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信用取引その30信用残についてもう一度

2005-09-05 10:28:41 | 株・いろいろ
 信用取引の売残が過去ピークにせまる水準にきたことはこれまでに何度か書きました。

 いろいろなご意見が寄せられたもともあり、もう一度整理してみます。特に、一般信用取引についてみることにします。

1.信用取引に「一般信用取引」が導入されたのは、平成10年12月1日の証券取引法改正からであり新しい。

2.一般信用取引は貸借取引の利用ができない。(売り注文が受けにくい。)

3.したがって、多くの証券会社は制度信用取引中心であって、並行して一般信用を取扱っている場合も「買い」のみか、「売り」の場合も銘柄が限定されていることが多い。

 という前提の中で、信用取引全体の売残に占める一般信用取引の売残が4割を超えているのをどうみるか、ということです。(買残のそれは1割強ていど。)

 私が、個人投資家が「売り」を一般信用取引にシフトしているとは考えられず、特殊?な売り、例えばヘッジファンドやロング・ショートの運用が利用しているのではないか、と言っているのはこんな背景からでもあります。

 信用倍率が現在かなり低水準にありますが、一般信用の売残のことを考えると(ちょっと乱暴ですが)、今の2.6倍台が0.5ポイントアップの3.1倍台になる?

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