中国の景気不安などで、相場が下げ始めた8月11日以降、
いちばん下げたのは上海総合です。これは火元だから仕方ありませんが、
2番目がなんと日経平均株価なのですね。
何故なのでしょうか。
◎東京市場の売買は、今や6~7割が海外投資家によるものであり、保有株も断然多いです。
それが先週まで6週連続売り越しです。つまり沢山持っている投資家が“売り”に、まわったこと。
◎ヘッジファンドと言われる短期の投機的資金は、大量の株数を買ったり売ったりするのですが、
東京市場は“大量”の株を買ったり売ったりできる数少ない市場であること、なのです。
株の上げ下げには、それなりの経済要因など理屈があるのが普通ですが、
最終的には、“買う人・株数”が多ければ上がり、“売る人・株数”が多ければ下がるという“需給関係”に基づきます。
理屈が後からついてくる場合も多いのです。
今の“売り方”が戻ってくるのを待ちたいですね。