スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産省賞典中山グランドジャンプ&媒介の発見

2014-04-19 19:02:44 | 中央競馬
 日本馬だけでの競馬になった第16回中山グランドジャンプ
 人気のアポロキングダムがハナへ。1回目の大障害コースに入るまではほぼ一団でのレースになり,そこから後ろを引き離し始めました。2回目の大障害コースを飛越し,周回コースの順周りに入るとオースミムーンが追撃開始。2番手を走っていたコスモソユーズを抜いて2番手に。向正面に入るとアドマイヤトライが3番手,メイショウブシドウも4番手まで上がり,コスモソユーズは控えて5番手。その後,コーナーの障害の飛越後にアドマイヤトライは躓いて後退。
 直線に入るところでもアポロマーベリックは5馬身ほどのリード。オースミムーンの外にメイショウブシドウで,内からコスモソユーズも巻き返してきました。アポロマーベリックはそのままセーフティリードを保ったままで快勝。オースミムーンを交わして2番手に上がったメイショウブシドウを内から最終障害飛越後にコスモソユーズが捕えて5馬身差の2着。クビ差の3着にメイショウブシドウ。
 優勝したアポロマーベリックは暮れの中山大障害を制した後,前哨戦のオープン特別も勝って3連勝で大レース2勝目。ずっと先頭を譲らずに勝ちきったことで,現在の障害界ではトップの地位にあることを証明しました。まだ5歳ですから,さらに活躍を続けることが可能であると思います。
 騎乗した五十嵐雄祐騎手は中山大障害以来の大レース2勝目。管理している堀井雅広調教師も中山大障害以来の大レース制覇で中山グランドジャンプ初勝利。

 分割禁止条件から逃れているなら,第一部定理二八のうちに,無限様態の個物res singularisに対する媒介性を発見することは難しくありません。どんなres singularisの存在および作用への決定も,無限の一部を構成するということは,それが無限の内部においてなされているといっているのと同一だからです。そしてその無限こそが,無限様態であるということになります。つまりあらゆるres singularisの存在も作用も,ある無限様態のうちに生じているということですから,これは逆にいえば,そうした無限様態の存在なしにはres singularisの存在も作用も生じ得ないという意味になります。そしてこの事態を,無限様態の媒介なしにはres singularisは生起し得ないと解したとしても,何かひどい間違いを犯しているわけではないということは明らかだといえるでしょう。
 さらに念のためにいっておくならば,無限様態の媒介によってres singularisが生起するということは,各々のres singularisに対して,無限様態が「先立つ」存在でなければならないということを含意しているように思われます。つまりこの条件を充足させることが必要です。でもこれは満たされています。
 第一部定理一は,実体が様態に対して先立つことを示します。したがって無限様態に対してもres singularisに対しても,実体は先立ちます。いい換えれば第一部定理一四により,神の実在が様態の実在に先立ちます。
 次に第一部定理二一と第一部定理二二により,神が実在するなら,神の本性を構成する無限に多くの各属性の直接無限様態と間接無限様態が,必然の第一のタイプにおいて必然的に実在します。そして第一部定理一一により,神は実在するのですから,各属性の直接無限様態と間接無限様態は,必然的に実在する様態であると解さなければなりません。
 つまり様態のうち先立って実在するのは無限様態です。res singularisはその無限様態のうちに実在するとみなすなら,res singularisに対して無限様態が先立つということになります。
コメント
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