analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

MfD-8.1 鳴らしてみる。

2019-08-14 00:05:13 | MfD‐4 (Mullard)

では鳴らしてみよう。なんとなく自信はある。

いつもの秋元薫。最近のリファレンス。

やった、歪っぽく無い。これだ。

低域の迫力は少し落ちるが、あのノンNFBの音だ。

しかもあの時より広域が伸びていて繊細。私の好みの音だ。

やっと出た。

スピーカーは問題無かったんだ。

左右の広がりとか、声の純粋さとか、今までももっと良かった時もある。しかし今の音はトータルでは一番だ。バランスが良い。

最近気にしてるところ。コーラスがソプラノで聴こえるか?調子悪い=高音が伸びてないとコーラスがソプラノでは無くアルトで聴こえる。ソプラノで歌われるともう最高。

腫れ物のような声が出てた時は、低音の量感が無かった。しかしSN感は一番だった。

左右の広がりが出てた時も低音が無かった。これは位相ずれだったのだと思う。

今は、これのためにこれを犠牲、というのが無い。

良く聴くともっと問題が出てくるのかもしれない。しかし今はこの音が一番。

過去最高の音だ。

やっとここまで来た。

 

まずは「まともな音」。変に凝った、変わった回路ではなく、シンプルな回路。これて突き詰める。

ほんとはOPTが良く分からないが、まあまあ良いところまで勉強できた。

 

ここまで来ると、どんなスピーカーでも鳴らす。

駆動力。そしてSN。あと、無歪。

「このスピーカー、あのアンプだと鳴るんだけどこれだとなー」が無い。

SP-50

AR-4X

NS-10MM

そしてDS-3000。

何でも来い。

 

以前、FASTというアンプを聴いた。

ソナスファベルのたしかミニマを鳴らしていた。小型スピーカーからこんな色々な音が出るのか、と思った。

次にタノインの何だったかな?署名?スピーカーを聴いた。この古典スピーカーからこんなにワイドレンジな音が出るんか。私の自作では無理だな。と思った。

その時は駆動力、と確か島元さん?が言っていた。そのころから駆動力を意識したのかな?

ただし、それぞれのスピーカーの個性、柔らかさ、滑らかさが感じられなかった。

この両立を目指してきた。どっちかっていうと駆動力寄りだが、良いところへ来たのではないか。そう思う。

 

トランジスタアンプでは出ないつややかさ、音(音場ではない)の立体感。そのうえで駆動力。それが出たのではないか、そう思う。

 

艶を出すために、とか、立体感を出すために、とかの技術は私には無い。

最近努めてきたのは管の性能発揮、だ。基本に忠実に。

キホンってなんだ?

それを勉強しながらやってきた。

アンプはDCだけでやってきたが、ACをやり始めて色々分かってきた。

冷たいよな、雑誌とか、技術書にはそういうのは書いてないんだもん。今になって、あ、そういう事ね。って。ちんぷんかんぷんな文章も、今は少し分かってきた。

少しは進化したかな。

 

自作をやらない人は気の毒だと思う。

世間の評判にあやかって、せぶんさいこう。とか言ってる。それを見下すような文章を何度も見たが、なんとなく分かってきた。

銘機を鳴らす喜びはあると思う。しかし自分の好みの音は出てるのか?まあ、他人の好みをとやかく言う資格はない。

周りが良いと言ってるものを好みとしてるのでは?

自分で作って好みの音が出たときの喜びは何とも言い難い。

せぶんのぼりゅうむはくらろすたっとにかぎる。

私も若い頃はそう思ってた。

ガリが多く、ノイズの出るVRが良いの?

今の私だったらアルプスのVRをセブンに付けちゃうな。

今回MfD-7(TAP-29type)を作って思った。はちびーは整形美人だ。

すっぴんがいい。

だいぶ話が反れたが、という訳で今は三結プッシュプルのノンNFBアンプ。

まあ、この辺にしておこう。見下すのは日本人の悪い癖だ。


コメント    この記事についてブログを書く
« タンテが止まった。 | トップ | MfD-8.1 検証してみる »

コメントを投稿