるのかということを,早めにチェックするという目的でした。