NS-690Ⅲがパッとしない。
DS-3000でお口直しとするか。
これだよこれ。このレンジ、低音、高音のキレ。
まあ、良いのは良いのだが、なんか後味が良くない。これもなんかもっさりという感じの記憶が残る。
はて?
釣りにはまってるからか、音楽に没頭できない。そうか?そうなのか?
音が良くない。
良いって言ったじゃないか。
けど、なんか詰まんない。
プリか?その前にパワーの中を見直そう。
じろじろ見る。現時点の私の中では最高の出来。
もう手を加えるところが無い。
つらつらと本を見ていた。故上杉氏の真空管アンプ設計製作集。
その中で、TAP-3というのがあり、こいつは初段が12AX7のパラだ。TAP-29typeを製作したとき、初段がパラにならないものかと考えてたのを忘れてた。ただし、TAP-3はNFBが掛かっている。
早速替えてみよう。
その前に動作例を見てみた。残念ながらRp100kΩの時、Rkが三ケタ(510Ω)の物は無かった。
まあ、試してみよう。
初段のRpを22kから100kΩに換え、電圧を測る。
Epが93V程。Ekが0.522Vとなった。
二段目はEpが150~160V程。低すぎじゃね?
二段目ドロップ抵抗の10kΩと20kΩパラを3.9kΩに交換。余り上がらないので1kオームとした。それでも10V程しか上がらなかったが、これで一旦聴いてみることとした。
なんだ、結構まともに鳴るじゃん。
そうか、私は12AX7の音が好きなんだな。
ちょっと作られたっぽいが、凛となる。TAP-2typeを作って、良い音だなぁ、と思ったことを思い出いた。
キヲツケってした感じ。対して12AU7の時は、なんかダルーな音なんだな。
故上杉氏はEL34PPにはミューラード型の位相反転段を好んで使ってた。そして、初段は12AU7、12AX7を使う。
この使い分け、および動作点的に問題無いか?が知りたい。
もう少し勉強だな。
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