analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

MfD-8.2 初段変更

2019-08-17 00:47:20 | MfD‐4 (Mullard)

初段を12AU7から12AX7に変更した。

なんでU7で無ければいけないのか?なんでU7を選んだのか?それが分かるかな?と思った。

一応音は出た。けど、各部の電圧がよろしくない。調整する。

 

まず、初段、二段目のドロップ抵抗を10kΩ・20kΩパラで6667Ωだったものを3.9kΩにした。

二段目のEpだけ測ってまだ足りない。1kΩにした。これで二段目のEpが165V、156Vがそれぞれ186V、176Vとなった。もう少し上げたい。Ekは106Vまで上がってしまった。これはH-K間電圧も問題になるので、もう少し下げたい。初段のEpが93Vから106Vに上がった。なので初段のドロップ抵抗を51kΩから68kΩに換えた。

 

初段は106Vから86V程に下がった。しかし二段目はEpが200Vを超えたので目論見どうりだったが、Ekが91.1Vともう少し下げたい。

初段のドロップ抵抗を68kΩから82kΩに換えたがイマイチ。

本を確認したら、初段のドロップ抵抗は100kΩだったのでそれに交換。

初段も二段目も少し高めになった。初段・二段目のドロップ抵抗を1kΩから2kΩに換えたら。良い感じに近づいた。

取り敢えず聴いてみたが、良い感じじゃないですか。

ってことで、各部のAC電圧と歪みと周波数特性を計測。

出力は、8Ω負荷で13Wを超えた。のだが、入力電圧が0.9Vだったが0.2Vまでかなり下がってしまった。

 

念のため、F特を測った。

緑のラインなんだが、初段を換える前とあまり変わらない。

 

 

 

 

 

 

しばらくぼーっと考えた。

U7にしたのは単に増幅度の問題だけか。普通だったら入力感度0.2Vなんて使いづらい。しかしうちのプリCfD-8の出力があまり大きくないので今は良い感じなのだ。

ああ、そうか。NFBを掛けるのにはちょうど良いのだな。

音質では考えて無いのかな?設計でX7にして、結果出てきた音を聴いて、上手くいったダメだった・・・なのかな?

設計的にはダメなのかもしれないが、うちではこれがよい。


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