スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

マイナビ女子オープン&確信

2019-03-08 19:31:24 | 将棋
 第12期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦。対戦成績は里見香奈女流名人が14勝,加藤桃子奨励会初段が6勝。
 振駒で先手となった里見女流名人の5筋位取り中飛車。後手の加藤初段は先手の銀を5段目まで進出させる代償に一歩を得しました。
                                      
 この局面は得はしているので正しく指し続ければ後手がよくできるのかもしれませんが,先手はしっかりした囲いで攻勢に出ていますから,後手は一手の間違いが致命傷になり得るため,実戦的には先手の方が勝ちやすように僕には思えます。
 このまま3四の歩を取られると後手は主張がなくなるので☖5五銀は当然。先手は☗7八金と備えました。
 ここは☖8六歩☗同歩の突き捨てを入れるチャンスでしたが☖7五歩と突きました。最も自然なのは☖6六銀ですが,これは単調でつまらないとみたのでしょう。ただ☗6七金と上がられて☖6六銀とは出られなくなりました。ですから☖7六歩☗同金はこう進むところ。
 ここも☖8六歩☗同歩とできたのですが単に☖7五歩と打ったために☗6五金と交わされ☖7六歩に☗9五角と出られました。
                                      
 第2図は後手が先手の攻めを呼び込み過ぎで,すでに先手に傾いているようです。結果的に8筋の突き捨てを怠ったのがミスで,一方的な内容で先手の勝ちになりました。
 里見名人が挑戦者に。タイトルを失った第7期以来となる五番勝負出場です。

 まだ依頼をして承諾をしてもらったわけではないのですが,本牧脳神経外科の主治医に依頼すれば断られることはないであろうと僕は思っていました。確かにこの医師は脳神経外科の医師であって,障害支援区分認定に必要な所見を,精神科医の観点から記入するのは難しいかもしれません。また,重度知的障害者である通院患者は,妹以外には存在しない可能性もありますから,これまでにそういう所見を書いたことがない可能性もあるでしょうし,そもそもそのような制度があって医師の所見が必要とされているということすら知らないかもしれません。それでも僕に確信に近いものがあったのは,次のような事情が存在していたからです。
 これまで所見を書いていたのは,こども医療センターで妹を診察していた医師でした。年齢の関係でこども医療センターへの通院が不可になったので,それならみなと赤十字病院で診察してもらうのがよいと母は考え,その医師に紹介状を書いてもらったのです。ところがみなと赤十字病院の受付では,その紹介状には不備があるとされ,診察を受けることができませんでした。癲癇のだけはどうしても処方してもらう必要がありましたから,母は自分で本牧脳神経外科を探し出し,妹はそこに通院することになったのです。このとき,紹介状そのものはみなと赤十字病院宛になっていましたが,受け取ってもらえなかったので,母はそれをそのまま本牧脳神経外科の医師に渡していたのです。実際に妹を連れて行った上で,通院してもよいということになったわけですが,その許可の材料のひとつに,紹介状があったことは間違いないものと僕は思います。というか,その紹介状があったから,通院が許可されたという面の方が強かったのではないでしょうか。
 当然ながらその紹介状には,妹に対する所見が含まれていた筈です。場合によってはこの紹介状により,こども医療センターに照会することも可能でしょう。ですから仮に自身が精神科的観点からの診断はできなくとも,医師であるならば,所見を記入することはそれほど困難なことではないだろうと思えました。だから僕はこの時点で,この問題は解決したと安心したのです。
コメント
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