南関東の短距離路線ではおそらく現役最強と目されるノースダンデーが出走してきたゴールドカップ。
タッチブライトの逃げは大方の予想通り。スーパーヴィグラスが2番手を追走し,ノースダンデーは3番手。直後にクレイアートビュンで,1頭おいてルクレルク。テイエムヨカドーが後方グループの先頭で,ボランタスは後方3,4番手の外。ペースは速かったです。
向正面で後方からボランタスが一気に進出。3コーナーを回ったところでは前をすべて捲りきりました。そのままスピードを落とさなかったのでコーナーでもかなり外を回るロスがありましたが,ゴールまで脚色は衰えることなく,最終的には4馬身の差をつけて圧勝。この捲りに対応しようとしたものできなかったノースダンデーが一杯一杯に2着を確保し,3着にクレイアートビュン。
優勝したボランタスはJRAデビューで5勝。重賞でも3回の3着という実績をひっさげ今春から川崎に移籍。これまではもっと長い距離に活躍の場を求めていて,距離が案じられましたが,スタミナ面を生かすような騎乗で能力が引き出された格好となりました。ただ,本質的にはもっと距離があった方がいいタイプだろうと思います。『エチカ』岩波文庫版で意志と訳されているラテン語の表記がvoluntas。
騎乗した川崎の山崎誠士騎手は一昨年新春のオールスターカップ以来の南関東重賞制覇。管理しているのは父の山崎尋美調教師で,ゴールドカップは共に初制覇。ただし山崎調教師は騎手時代には勝ったことがあります。
具体的にこの時期の朝食前の血糖値がどの程度の値で推移していたのかを記しておきます。
2月16日の朝,血糖値は133㎎/㎗でした。これは若干高い数値ですが,これくらいであればそれほどの心配ありません。翌17日は計測せず,18日が153㎎/㎗。これははっきり高いですが,これくらいの数値はまれに出ることがありましたから,この時点では僕自身はそんなに心配しませんでした。ところが19日は263㎎/㎗でこれははっきり異常といえる数値。次の2日間も140㎎/㎗台で推移し,22日と23日は200㎎/㎗を超えてしまいました。
これも前回の闘病記の中で説明しましたが,人間が体調に何か異変を来しますと血糖値が高くなるというケースがあります。昨年6月に僕が顎から喉にかけての異変というのを感じた後,血糖値の推移が非常に高い状態であったのはこのためであったといえるでしょう。しかしそのときとは異なり,この間は自分で感じるような体調の異変はありませんでした。もちろん,人間は自分の身体の異変を必ず認識するものであるとはいえませんから,気付かないような変化が起こっているということはあり得ます。事実,僕もそれまでに何度か,そうしたことを経験してきました。しかしそのような場合でも,これだけ長い期間にわたってこういう状態が継続したことはありません。つまりこれは僕にとって初体験でした。
面白いものでこういう場合,まず機械の故障ではないかと疑ってみたくなります。あるいは無意識の防衛本能がそういう方向に自身の思考を向けさせるのかもしれません。実際のところ血糖値の計測機というのは,室温が低い場合には正確に血糖値を計測できないというケースもあるのです。そしてこの時期は1年でも最も寒い時期ではありました。ただ,この機械には,テスト用の点検チップというのが備えてありまして,このチップを挿入しますと機械が正確に作動しているかどうか分かるような仕組みになっています。僕もこの時期は試しにこのチップを使うことがありましたが,そこに示される数値は,むしろ機械は正確に作動しているというものでした。
タッチブライトの逃げは大方の予想通り。スーパーヴィグラスが2番手を追走し,ノースダンデーは3番手。直後にクレイアートビュンで,1頭おいてルクレルク。テイエムヨカドーが後方グループの先頭で,ボランタスは後方3,4番手の外。ペースは速かったです。
向正面で後方からボランタスが一気に進出。3コーナーを回ったところでは前をすべて捲りきりました。そのままスピードを落とさなかったのでコーナーでもかなり外を回るロスがありましたが,ゴールまで脚色は衰えることなく,最終的には4馬身の差をつけて圧勝。この捲りに対応しようとしたものできなかったノースダンデーが一杯一杯に2着を確保し,3着にクレイアートビュン。
優勝したボランタスはJRAデビューで5勝。重賞でも3回の3着という実績をひっさげ今春から川崎に移籍。これまではもっと長い距離に活躍の場を求めていて,距離が案じられましたが,スタミナ面を生かすような騎乗で能力が引き出された格好となりました。ただ,本質的にはもっと距離があった方がいいタイプだろうと思います。『エチカ』岩波文庫版で意志と訳されているラテン語の表記がvoluntas。
騎乗した川崎の山崎誠士騎手は一昨年新春のオールスターカップ以来の南関東重賞制覇。管理しているのは父の山崎尋美調教師で,ゴールドカップは共に初制覇。ただし山崎調教師は騎手時代には勝ったことがあります。
具体的にこの時期の朝食前の血糖値がどの程度の値で推移していたのかを記しておきます。
2月16日の朝,血糖値は133㎎/㎗でした。これは若干高い数値ですが,これくらいであればそれほどの心配ありません。翌17日は計測せず,18日が153㎎/㎗。これははっきり高いですが,これくらいの数値はまれに出ることがありましたから,この時点では僕自身はそんなに心配しませんでした。ところが19日は263㎎/㎗でこれははっきり異常といえる数値。次の2日間も140㎎/㎗台で推移し,22日と23日は200㎎/㎗を超えてしまいました。
これも前回の闘病記の中で説明しましたが,人間が体調に何か異変を来しますと血糖値が高くなるというケースがあります。昨年6月に僕が顎から喉にかけての異変というのを感じた後,血糖値の推移が非常に高い状態であったのはこのためであったといえるでしょう。しかしそのときとは異なり,この間は自分で感じるような体調の異変はありませんでした。もちろん,人間は自分の身体の異変を必ず認識するものであるとはいえませんから,気付かないような変化が起こっているということはあり得ます。事実,僕もそれまでに何度か,そうしたことを経験してきました。しかしそのような場合でも,これだけ長い期間にわたってこういう状態が継続したことはありません。つまりこれは僕にとって初体験でした。
面白いものでこういう場合,まず機械の故障ではないかと疑ってみたくなります。あるいは無意識の防衛本能がそういう方向に自身の思考を向けさせるのかもしれません。実際のところ血糖値の計測機というのは,室温が低い場合には正確に血糖値を計測できないというケースもあるのです。そしてこの時期は1年でも最も寒い時期ではありました。ただ,この機械には,テスト用の点検チップというのが備えてありまして,このチップを挿入しますと機械が正確に作動しているかどうか分かるような仕組みになっています。僕もこの時期は試しにこのチップを使うことがありましたが,そこに示される数値は,むしろ機械は正確に作動しているというものでした。