スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

アフター5スター賞&反論

2008-09-04 19:05:27 | 地方競馬
 昨年は馬インフルエンザの影響を受け,11月の開催となったアフター5スター賞。今年は予定通りに昨日施行されました。
 メーンエベンターは事前に出走取消となり13頭。スプリント戦ですから何が先手を奪うかはひとつの注目点でしたが,パフィオペディラムの逃げとなりました。グローリーウイナー,キングビスケットあたりが追っていき,ベルモントサンダーは中団の外,ディープサマーは中団の内という位置。前半の600メートルは34秒9で,大井の1200メートル戦では珍しいミドルペース。
 直線に入ってもパフィオペディラムの逃げ足は衰えません。ベルモントサンダーは追われても伸びず。追ってきたのはキングビスケットで,これがパフィオペディラムを捕え,勝ったかと思いましたが,2頭の間を割ってディープサマーが急襲。ゴール寸前でキングビスケットを捕えて優勝しました。キングビスケットが2着でパフィオペディラムが3着。
 優勝したディープサマーは1月の船橋記念以来の勝利で,南関東重賞はこれが2勝目。父はタイキシャトル。距離適性はこのくらいのところにあると思われる馬で,あまり安定して走れない面があるのですが,力を出せば勝ってまったくおかしくありません。
 鞍上は船橋の川島正太郎騎手。先月のクラスターカップで重賞を勝ちましたが,南関東重賞もここで初制覇となりました。管理するのはやはり船橋の川島正行調教師。アフター5スター賞は2002年以来で,3度目の制覇となります。
 2着のキングビスケットはここまで18戦12勝の上がり馬。斤量では恵まれていましたが,この路線であればどこかで南関東重賞を制覇できる目途が立ったのではないでしょうか。
 5着に沈んだベルモントサンダーの凡走の要因として考えられることはふたつ。ひとつは,この馬の適性はスプリントにあると思いますが,ここ2回は1600メートルに使われていたので,このペースに戸惑ったのではないかということ。もうひとつは,この馬はわりと間隔を開けて使われていたのですが,ここは中1週と短く,それが影響したのではないかということです。

 明日は王座戦五番勝負第一局です。昨日を終えて,羽生善治王座が13勝,木村一基八段が4勝です。

 強い意味と弱い意味のうち,もしも強い意味の立場に立つのであれば,単に夢遊病者の例をあげるだけで,十分な反論になり得ます。確かにこのような場合には,人間の身体というのが,自分の精神による命令を経ずに,あたかも自動機械のように運動しているということになるからです。しかしもしも弱い意味の立場に立つならばそうではありません。この場合には,確かに人間の身体というものは,自動機械のように,自身の精神による指令とは無関係に運動し,また静止するということがあるけれども,もしも人間の精神がひとたび自分の身体に対してある運動ないしは静止をするように決定を下すならば,人間の身体というのはその指令の通りに運動し,また静止するであろうという反論が可能となってくるからです。
 しかも,実は経験論がさらにこの反論が正しいかのように訴えてくるでしょう。なぜなら,徘徊は意識が覚醒していない状態での人間の身体の運動であると考えられるわけですが,逆に意識が覚醒している状態,すなわち人間の精神がある指令を自分の身体に対して下し得るような状態にあるときには,人間の身体はけっして徘徊という運動をなすということはないと考えられるからです。いい換えればこれは,人間の精神が自分の身体に徘徊をしないように,狭い意味で静止するように命令しているから人間の身体はその決定に従っているといえるわけです。よってこういう場合には,本来は反論としてあるべき夢遊病者の例が,むしろ弱い意味の立場を補強してしまっているようにも考えられるのです。

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