中央競馬では2008年初の大レースとなる第25回フェブラリーステークス。
先手を奪ったのはヴィクトリー。ダートは初めてですし,砂を被るよりは,という判断も働いたためでしょう。発馬が悪かったフィールドルージュはリズムが悪く,向正面で競走中止。左肩跛行という事由ですので,今後の競走生活に大きな影響を及ぼすものではないと思います。
前半の800メートルは46秒7。少し早めのミドルペースといったところでしょうか。距離面が心配されたヴァーミリアンですが,難なく好位の外でレースを進めることができました。
直線,ヴィクトリーを交わしてデアリングハートが先頭に立ちましたが,外のヴァーミリアン,さらに外のワイルドワンダーは楽そうな手応え。追い出されたヴァーミリアンが一気に弾けて先頭に立つと,そのまま後続の追撃を許さずに快勝。ワイルドワンダーは最後に止まってしまい,内目の苦しい位置から馬群を割って伸びてきたブルーコンコルドが,最後はむしろヴァーミリアンに詰め寄るくらいの脚色で2着。ワイルドワンダーが3着でした。
優勝したヴァーミリアンはこれでJBCクラシック,ジャパンカップダート,東京大賞典と大レースばかり4連勝で大レース5勝目。父はエルコンドルパサー,母系はスカーレットインクの一族で,馬名の意味は朱色。距離に関する心配は杞憂で,現役ダートナンバーワンの力を遺憾なく発揮しました。管理する栗東の石坂正調教師は東京大賞典以来の大レース制覇で,フェブラリーステークスは初制覇。騎乗した武豊騎手も東京大賞典以来の大レース優勝で,フェブラリーステークスは一昨年のカネヒキリ以来の3勝目となります。
2着のブルーコンコルドは一時期は長い距離でも走っていましたが,どうも相手関係もあったようで,やはり1600メートルがベストなのでしょう。
3着のワイルドワンダーは少し掛かっていたように思え,最後の伸びを欠いたのはその辺に要因がありそう。こちらはこれくらいの距離がぎりぎりかもしれません。
今日は強風が吹き荒れ,最後の直線はかなりの向い風であったようで,全般的に追込み型には厳しい状況であったと思われます。
今回のテーマである第二部定義四について考えるべき事柄のうち,これで十全な観念の本性ということについて,また,この定義が十全な観念の本性を十分に含んでいると考えられるということについてはこれで理解できましたし,また,スピノザがなぜ十全な観念だけをここで定義し,その他の観念,すなわち真の観念,混乱した観念,誤った観念についてはそれらを定義しなかったのかということも十分に理解できたと思います。よって残る問題は,事物の定義というものは,定義される事物の本性と発生を示していなければならないとされるスピノザの哲学の約束事に関連して,この第二部定義四のうちに,十全な観念の発生というものが,どのような意味で含まれているといえるのか,ということになります。実際,この定義は,単に十全な観念について,それ自体で知られ得るような真の観念が有するすべての内的特徴を有するような観念であるといわれているだけなのですから,これを一読しただけでは,ここに十全な観念の発生が示されているということに関しては,はなはだしく疑問であるといわざるを得ないような気がします。
ところで,もしもこの定義に十全な観念の発生が含まれているということを先に仮定するとするならば,この定理はある観念の内的特徴について説明している定義なのですから,十全な観念の発生もまた,観念の内的特徴に依拠するということになると思います。この定義が観念の発生を含んでいようと含んでいまいと,この定義から考え始める限りはこのようにしか考えることができないと思われますので,ここでもこのことを前提するということにします。
先手を奪ったのはヴィクトリー。ダートは初めてですし,砂を被るよりは,という判断も働いたためでしょう。発馬が悪かったフィールドルージュはリズムが悪く,向正面で競走中止。左肩跛行という事由ですので,今後の競走生活に大きな影響を及ぼすものではないと思います。
前半の800メートルは46秒7。少し早めのミドルペースといったところでしょうか。距離面が心配されたヴァーミリアンですが,難なく好位の外でレースを進めることができました。
直線,ヴィクトリーを交わしてデアリングハートが先頭に立ちましたが,外のヴァーミリアン,さらに外のワイルドワンダーは楽そうな手応え。追い出されたヴァーミリアンが一気に弾けて先頭に立つと,そのまま後続の追撃を許さずに快勝。ワイルドワンダーは最後に止まってしまい,内目の苦しい位置から馬群を割って伸びてきたブルーコンコルドが,最後はむしろヴァーミリアンに詰め寄るくらいの脚色で2着。ワイルドワンダーが3着でした。
優勝したヴァーミリアンはこれでJBCクラシック,ジャパンカップダート,東京大賞典と大レースばかり4連勝で大レース5勝目。父はエルコンドルパサー,母系はスカーレットインクの一族で,馬名の意味は朱色。距離に関する心配は杞憂で,現役ダートナンバーワンの力を遺憾なく発揮しました。管理する栗東の石坂正調教師は東京大賞典以来の大レース制覇で,フェブラリーステークスは初制覇。騎乗した武豊騎手も東京大賞典以来の大レース優勝で,フェブラリーステークスは一昨年のカネヒキリ以来の3勝目となります。
2着のブルーコンコルドは一時期は長い距離でも走っていましたが,どうも相手関係もあったようで,やはり1600メートルがベストなのでしょう。
3着のワイルドワンダーは少し掛かっていたように思え,最後の伸びを欠いたのはその辺に要因がありそう。こちらはこれくらいの距離がぎりぎりかもしれません。
今日は強風が吹き荒れ,最後の直線はかなりの向い風であったようで,全般的に追込み型には厳しい状況であったと思われます。
今回のテーマである第二部定義四について考えるべき事柄のうち,これで十全な観念の本性ということについて,また,この定義が十全な観念の本性を十分に含んでいると考えられるということについてはこれで理解できましたし,また,スピノザがなぜ十全な観念だけをここで定義し,その他の観念,すなわち真の観念,混乱した観念,誤った観念についてはそれらを定義しなかったのかということも十分に理解できたと思います。よって残る問題は,事物の定義というものは,定義される事物の本性と発生を示していなければならないとされるスピノザの哲学の約束事に関連して,この第二部定義四のうちに,十全な観念の発生というものが,どのような意味で含まれているといえるのか,ということになります。実際,この定義は,単に十全な観念について,それ自体で知られ得るような真の観念が有するすべての内的特徴を有するような観念であるといわれているだけなのですから,これを一読しただけでは,ここに十全な観念の発生が示されているということに関しては,はなはだしく疑問であるといわざるを得ないような気がします。
ところで,もしもこの定義に十全な観念の発生が含まれているということを先に仮定するとするならば,この定理はある観念の内的特徴について説明している定義なのですから,十全な観念の発生もまた,観念の内的特徴に依拠するということになると思います。この定義が観念の発生を含んでいようと含んでいまいと,この定義から考え始める限りはこのようにしか考えることができないと思われますので,ここでもこのことを前提するということにします。