アメリカの株が新値をつけた最近の市場の中では、
「株は高すぎるのでは」とか、「バブルでは」とか、意見がでています。
高いかどうかを判断するモノサシの一つに株価収益率(PER)がありますね。
ある企業の株価が、1株当たり利益(税引)の何倍に買われているか、という数字ですね。
さて、前期の1株当たり利益が100円で、株価が1000円であったとき、、
PERは1000÷100で、10倍と計算されます。その企業の、
今期の1株当たり利益が120円になると予想されれば、
PERは1000÷120で、8.33倍ですね。
もし、PERを10倍まで買うことにすれば、
120×10で、1200円が、目標株価になりますし、
それに近いところにウリ目標を立てれば良いことになります。
ところで、アメリカ株全体のPERをみるときには、
S&P500総合指数のPERが引き合いに出されます。
それはS&P500総合指数は、アメリカ株の75%を含んでいるからですが、
今、そのPERは16倍台半ばで、
東証一部の14倍台半ばより高く買われています。
自分が買う銘柄の目標を立てる時には、市場全体のPERを参考にしたり、
同業銘柄のPERと比較することが一般的です。
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