ホクトベガメモリアルの昨晩の第29回スパーキングレディーカップ。

テンカジョウは発馬後の加速が鈍く2馬身の不利。ニシノカシミヤが逃げましたがすぐ外にフェブランシェが並ぶ形。向正面に入ったあたりで2頭のリードが4馬身。3番手にはアンモシエラ。1馬身半差で巻き返してきたテンカジョウ。1馬身半差でライオットガール。1馬身半差でマーブルマカロン。3馬身差でマテリアルガールとネバーモア。4馬身差でカンナリリー。3馬身差の最後尾にマインドユアミモザととても縦長の隊列。前半の800mは49秒5のミドルペース。
向正面の途中でニシノカシミヤは一杯。フェブランシェが単独の先頭で3コーナーを回り,2番手にアンモシエラ。外からテンカジョウが追ってきてその後ろは内がライオットガールで外がマーブルマカロン。アンモシエラが4コーナーでやや外に膨れたため,ライオットガールはアンモシエラの内に進路を選択。アンモシエラの外を回ったテンカジョウと大外のマーブルマカロンの4頭が逃げたフェブランシェを追いました。4頭からはライオットガールが抜け出してフェブランシェに迫りましたが届かず,楽に逃げ切ったフェブランシェが優勝。ライオットガールが1馬身半差で2着。テンカジョウが2馬身半差の3着でマーブルマカロンがハナ差で4着。アンモシエラはクビ差で5着。
優勝したフェブランシェはしらさぎ賞から連勝。重賞は初制覇。クイーン賞は5着でしたが,アンモシエラやテンカジョウから大きく離されたわけではなく,そのときより距離が短縮したのはこの馬にとってプラスでしたから,ここは優勝候補の1頭でした。見た目と違ってそれほどペースが速いわけではなかったという点が有利に働いたという面はありますが,スピード能力で圧倒したという結果。距離は延びるよりも短くなる方がよいでしょう。父はリアルスティール。母の父はクロフネ。4つ上の半姉が2019年に紫苑ステークスを勝ったパッシングスルーで2つ上の半姉が2023年の中山牝馬ステークスを勝ったスルーセブンシーズ。Fee Blancheは白い妖精。
騎乗した金沢の吉原寛人騎手は兵庫ゴールドトロフィー以来の重賞10勝目。スパーキングレディーカップは初勝利。管理している大井の藤田輝信調教師は開業から15年強で重賞初制覇。
現実的に存在する人間の精神mens humanaのうちに自殺を肯定するaffirmare意志作用volitioがどのように発生するかということは理解できました。そしてこれでみれば分かるように,ある人間がXを否定するnegare意志作用を有することによって自殺を肯定する意志作用が発生するのですから,もしその人間がXを否定する意志作用を有さなければ,その人間は自殺を肯定する意志作用を有することはないでしょう。つまり,Xを苦にして自殺する人間は,Xが存在しなければ自殺をする意志作用というのを有することはないので,もしもXがなければその人間が自殺することはないということになります。これは,借金を苦にして自殺する人は借金がなければ自殺しないであろうとか,病気を苦にして自殺をする人はその病気に侵されていなければ自殺をしないであろうといっているのと同じであって,当然といえば当然のことです。
このとき,借金とか病気といった諸々のことは,人間の現実的本性actualis essentiaに含まれているわけではありません。すなわちそれは,外部から現実的に存在するある人間に対して与えられるのです。僕たちが自殺の動機といっている事柄はすべからくそうなのであり,それは自殺する人間の現実的本性に含まれているわけではありません。よって人間はその人間の本性natura humanaのみによって説明されるような仕方で自殺をするということはないのであって,その人間の本性と何らかの外部の原因causaによって説明される仕方で自殺するのです。すなわち現実的に存在する人間が自殺するときには,その人間は自殺に対して十全な原因causa adaequataであるということはできず,部分的原因causa partialisでしかありえないことになります。このようにして,現実的に存在する人間が自殺をするということと,第三部定理六や第三部定理七は両立することになります。他面からいえば,第三部定理六や第三部定理七は,現実的に存在する人間が自殺をすることがあるということは矛盾しません。むしろ自殺をする人間もまた,その人間の現実的本性によって説明される限りでは自己の有に固執しているのであって,何らかの外部の原因が第四部定理三の様式でそのコナトゥスconatusを凌駕しているのです。自殺も病死も事故死も,そこに相違はありません。

テンカジョウは発馬後の加速が鈍く2馬身の不利。ニシノカシミヤが逃げましたがすぐ外にフェブランシェが並ぶ形。向正面に入ったあたりで2頭のリードが4馬身。3番手にはアンモシエラ。1馬身半差で巻き返してきたテンカジョウ。1馬身半差でライオットガール。1馬身半差でマーブルマカロン。3馬身差でマテリアルガールとネバーモア。4馬身差でカンナリリー。3馬身差の最後尾にマインドユアミモザととても縦長の隊列。前半の800mは49秒5のミドルペース。
向正面の途中でニシノカシミヤは一杯。フェブランシェが単独の先頭で3コーナーを回り,2番手にアンモシエラ。外からテンカジョウが追ってきてその後ろは内がライオットガールで外がマーブルマカロン。アンモシエラが4コーナーでやや外に膨れたため,ライオットガールはアンモシエラの内に進路を選択。アンモシエラの外を回ったテンカジョウと大外のマーブルマカロンの4頭が逃げたフェブランシェを追いました。4頭からはライオットガールが抜け出してフェブランシェに迫りましたが届かず,楽に逃げ切ったフェブランシェが優勝。ライオットガールが1馬身半差で2着。テンカジョウが2馬身半差の3着でマーブルマカロンがハナ差で4着。アンモシエラはクビ差で5着。
優勝したフェブランシェはしらさぎ賞から連勝。重賞は初制覇。クイーン賞は5着でしたが,アンモシエラやテンカジョウから大きく離されたわけではなく,そのときより距離が短縮したのはこの馬にとってプラスでしたから,ここは優勝候補の1頭でした。見た目と違ってそれほどペースが速いわけではなかったという点が有利に働いたという面はありますが,スピード能力で圧倒したという結果。距離は延びるよりも短くなる方がよいでしょう。父はリアルスティール。母の父はクロフネ。4つ上の半姉が2019年に紫苑ステークスを勝ったパッシングスルーで2つ上の半姉が2023年の中山牝馬ステークスを勝ったスルーセブンシーズ。Fee Blancheは白い妖精。
騎乗した金沢の吉原寛人騎手は兵庫ゴールドトロフィー以来の重賞10勝目。スパーキングレディーカップは初勝利。管理している大井の藤田輝信調教師は開業から15年強で重賞初制覇。
現実的に存在する人間の精神mens humanaのうちに自殺を肯定するaffirmare意志作用volitioがどのように発生するかということは理解できました。そしてこれでみれば分かるように,ある人間がXを否定するnegare意志作用を有することによって自殺を肯定する意志作用が発生するのですから,もしその人間がXを否定する意志作用を有さなければ,その人間は自殺を肯定する意志作用を有することはないでしょう。つまり,Xを苦にして自殺する人間は,Xが存在しなければ自殺をする意志作用というのを有することはないので,もしもXがなければその人間が自殺することはないということになります。これは,借金を苦にして自殺する人は借金がなければ自殺しないであろうとか,病気を苦にして自殺をする人はその病気に侵されていなければ自殺をしないであろうといっているのと同じであって,当然といえば当然のことです。
このとき,借金とか病気といった諸々のことは,人間の現実的本性actualis essentiaに含まれているわけではありません。すなわちそれは,外部から現実的に存在するある人間に対して与えられるのです。僕たちが自殺の動機といっている事柄はすべからくそうなのであり,それは自殺する人間の現実的本性に含まれているわけではありません。よって人間はその人間の本性natura humanaのみによって説明されるような仕方で自殺をするということはないのであって,その人間の本性と何らかの外部の原因causaによって説明される仕方で自殺するのです。すなわち現実的に存在する人間が自殺するときには,その人間は自殺に対して十全な原因causa adaequataであるということはできず,部分的原因causa partialisでしかありえないことになります。このようにして,現実的に存在する人間が自殺をするということと,第三部定理六や第三部定理七は両立することになります。他面からいえば,第三部定理六や第三部定理七は,現実的に存在する人間が自殺をすることがあるということは矛盾しません。むしろ自殺をする人間もまた,その人間の現実的本性によって説明される限りでは自己の有に固執しているのであって,何らかの外部の原因が第四部定理三の様式でそのコナトゥスconatusを凌駕しているのです。自殺も病死も事故死も,そこに相違はありません。