大河ドラマ“江”と国宝茶碗

　今、国宝に指定されている茶碗が８点あり、

　そのうち５点が唐物（中国）ですが、

　いずれも１２～３世紀の南宋時代に作られています。

　日本には室町時代に伝わってきたようですが、

　ときの権力者？が所持していたことがわかるのは面白いです。

　いま、ＮＨＫの大河ドラマで「江」が放映されていますが、・・・・

　国宝の茶碗につながる話があって興味深いです。

　ひとつは、現在、東洋陶磁美術館にある「油滴天目茶碗」で、

　これは、秀吉に切腹させられた豊臣秀次が所持していました。

　その後、西本願寺　→　転々として今です。

　もう一つは、静嘉堂文庫美術館蔵の「曜変天目茶碗」ですが、

　徳川将軍家にありました。そしてドラマではまだ生まれていませんが、

　江の息子の家光（三代将軍）にまつわるものです。

　そして、家光から乳母の春日野局　→　転々　です。

　今日の午前中、陶芸で出かけていましたが、そんな話をしてきました。