このパワーアンプに付いてずっと弄ってきた。
日記の数もダントツで伸びた。他にも手を入れてバランスを取っていかないと、と思いながらも止められない。
フェイスブックにきつい音が出る、と投稿したら、かの吉柴さんからアドバイスを頂いた。
電源部を見直す、と。
整流管の後に100μFのコンデンサーを付けているが、これは大きすぎ。5U4GBは最大40μFとなっている。
元の設計ではダイオード整流だったので100μFでも良かったらしい。
これを正規の物にするが、元に有った100μFはどうするか?
もしかしたらチョークをパラにしてから声がきつくなったような気がする。まずはこれをシリーズにして、真ん中の接続部に100μFをもって来よう。
チョークをパラにした状態で試聴してみる。おお、少しきついのが無くなったかな?
そして40μFを整流管後に、100μFをチョークとチョークの間にした。
再度試聴。惜しいんだよな。もう少しなんだよな。
こうなったら整流管後のドロップ抵抗を外そう。多分電圧が上がってしまうので電源トランスの二次側のタップを400Vから330Vに下げよう。330Vはちと低すぎなんだよな。360V位だったら良いんだけどな。
初段、位相反転段はまあ、良いところに行った。出力段の電圧は少し低めかな?360V程になったので、ちょっと低いかな?まあ、試しに聴いてみる。
ああ、なんだろうこの中音。今までは濁ってたのかな。クリーンになって、空間に漂うようになった。
ただ、高音の伸びが少し無くなったような気もする。
そして、音が全体に頼りない。なんか、なよっというか、身が詰まってないというか・・・。
出力管のカソード電圧も25Vほどに、依ってカソード電流も0.05Aと0,01Aほど下がった。悪くはないが、多分長くは聴いていられない。
なんとなく思った。声がきついのは初段の12AU7を12AX7にしたからだと思うようになった。多分色々換えて音を聴いてみて、なんとなくそう思うようになった。
初段を12AU7に戻した。一緒に初段・二段目のドロップ抵抗を3kΩを3.9kΩ(大きめの緑の抵抗)に、初段のプレート抵抗を100kΩから22kΩ(右の黒い抵抗)に、初段のドロップ抵抗を51kΩから100kΩ(右下の白い抵抗)に換えた。電源トランスのタップも330Vから400V(画像の左)に戻した。これはほぼMfD-8.1になる訳だ。
これで試聴。まあ、音量上げて聴いてるわけでは無いのだが、大分きつさが取れた。というか、無くなった。
中音がきれい。これは凄い。今までは、なんか物足りない、それがこれで解消した。
増幅部だけやっててもダメなんだ。
ただ、やはり高音の伸びが足りない。X7のシュワっとした感じが無い。頭打ちな感じがする。でも電源いじる前に聴いた物足りなさは無い。中音の抜けが良くなったからか?
きつさは解消されたが、高音の伸び、音色はやはりU7は好みではない。
あーあ、アンプ設計は難しいな。でも目途付いた。
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