信用取引は資金や株を借りて行う取引ですから、
借りた資金や株は返さなくてはなりません。
制度信用取引では、最長6ヵ月間借りることができます。
6ヵ月目が最終日となりますが、この日を「信用期日」と言います。
例えば、11月4日に売買したとしますと、信用期日は5月4日ですが、
5月4日が休業日の場合は、順次繰り上がります。
なお、一般信用取引の場合は、顧客と証券会社の間で任意に決められます。
「信用期日」は株式相場変動要因になることがあります。たとえば、
ある銘柄の信用買い残が一時的に急増したが、
そのまま売りチャンスがないまま6ヵ月近くが経過しますと、
買建て株を持っている人は決済のために売却しなければなりません。
そのために株価が下がってしまうことがあるのです。
「期日圧迫」というのは、そのような状況を指します。
また、信用期日を利用して、「信用期日が近づいたら下げるだろうから、そこで買おう」という
「期日向かい」の買いが入ることがあります。
売りについても同様です。