信用取引の売り・買い残高を見る

　東証発表、信用取引の１月３１日現在の残高を見ましょう。（金額ベース）

　◎売り残高　５３３７．５億円　

　　内　制度信用取引４０１５．３億円（７５．２％）　
　　　　一般信用取引１３２２．３億円（２４．８％）

　◎買い残高　３兆５２４１．８億円

　　内　制度信用取引２兆９０９７．０億円（８２．６％）
　　　　一般信用取引６１４４．７億円（１７．４％）

　となっていて、制度信用取引が全体の８割前後を占めていますから、

　株価の動きは制度信用取引のルール（例えば６ヵ月の期限付きのような）の中で動いているとみましょう。

　次に、過去６ヵ月間の推移を見ますと、

　◎売り残高の一番少なかったのは、昨年８月９日の４８２９億円

　一番多かったのは１１月２９日の６５４８億円

　あまり大きな変動はなかった？と言えます。

　◎一方買い残高の一番少なかったのは、昨年１１月２２日の２兆７０８４億円

　一番多かったのは、直近１月３１日の３兆５２４１億円です。

　先に書きましたように、買い残高が増えるのは、

　“先行き高い”と見ている人が多いのですが、

　これが増えていくと、６ヵ月以内に売却する人が増えている、

　ということも言えるのですね。