システムが良く鳴ったら他のスピーカーを鳴らしたくなる。癖みたいなもの。DS-3000を温存したくなる。
まずはサンスイのSP-50。
こいつはパリッと乾いた感じがしていた。今のアンプで鳴らすと少し乾いた感じが無くなるが、おっきくは変わらない。乾いた低音が出てるが、イメージを遡るとやはり上寄りのバランスだ。
バッフルとかにフェルトとかを張って遊んでも良いかな?なんて思う。
次に本命?ARのAR-4X。
こいつがとても良い。どうしちゃったの?って感じ。国産とは一線を隔している。画している、の方かな?
サックスの鋭さは無くなったようだが、シンバル以外金属的な音がしない。ビロードでも無い、スポンジでも無い、もうちょっと有機的な、なんだろうなぁこの肌触り。温泉の湯気のような温かさ?こしあんのような感じ??
ここにきてSP-50との差がさらに広がった。しかし50年前のスピーカーの音とは思えない。
ではMfD-8.1の電流を測ってみるか。
整流管後で129mA。思ってたより少ないな。なんで電源トランスがあんなに熱くなるんだろう。長くは触ってられない感じ。
ドロップ抵抗を上げて電圧抑えてるんだけどな。
代わりのアンプを持ってくる。300Bのシングルだ。
最初は下が伸びて無く薄い感じの音色で私には合わないなーと思ったが、段々威力を出してきたようだ。
全体の力は弱い気がしてどうしてもメインにはなれない。でも一音一音が飛んでくる。力がある。
スピーカーとの相性なんだな。レンジの狭いスピーカーで聴くのにはとてもいい感じに鳴る。音が生きている。
ふと、スピーカーの存在が減った。音場がスピーカーの後ろに下がった。これはたまらん。小一時間ほど鳴らしてアンプもスピーカーも本領発揮か。
でもこのアンプ、DS-3000のような重たいスピーカーは合わないんだなー。
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