analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

MfD-8.3 から MfD-8.2へ戻す。

2019-08-23 00:05:44 | MfD‐4 (Mullard)

このパワーアンプに付いてずっと弄ってきた。

日記の数もダントツで伸びた。他にも手を入れてバランスを取っていかないと、と思いながらも止められない。

フェイスブックにきつい音が出る、と投稿したら、かの吉柴さんからアドバイスを頂いた。

電源部を見直す、と。

整流管の後に100μFのコンデンサーを付けているが、これは大きすぎ。5U4GBは最大40μFとなっている。

元の設計ではダイオード整流だったので100μFでも良かったらしい。

これを正規の物にするが、元に有った100μFはどうするか?

もしかしたらチョークをパラにしてから声がきつくなったような気がする。まずはこれをシリーズにして、真ん中の接続部に100μFをもって来よう。

チョークをパラにした状態で試聴してみる。おお、少しきついのが無くなったかな?

そして40μFを整流管後に、100μFをチョークとチョークの間にした。

再度試聴。惜しいんだよな。もう少しなんだよな。

こうなったら整流管後のドロップ抵抗を外そう。多分電圧が上がってしまうので電源トランスの二次側のタップを400Vから330Vに下げよう。330Vはちと低すぎなんだよな。360V位だったら良いんだけどな。

初段、位相反転段はまあ、良いところに行った。出力段の電圧は少し低めかな?360V程になったので、ちょっと低いかな?まあ、試しに聴いてみる。

ああ、なんだろうこの中音。今までは濁ってたのかな。クリーンになって、空間に漂うようになった。

ただ、高音の伸びが少し無くなったような気もする。

そして、音が全体に頼りない。なんか、なよっというか、身が詰まってないというか・・・。

出力管のカソード電圧も25Vほどに、依ってカソード電流も0.05Aと0,01Aほど下がった。悪くはないが、多分長くは聴いていられない。

 

なんとなく思った。声がきついのは初段の12AU7を12AX7にしたからだと思うようになった。多分色々換えて音を聴いてみて、なんとなくそう思うようになった。

 

初段を12AU7に戻した。一緒に初段・二段目のドロップ抵抗を3kΩを3.9kΩ(大きめの緑の抵抗)に、初段のプレート抵抗を100kΩから22kΩ(右の黒い抵抗)に、初段のドロップ抵抗を51kΩから100kΩ(右下の白い抵抗)に換えた。電源トランスのタップも330Vから400V(画像の左)に戻した。これはほぼMfD-8.1になる訳だ。

これで試聴。まあ、音量上げて聴いてるわけでは無いのだが、大分きつさが取れた。というか、無くなった。

中音がきれい。これは凄い。今までは、なんか物足りない、それがこれで解消した。

増幅部だけやっててもダメなんだ。

ただ、やはり高音の伸びが足りない。X7のシュワっとした感じが無い。頭打ちな感じがする。でも電源いじる前に聴いた物足りなさは無い。中音の抜けが良くなったからか?

 

きつさは解消されたが、高音の伸び、音色はやはりU7は好みではない。

あーあ、アンプ設計は難しいな。でも目途付いた。


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