初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

新政権の初法案、怖いなー

2009-11-20 12:54:16 | 株・いろいろ
 鳩山政権の初めての法案、「中小企業金融円滑化法案」が衆議院を通過しました。

 中小・零細企業が抱える借入金の返済を猶予しやすくする、ということですが、

 いろいろあるなーと思います。

 ・・・ある大手銀行によれば、返済猶予を含む融資条件の変更を申し出た借り手のおよそ5割が、その後破綻した・・・

 ・・・安易に条件変更に応じれば将来の不良債権予備軍を抱えることになりかねない・・・

 そう思いますし、大手銀行より中小・零細企業を多く持つ地方の金融機関はたいへんでしょう。

 そして、私がもっとも怖い?のは、

 “貸し渋り”がおきることです。

 今度の法案は時限立法(2011年3月まで)ですから、その間を乗り切れば終わることですが、

 “怖くて貸せない”ことは、経済活動を停滞させてしまいます。

 困りましたねー。 

 

「新・衰退国」にっぽん?

2009-11-19 09:25:15 | 株・いろいろ
 今朝の日経、藤田編集委員の記事。

 “ 鳩山政権への市場の不安は日増しに高まっている。

 日本の成長シナリオを明確に示せないまま、雇用対策や環境対策など

 「財源無き負担増」の話ばかりが前面に出てきているからだ。

 郵政民営化の急速な揺り戻しや、ぎくしゃくする日米関係を心配する投資家は多い。
 
 「新・衰退国」。外国人投資家の間では・・・・こう切り捨てるムードさえ漂う ”

 かなり厳しい見方ですね。

 新聞など、メディアの表現も投資家心理に影響大なのですよ!

信用売残減少をどう見る?

2009-11-18 09:07:10 | 株・いろいろ
 信用取引の売り残高(とりわけ金額ベース)が大きく減少しています。

 先週末(13日)現在の数字は、7500億7500万円で、その前の週に比べて523億3500万円と大きく減りました。

 7500億円という水準は、私のデータを遡ると、2003年4月25日の7463億円以来6年半ぶりの低い水準です。

 売残高が減ってきたのをどうみるか。

 単純に?多くの個人投資家が“これ以上下がらない”と見ているからでしょうか。

 たしかに日本の株だけが下げ続けていますけど・・・・

 一方、売残高の減少は“将来の買い要因の減少”としてあまり歓迎されないのも相場です。

 いずれにせよ言えることは、

 株式相場の不人気の表れだということです。

 

あまり明るくない?GDPの成長

2009-11-17 09:20:46 | 株・いろいろ
 7~9月期GDPは実質で4.8%の増加。

 良かったと喜んで?発表時間前に大臣が喋ってしまいましたが・・・・

 なるほど、個人消費、設備投資、輸出など主要なところが全部伸びたのは良かったです。

 でも、なんとなく明るくない、喜べないのは、

 名目GDPがまたマイナス、これで6期連続でマイナスとなりました。

 「名目」というのは「物価の上昇・下落」の影響を加えたもので、これが下がっているのですから、

 私たちには、景気が良くなったという実感がないのですね。例えば、

 物価が下がる → 企業の生産が増えても売上げが伸びない → 従業員の賃金・ボーナスに悪影響

 のような図式になってしまいますしね。

 物価下落はまだしばらく続くという見方が大勢を占めており、

 4.8%の実質GDPもあまり明るくない、というわけです。{

 

辛いですね、日航年金問題

2009-11-16 07:42:08 | 株・いろいろ
 日本航空の年金問題が揺れていますね。

 企業建て直しには“資金の注入”が必要ですし、そのためには、

 あるていど?いやかなりの?“年金の犠牲”が必要ですが・・・・

 年金を受ける個人の生活からすれば、“とってもタイヘンなこと”だし、

 それを突っ張ったら“企業が存続しない”のですから・・・・

 日本航空という特殊な企業ですから問題は大きく表面化していますが、

 見えないところにも、似たようなところはたくさんあるのでしょう。

 企業経営の安定と従業員の老後の安定を満足させる“仕組みづくり”なんて、

 難しいでしょうが・・・・

 “個人の生活があっての企業であり、国家なのだ”という立場からすれば、

 “老後の生活”をどのように、いつのころから考えていくべきか、

 改めて考えさせられます。

今週もイヤーナ週でした?

2009-11-14 09:22:56 | 株・いろいろ
 今週の株式市場も、「上がるのは自分に関係のないものばっかりで、自分の持っている株は冴えない」週だったんじゃありません?

 まるで真綿で締められるような感じの週でした。

 東証1部の値上がりした銘柄数(左側)と、値下がりした銘柄数(右側)を見ると:

 (月)516-1045 (火)854-724 (水)461-1061 (木)263-1311 (金)660-896 

 となっており、今年の新高値をつけた銘柄数(左側)と新安値をつけた銘柄数(右側)は:

 (月)8-69 (火)18-53 (水)9-46 (木)9-105 (金)11-89

 です。

 今年もあと1ヶ月ないところまで来ていながら、今年の新安値をつける銘柄数が毎日2桁から3桁もあるなんて、

 淋しいですね?

 

外国人が日本株を買わないわけ

2009-11-13 12:36:57 | 株・いろいろ
 世界主要国の中で日本株が上がらないとか、1日の値幅が小幅な日が多いとか、について

 昨日の日経によると、

 “鳩山由紀夫政権の打ち出す政策の不透明感から、外国人投資家が手控えている”

 “政権交代後に政策リスクが顕著になり、当初は外国人投資家にあった期待感は失望に変わってきた”

 みたいな記事があり、“そうか”“ふーん”でしたが、

 今朝の日経では、

 ドルベースの日経平均株価は“意外に健闘している”と。

 NYダウ平均が安値をつけた3月9日を100としてみると、

 11月11日現在、NYダウ平均は157であり、

 ドルベースの日経平均は152で、特に安いわけではないと。

 円ベースでは139ですから、日本株が取り残されている気がするのだと。

 そうか、外国人はドルベースだから日本株はそんなに割安ではない・・・か。

 じゃあ、円安にならなければダメ?

機械受注ってなんだ?

2009-11-12 13:27:50 | 株・いろいろ
 昨日、内閣府が機械受注統計を発表しました。

 機械受注統計とは、「機会を作っている会社がいろいろなところからどれだけの注文をとったか」を集計して発表している数字です。

 受けた注文の中味は、

 海外からのもの、官公庁からのもの、国内の企業からのもの、に分けられますが、

 特に、「電力会社以外の企業から受けた船舶を除く注文」については、

 半年強先の設備投資の先行指標として注目されるのですね。

 昨日の発表では、

 9月の受注は前月比10.5%増と大きく増加しました。

 四半期ベース(7~9月)でみても0.9%のマイナスと、下げ止まり感が強く、

 10~12月は、7四半期ぶりにプラスになるだろうと予想されています。

 いろいろな統計がじわじわと良くなってきていますね。

おや、何の花?

2009-11-11 09:40:27 | 株・いろいろ
勝浦の我が家の庭には時折ほう!と、

ねじ花が咲いていたり、彼岸花がやって来たり、

昨日来た時にはりんどうの蕾のような紫色の可愛い花の蕾が、

何の花だろう?

りんどうの種類は、日を受けて開花する性質がありますね。

りんどうじゃなくても日にあたれば、と楽しみにしてましたが、

残念!昨夜からの雨が今も降り続いています。