初段を12AU7から12AX7に変更した。
なんでU7で無ければいけないのか?なんでU7を選んだのか?それが分かるかな?と思った。
一応音は出た。けど、各部の電圧がよろしくない。調整する。
まず、初段、二段目のドロップ抵抗を10kΩ・20kΩパラで6667Ωだったものを3.9kΩにした。
二段目のEpだけ測ってまだ足りない。1kΩにした。これで二段目のEpが165V、156Vがそれぞれ186V、176Vとなった。もう少し上げたい。Ekは106Vまで上がってしまった。これはH-K間電圧も問題になるので、もう少し下げたい。初段のEpが93Vから106Vに上がった。なので初段のドロップ抵抗を51kΩから68kΩに換えた。
初段は106Vから86V程に下がった。しかし二段目はEpが200Vを超えたので目論見どうりだったが、Ekが91.1Vともう少し下げたい。
初段のドロップ抵抗を68kΩから82kΩに換えたがイマイチ。
本を確認したら、初段のドロップ抵抗は100kΩだったのでそれに交換。
初段も二段目も少し高めになった。初段・二段目のドロップ抵抗を1kΩから2kΩに換えたら。良い感じに近づいた。
取り敢えず聴いてみたが、良い感じじゃないですか。
ってことで、各部のAC電圧と歪みと周波数特性を計測。
出力は、8Ω負荷で13Wを超えた。のだが、入力電圧が0.9Vだったが0.2Vまでかなり下がってしまった。
念のため、F特を測った。
緑のラインなんだが、初段を換える前とあまり変わらない。
しばらくぼーっと考えた。
U7にしたのは単に増幅度の問題だけか。普通だったら入力感度0.2Vなんて使いづらい。しかしうちのプリCfD-8の出力があまり大きくないので今は良い感じなのだ。
ああ、そうか。NFBを掛けるのにはちょうど良いのだな。
音質では考えて無いのかな?設計でX7にして、結果出てきた音を聴いて、上手くいったダメだった・・・なのかな?
設計的にはダメなのかもしれないが、うちではこれがよい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます