スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ジャパンカップダート&第四部定理五〇

2007-11-24 19:20:54 | 中央競馬
 東京の2100メートルで争われるのはおそらく今年で最後になるであろう今日の第8回ジャパンカップダート
 エイシンロンバードの逃げ。これをキャンディデート,ブルーコンコルド,フリオーソが追っていき,比較的縦長の隊形に。ペースは明らかにハイペース。ヴァーミリアンは中団につけました。
 4コーナー辺りで前が一塊に。先行した各馬は末を失い,インコースからフィールドルージュが抜け出しましたが,外に回ったヴァーミリアンがこれを捕え,最後は1馬身4分の1の差をつけてのレコードタイムで快勝。フィールドルージュが2着で,さらに3馬身半離されましたが外を追い込んだサンライズバッカスが3着に入りました。
 優勝したヴァーミリアンエルコンドルパサー産駒。母系はスカーレットインクの一族。馬名の意味は朱色。前走のJBCクラシックに続く連勝で大レース3勝目。武豊騎手,石坂正調教師もそれ以来の大レース優勝。堂々と外を回って差しきったもので,やはりここでは能力そのものが違っていたようです。昨日の1000万条件で2分0秒台が出ていますのでレコードタイムは当然ですが,今しばらくは日本のダート競馬の頂点に君臨し続けそうです。
 2着のフィールドルージュは昨年はヴァーミリアンに先着しての3着。まだ重賞も勝っていない馬なのですが,東京コースですと安定して走れるようです。

 明日はジャパンカップです。ここはメイショウサムソン◎が中心。ウオッカ○,インティライミ▲,ポップロック△,アドマイヤムーン△,ペイパルブル△で。

 花月園記念は決勝。北日本は別ラインで,佐藤-有坂に中村,山崎には小橋ですが,小野-大竹の大分がここで競るようです。あと村上-山田の近畿中部。ここは佐藤選手を中心に考えたいです。

 実をいいますと前回のテーマであった第二部定義三に引き続き,もうひとつスピノザの観念論を考えてみるつもりでいました。しかし,前回のテーマを扱っている最中に,次のようなコメントを頂きました。正直なところ僕は医学などにはまったく無知ですから,スピノザの哲学,とりわけ感情論を医学に生かすといっても,それをどのように生かせばいいのかということは分かりません。ただ,スピノザの感情論については,これまた観念論と同様に,非常によくできたものであるという印象を抱いています。そこでこれも何かの縁ではないかと思いますので,もうひとつの観念論はまた後回しにすることにして,今回は感情論を扱ってみることにしました
                        
 とはいうものの,『エチカ』は五部構成になっていますが,各々の部についている副題のうち,第三部は「感情の起源および本性についてDe Origine, et Natura Affectuum.」となっていて,さらに第四部は「人間の隷属あるいは感情の力についてDe Servitute Humana, seu de Affectuum Viribus.」となっていますので,スピノザの感情論について網羅しようと思うならば,第三部と第四部をすべて探求しなければいけないことになります。僕もいずれは『エチカ』の読解を最初から最後までここでやってみたいと思ってはいますが,現状の力では無理があります。そこで今回は,スピノザの感情論の基本的な考え方を示すために,第四部定理五〇を取り掛かりにして,これを考えていくことにします。これは次のような定理です。
 「憐憫は理性の導きに従って生活する人間においてはそれ自体では悪でありかつ無用である」。
コメント
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