初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

信用取引の「買いvs売り」

2010-08-20 07:32:00 | 株・いろいろ
 株が今後上がると思えば買い、下がると思えば売る、のですが、

 信用取引で「買った金額・株数」と、「売った金額・株数」を比較すると、

 投資家の相場見通しをある程度知ることができますね。

 買った金額÷売った金額、あるいは、買った株数÷売った株数 の値を、

 信用倍率といいます。

 つまり、売り1に対して買いが何倍あるか、ということです。

 その時々の相場の環境によって異なりますが、

 最近の信用倍率は株数ベースで、1~3倍台で続いていました。

 それが、先週末(13日)の数字をみると、

 買い株数3,597,809千株で、売り株数873,555千株でした。

 その結果、信用倍率は4.12倍と4倍台に乗せたのです。

 4倍台は2006年の1月以来です。

 これをどう読むのか。

 先日も書きましたが、買いが多いというよりも、売りが少ないのです。

 信用倍率は上がりましたが、先行き高いから?というより、

 これ以上は下げない?という感じでしょうか。