初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

PERが大きく下がる

2010-05-11 09:01:42 | 株・いろいろ
 株価が1株当り予想利益の何倍になっているかを見るPER(株価収益率)が大きく下がっている由、記事になっています。

 きのうも書きましたように、企業の決算発表がすすみ、その折合わせて発表される来年3月の業績がいいのですね。

 株価収益率(PER)= 株価 ÷ 1株当りの予想利益

 で計算しますから、利益予想が大きくなってきますと答えが小さくなります。

 昨年5月以来、東証1部全銘柄の平均は30倍台で推移してきましたが、

 昨日現在では24.05倍の由。

 今週多くの企業が予想数字を発表しますが、さらに 利益増 → PER下がる となりそう。

 野村のアナリストが1000社の予想をだしたところ17.4倍になったそうです。

 とかく、日本は高いといわれますが、アメリカが15倍台だそうですから、

 割高感はありませんね。

決算発表ピークの週

2010-05-10 09:13:45 | 株・いろいろ
 今週はほとんどの企業が3月決算の発表をします。

 特に14日(金)がピークとなります。

 私が、証券会社の事業法人部現役時代を思い出します。

 決算発表の日、主幹事証券をつとめさせていただいている企業(経理担当役員が主)がお見えになります。

 証券会社としては、担当企業の決算を知っておく必要もあり、役員が応接して決算状況を聞かせていただきます。

 そのあと、事業法人部の担当者が東京証券取引所に案内し、取引所の担当者にも企業から決算を説明してもらいます。

 最後に取引所内の記者クラブに行き、新聞記者を対象に決算資料の配布と説明をするのです。

 取引所内は、特にピークの日は大混雑します。

 新聞記者も、自分が担当する複数企業が同時刻に発表したりしますので、おおわらわです。
 
 ギリシャ問題で大荒れになった世界の金融・株式市場ですが、

 企業の決算は明るいところが多いようですね。

 株主・投資家の期待に応えてがんばってください。

為替を学ぼう(15)「円キャリー取引」の巻き戻し

2010-05-09 09:21:37 | 株・いろいろ
 円だけが高いのは安全資産だから、ということを一昨日書きましたね。変だなーと思いながら、

 今朝の日経では、それは「円キャリー取引」の巻き戻しである、と説明しています。つまり、

 世界的な金融緩和や経済見通しの楽観から、 

“主要国で最も金利が低い円を売って、金利の高い他通貨に投資する”という円キャリー取引がかなりあったのです。

 その結果、円の売り残高が多くなっていたのですね。(4日時点のCMEの先物取引で、円の売越額は8200億円だったそうです。)

 こんな状態の時にギリシャ問題がおきたので、

 円の買戻しが一気に起きた、というのです。

 円を売って買っていたのはドルだけでなく、ユーロも豪ドルもカナダドルも、だったのですね。

 そういう通貨を売って円を買戻したので、

 諸通貨安 → 円独歩高 という図式になったというわけです。

 

ケタ違いに大きい誤発注

2010-05-08 09:06:30 | 株・いろいろ
 おとといのニューヨーク市場での誤発注はダウ平均を1000ドル近い下げとなる誘引?となったようですね。

 それもそのはず、売り注文を“ミリオン(100マン)”で出すべきところ、

 “ビリオン(10億)”で出したからとか。

 銘柄はP&G? やっちゃった人はシティグループのトレーダー?

 会社側は「確認できない」と言っている由ですが、

 思い出すのは日本のジェイコム、

 あの時、ものすごく儲けた個人投資家がいたと話題になりましたが、

 アメリカでも大儲けした人はいるのでしょうか。

 それとも約定取り消し規定適用で、儲けられなかったのでしょうか?

すごい円高!

2010-05-07 09:09:06 | 株・いろいろ
 ギリシャ発の信用不安がヨーロッパの他の国に波及する恐れ・・・・

 先日来ずーっと言われてきたことですが、一気に噴出した感じです。

 株は世界的に大暴落!

 為替は、なぜか円だけ高い。

 昨日のアメリカでは、対ドルは80円台もあったし、対ユーロは110円台も・・・

 今朝の東京でも対ドルで91円そこそこの始まりです。

 それにしてもなぜ円が高いの?

 “比較的安全な通貨として”買われているというのですが・・・・

 「日本が危ない」といって円が売られるよりいいのでしょう。

八十八夜、立夏、二季草

2010-05-06 09:04:00 | 趣味
 大型連休期間中は良い天気が続きました。

 多くの方は今日からまたお勤めですね。ところで、

 五月に入るとぐっと夏に近くなります。今はあまり歌われないかもしれませんが、

 “夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘じゃないか ・・・」

 という「茶摘」の歌に出てくる“八十八夜”とは、5月2日にあたります。

 そして昨日は“立夏”でした。

 春分と夏至のちょうど中間にあたるので、暦の上で“夏”に入る日としたのですね。

 俳句では藤、つつじが春で、牡丹、薔薇が夏だそうですが、

 今は春と夏にまたがる両方の花がきれいな時期です。

 それでかどうか、藤は別名“二季草(ふたきぐさ)”というのだそうです。

派手なギザギザNY株

2010-05-05 09:31:54 | 株・いろいろ
 日本が大型連休で休んでいる間、ニューヨークの株式は派手に?ギザギザを続けています。

 連休ちょっと前からですが、ダウ平均は

 4月27日に▼213ドル、28日と29日あわせて△175ドル、30日に▼158ドル、5月3日には△143ドル、4日(昨日)は▼225ドル

 となっています。

 昨日の下げは、「対ギリシャ救済策だけでソブリン危機の広がり回避は困難かも知れない」との見方(ロイター)だったそうです。

 上に書いたように、日替わりで上げ下げを繰り返していますので、

 果たして今日はどうなるか?

 因みに、昨日のシカゴの日経平均先物は10725円で、

 4月30日の大証日経平均先物11050円を325円下回っています。

下げ止まらないオフィスビル賃料

2010-05-04 09:15:40 | 株・いろいろ
 オフィスビルの空室率や賃貸料も景気指標の一つです。

 オフィス需要が依然として減少しているため、空室率の上昇が続いている由。

 三鬼商事調べによると、

 東京都心5区の大型オフィスの空室率は3月末で8.75%で、最高水準を更新したそうです。

 そのため、日経調査による賃貸料も下げ止まっていない由。

 景気は底を打って上向きの指標が出始めていますが、

 オフィスビルに関してはまだ、まだのようです。

 もう少し事業拡大が見え始め → 景気の足取りが確かに → 雇用情勢改善

 となれば、オフィスビル状況も上向くのでしょう。

 今が底?もう間もなく

米ISM景況感指数

2010-05-03 09:47:26 | 株・いろいろ
 日本の市場は月、火、水と休みが続きます。

 変な材料が出ないという安心感もある?

 でもアメリカではいろいろ・・・

 今日は4月の米ISM製造業景況感指数が発表に。

 これは製造業300社以上にアンケートをし、受注、生産、雇用、など主要項目について、
 
 前月より増加したか、変わらないか、減ったかなどを尋ね、

 50以上ならば景気拡大、50割れは後退と判断します。

 製造業は昨年8月以来50以上が続いています。

 また、5日(水)には非製造業の分が発表になりますが、

 非製造業は昨年12月までが50割れで、今年に入って50以上が続いています。

 このISM指数は、主要指標の中で最も早い発表なので、市場では注目しています。

為替を学ぼう(14)企業の想定為替レート

2010-05-02 14:02:42 | 株・いろいろ
 昨日の日経に、「2011年3月期の想定為替レート」として、11社の数字が表になっていました。

 ドル・円についてみると、11社のうち

 ホンダ、住友商事、三菱自動車、リコー、コマツ、日立建機、三菱重工業、商船三井、東京電力 の9社が90円としていました。

 残る2社、TDKが87円、セイコーエプソンが85円となっています。

 新聞の見出しは大きく、「上場企業、一段の円高予想」としていますが・・・・

 企業が自社で設定する為替見通しについては、

 記事では「企業が保守的に見積もっている面もあるが、」と書いていますが、

 業績を睨んでかなり“厳しい見方”をしているのではないでしょうか。

 1円の円高による利益の増減額がホンダが120億円、三菱重工業が40億円のそれぞれマイナスなど、大きいですから。

 もっとも東京電力は1円の円高で170億円のプラスだそうです。