ジェイコムの誤注文トラブルは、発注証券会社側のミスであってコンピューターは悪くないという見方が大勢のようですが、私にとっては「そうかなー」という感じも否定できません。
それはそうとして、私が現役のしかもかなり以前のことですが、証券会社の支店で営業していたころの注文はこんな具合でした。
来店客や電話などで株式注文を受けますと、伝票に顧客名とコードを記入したあと「銘柄」「株数」「値段」を手で書き入れます。
伝票は、売り買いとも同じ大きさ、書く項目も同じ並びの枠。ただ違うのは売り伝票は縁取りや文字が「青」、買いの伝票は「赤」であることです。
営業マンの一番多い間違いはこの伝票を取り違えることであり、私たちはこれをウリ・カイをドテンしたと言ってました。
注文は、支店の株式担当者の電話(場電係といいます)から、本社株式部に伝えられますので、“1株、64万円で売る”注文を“64万株、1円で売る”と書いたら、ここで発見されます。
ここを通過しても、本社株式部で“これなんだ?”とチェックされます。
さらに、株式部から取引所に待機している市場部の担当者に注文が流されますから、ここでもチェックできます。
いま、お利口なコンピューターはこれを全部一人で?やってしまうのです。
とすると、もっともっと利口になってもらわないといけない今度のトラブルですね。
それはそうとして、私が現役のしかもかなり以前のことですが、証券会社の支店で営業していたころの注文はこんな具合でした。
来店客や電話などで株式注文を受けますと、伝票に顧客名とコードを記入したあと「銘柄」「株数」「値段」を手で書き入れます。
伝票は、売り買いとも同じ大きさ、書く項目も同じ並びの枠。ただ違うのは売り伝票は縁取りや文字が「青」、買いの伝票は「赤」であることです。
営業マンの一番多い間違いはこの伝票を取り違えることであり、私たちはこれをウリ・カイをドテンしたと言ってました。
注文は、支店の株式担当者の電話(場電係といいます)から、本社株式部に伝えられますので、“1株、64万円で売る”注文を“64万株、1円で売る”と書いたら、ここで発見されます。
ここを通過しても、本社株式部で“これなんだ?”とチェックされます。
さらに、株式部から取引所に待機している市場部の担当者に注文が流されますから、ここでもチェックできます。
いま、お利口なコンピューターはこれを全部一人で?やってしまうのです。
とすると、もっともっと利口になってもらわないといけない今度のトラブルですね。
おっしゃるとおりです。そのシステムに慣れている人は「彼のミスだ」ですませますが、慣れる、慣れないの問題ではないと思います。